恩返し ― 2012/09/12 16:21
音楽の仕事にもいろいろあります。
私は指揮者でありながら、
あまり他の方が演奏しない分野を
いくつか背負っているので、
重宝がられる時があるものです。
根っからの興味津々体質なので、
24時間体制で調査研究の日々ですし、
音楽に限らず、文学や美術、
いやサブカルから人間事態まで、
知ると楽しい事はあるものです。
そんな事で資料は増えるばかり。
「そんな本いらないだろう!」と
本棚の3列目の左端に置いた書籍が、
5年後に探していた資料になり、
「一生必要ないでしょう~」と
中学生の頃憧れから買った譜面が、
絶版の重要譜面になっていた上に、
演奏の機会が20年後にあったのでした。
蒐集癖と紙一重ではありますが、
資料収集というのは難しいものです。
もう5年以上も前に、
あまりに研究しすぎたのと、
公演疲労から精神的に大分参った演目。
何故か私に回ってくるものなのですね。
心を決めて恐々資料開いたけど、
恐怖感より懐かしさが先にたち、
内心少しホッとしています。
でも慕っている場合では無く、
急ピッチで作業を進めないといけない。
そして苦手な文章書きまで、
手の抜けない調べモノ。
時期に公演の宣伝もいたします。
私は指揮者でありながら、
あまり他の方が演奏しない分野を
いくつか背負っているので、
重宝がられる時があるものです。
根っからの興味津々体質なので、
24時間体制で調査研究の日々ですし、
音楽に限らず、文学や美術、
いやサブカルから人間事態まで、
知ると楽しい事はあるものです。
そんな事で資料は増えるばかり。
「そんな本いらないだろう!」と
本棚の3列目の左端に置いた書籍が、
5年後に探していた資料になり、
「一生必要ないでしょう~」と
中学生の頃憧れから買った譜面が、
絶版の重要譜面になっていた上に、
演奏の機会が20年後にあったのでした。
蒐集癖と紙一重ではありますが、
資料収集というのは難しいものです。
もう5年以上も前に、
あまりに研究しすぎたのと、
公演疲労から精神的に大分参った演目。
何故か私に回ってくるものなのですね。
心を決めて恐々資料開いたけど、
恐怖感より懐かしさが先にたち、
内心少しホッとしています。
でも慕っている場合では無く、
急ピッチで作業を進めないといけない。
そして苦手な文章書きまで、
手の抜けない調べモノ。
時期に公演の宣伝もいたします。
適宣材 ― 2012/09/13 23:21
毎年行っている夢コンサート。
11月の公演ですが、
8月のチラシ完成に引き続き、
今日新しい宣材が届きました。
チラシ、ポスターは例年ですが、
今回は可愛いポストカードも製作。
平面スペースの少ない店舗や、
飲食店などのカウンターなど、
省スペース利用に役立ってくれるはず。
A4サイズを渡されると身構える方も、
こんな小さな名刺代わりの紙なら、
興味を持ってくださる方、
話の種にしてくださる方も多いかな。
話の隙間にスッと入り込む、
そんな役目で十分です。
今回も楽しく充実した演奏会、
チケットは2000円にて、
絶賛好評発売中です。
狛江文化フェスティバル
夢コンサート2012
~狛江を彩る秋の音~
2012年11月18日(日)15:00~
全席自由2000円
チケットお求めは
(財)狛江市文化振興事業団まで。
http://www.ecorma-hall.jp/
11月の公演ですが、
8月のチラシ完成に引き続き、
今日新しい宣材が届きました。
チラシ、ポスターは例年ですが、
今回は可愛いポストカードも製作。
平面スペースの少ない店舗や、
飲食店などのカウンターなど、
省スペース利用に役立ってくれるはず。
A4サイズを渡されると身構える方も、
こんな小さな名刺代わりの紙なら、
興味を持ってくださる方、
話の種にしてくださる方も多いかな。
話の隙間にスッと入り込む、
そんな役目で十分です。
今回も楽しく充実した演奏会、
チケットは2000円にて、
絶賛好評発売中です。
狛江文化フェスティバル
夢コンサート2012
~狛江を彩る秋の音~
2012年11月18日(日)15:00~
全席自由2000円
チケットお求めは
(財)狛江市文化振興事業団まで。
http://www.ecorma-hall.jp/
合宿 ― 2012/09/14 10:27
年に3回行われているM大オケ合宿。
この時期は12月定期演奏会までには
まだ時間がたっぷりあり、
殺伐とした緊張感はないものです。
でも譜読みと基礎練習を中心とした
どっしり構えてじっくり練習という
充実した時間の過ごし方ができる
技術向上にはもってこいの合宿。
練習前日のお陰か道も空いていて、
300キロの行程もすんなり行き、
別空間の合宿に合流。
サルが部屋に入るので窓は必ず閉め、
鍵をシッカリ掛けてくださいとの指令。
鍵を掛けるほどか?と思いましたが、
サルは部屋の中に食べ物を確認すると、
サッシを両手で左右に揺らして、
鍵を緩めて入ってしまうらしい!
サル知恵で賢すぎますが、
8階でも侵入するから気は抜けない。
確かに鳥のようなキーキーという
鳴き声があちらこちらから聞こえ、
既に被害にあった話も聞いた。
サルも必死なのである。
このオケは酒呑みでも有名ですが、
反省会という名のコンパは、
数年来、少々面白くない・・・。
互いに挨拶をして杯に酒を注ぎ、
乾杯をして会話をするのは、
大切な大人のコミュニケーション。
昼間の練習時にはない時間で、
大人と学生、また学生同士でも、
充実した数時間にして欲しいもの。
でもお酒を煽る(あおる)事だけを
会の中心にして、
コミュニケーションを不足させるのは、
どうしても好きになれません。
先輩の習慣を是が非で継いだ、
受け売りでは成立させられないという事。
しかしこれが難しいようです。
宴席を指導する気はないのですが、
貴重な時間の合理的で有効な使い方は、
明日への体力回復の為の睡眠を考えると、
必要不可欠な練習の一部のような気もする。
余計な老婆心ですが・・・。
酒は杯に注ぐのではなく、
人の間を満たす魔法の道具である。
この時期は12月定期演奏会までには
まだ時間がたっぷりあり、
殺伐とした緊張感はないものです。
でも譜読みと基礎練習を中心とした
どっしり構えてじっくり練習という
充実した時間の過ごし方ができる
技術向上にはもってこいの合宿。
練習前日のお陰か道も空いていて、
300キロの行程もすんなり行き、
別空間の合宿に合流。
サルが部屋に入るので窓は必ず閉め、
鍵をシッカリ掛けてくださいとの指令。
鍵を掛けるほどか?と思いましたが、
サルは部屋の中に食べ物を確認すると、
サッシを両手で左右に揺らして、
鍵を緩めて入ってしまうらしい!
サル知恵で賢すぎますが、
8階でも侵入するから気は抜けない。
確かに鳥のようなキーキーという
鳴き声があちらこちらから聞こえ、
既に被害にあった話も聞いた。
サルも必死なのである。
このオケは酒呑みでも有名ですが、
反省会という名のコンパは、
数年来、少々面白くない・・・。
互いに挨拶をして杯に酒を注ぎ、
乾杯をして会話をするのは、
大切な大人のコミュニケーション。
昼間の練習時にはない時間で、
大人と学生、また学生同士でも、
充実した数時間にして欲しいもの。
でもお酒を煽る(あおる)事だけを
会の中心にして、
コミュニケーションを不足させるのは、
どうしても好きになれません。
先輩の習慣を是が非で継いだ、
受け売りでは成立させられないという事。
しかしこれが難しいようです。
宴席を指導する気はないのですが、
貴重な時間の合理的で有効な使い方は、
明日への体力回復の為の睡眠を考えると、
必要不可欠な練習の一部のような気もする。
余計な老婆心ですが・・・。
酒は杯に注ぐのではなく、
人の間を満たす魔法の道具である。
移動! ― 2012/09/16 23:30
世の中は3連休でしょうが、
音楽家は働かねばならない!
合宿の梯子なのです。
連休の最中の300キロの移動で、
別所のオケの合宿に参加。
学生の合宿から社会人のアマオケへ、
オケの合宿といいながら、
母体は様々な形態です。
でも気の置けない連中との時間は、
昼も夜も楽しいはずなのです。
車のナビというのは
時に可笑しなルートの選択をするもの。
住所記入だけで心地よく案内してくれるが、
最初のルート選択や選択の優先順位を
誤ると大変な目に合う・・・。
事前に一応地図を見て、
移動距離や高速道路の存在など確認して、
目算を施してから車に乗ります。
でもいざ発車する際には、
ナビさんもこのルートを選択するだろうと
勝手に思い込んで操作するので、
面倒なルート選択などせずに、
言うが儘に発車してしまうので、
面倒なことになる・・・。
長野山奥から高速道路で群馬経由、
そこから珍しい繋ぎ高速ルートで
茨城県山間部の目的地にゴール!
のハズだった。
キレイな声と滑舌のよいナビさんには、
全幅の信頼を置いているので、
何も疑わず群馬県で早々に一般道に降りる。
国道に出てみると、
突然「70キロ先を左折です」と言い捨て、
休憩に入ってしまったナビさん。
そうか、、、距離優先だったか。
ままある事なので、焦らず怒らず。
ナビに出ている到着予想時間を
縮める事だけを喜びに、ひた走り。
当初は19時40分着と絶望的な予想、
でも頑張りました。
18時13分に茨城県某山間部の
ゴルフ場の宿泊研修施設に到着。
練習も十分にできる!
どうして1時間半も縮められたのだろう?
秘密です・・・。
台風の影響か雲行きは酷く、
途中何度も豪雨に遭遇。
でも虹が出たりと楽しい移動でした。
音楽家は働かねばならない!
合宿の梯子なのです。
連休の最中の300キロの移動で、
別所のオケの合宿に参加。
学生の合宿から社会人のアマオケへ、
オケの合宿といいながら、
母体は様々な形態です。
でも気の置けない連中との時間は、
昼も夜も楽しいはずなのです。
車のナビというのは
時に可笑しなルートの選択をするもの。
住所記入だけで心地よく案内してくれるが、
最初のルート選択や選択の優先順位を
誤ると大変な目に合う・・・。
事前に一応地図を見て、
移動距離や高速道路の存在など確認して、
目算を施してから車に乗ります。
でもいざ発車する際には、
ナビさんもこのルートを選択するだろうと
勝手に思い込んで操作するので、
面倒なルート選択などせずに、
言うが儘に発車してしまうので、
面倒なことになる・・・。
長野山奥から高速道路で群馬経由、
そこから珍しい繋ぎ高速ルートで
茨城県山間部の目的地にゴール!
のハズだった。
キレイな声と滑舌のよいナビさんには、
全幅の信頼を置いているので、
何も疑わず群馬県で早々に一般道に降りる。
国道に出てみると、
突然「70キロ先を左折です」と言い捨て、
休憩に入ってしまったナビさん。
そうか、、、距離優先だったか。
ままある事なので、焦らず怒らず。
ナビに出ている到着予想時間を
縮める事だけを喜びに、ひた走り。
当初は19時40分着と絶望的な予想、
でも頑張りました。
18時13分に茨城県某山間部の
ゴルフ場の宿泊研修施設に到着。
練習も十分にできる!
どうして1時間半も縮められたのだろう?
秘密です・・・。
台風の影響か雲行きは酷く、
途中何度も豪雨に遭遇。
でも虹が出たりと楽しい移動でした。
本番プログラム ― 2012/09/17 23:59
掛持ち2つ目セイノーオケ合宿も最終日。
滞在時間のあまり無い中で、
充実した合奏をさせていただきました。
演奏会のプログラム選考は
プロの場合はとても難しいものです。
名曲といわれる人気曲を演奏しないと
お客様の動員に不安が出ますし、
といってそのような繰り返しでは、
オケの推進力が弱くなってしまう。
積極的に現代曲も含め演奏したいが、
リクエストにも応えなければいけない、
と言ったバランスを取るのが重要です。
アマチュアオケの場合は、
自分達で考えながらやりたい曲を
選択するので自由度は高いものです。
然しながらアマチュアでも
目的意識を高いところに持てる
選曲が最優先かもしれません。
今回秋の演奏会では、
ベートーベン、モーツァルト、
それにマーラー編曲のシューマンの
交響曲という意欲的な構成です。
ドイツ古典やロマン派をじっくり
研究できる機会は大変にありがたい。
2日で、いやよもや1日で練習をこなす
プロとは違う楽しさはそこでもあり、
指導しながら「ナルホドね」と
発見することもあるものです。
モーツァルトを演奏する意識は、
また別のものですが、
努力を続けると良い音になってきます。
楽しく、そして楽しみが増えた合宿。
疲労に比例して喜びが増すのも、
合宿に行く醍醐味なのです。
台風の影響で常に上空の気圧が不安定。
帰りもモクモクと雲が盛り上がり、
土砂降りに何度も合う羽目に。
滞在時間のあまり無い中で、
充実した合奏をさせていただきました。
演奏会のプログラム選考は
プロの場合はとても難しいものです。
名曲といわれる人気曲を演奏しないと
お客様の動員に不安が出ますし、
といってそのような繰り返しでは、
オケの推進力が弱くなってしまう。
積極的に現代曲も含め演奏したいが、
リクエストにも応えなければいけない、
と言ったバランスを取るのが重要です。
アマチュアオケの場合は、
自分達で考えながらやりたい曲を
選択するので自由度は高いものです。
然しながらアマチュアでも
目的意識を高いところに持てる
選曲が最優先かもしれません。
今回秋の演奏会では、
ベートーベン、モーツァルト、
それにマーラー編曲のシューマンの
交響曲という意欲的な構成です。
ドイツ古典やロマン派をじっくり
研究できる機会は大変にありがたい。
2日で、いやよもや1日で練習をこなす
プロとは違う楽しさはそこでもあり、
指導しながら「ナルホドね」と
発見することもあるものです。
モーツァルトを演奏する意識は、
また別のものですが、
努力を続けると良い音になってきます。
楽しく、そして楽しみが増えた合宿。
疲労に比例して喜びが増すのも、
合宿に行く醍醐味なのです。
台風の影響で常に上空の気圧が不安定。
帰りもモクモクと雲が盛り上がり、
土砂降りに何度も合う羽目に。
藝大ミカド公演 ― 2012/09/18 23:43
来月13日に東京芸大で催される公演に
少し関わっています。
その関係もあり、数年前の資料を
あちこちから引っ張り出したり、
専門書籍を開いて見てみたり、
再度の似非研究者の体であります。
クラシック音楽と偏に括っても
400年以上の歴史がありますが、
大抵のクラシック趣味の方は、
バロックの後からハイドン、
モーツアルト、ベートーベンを経由、
ブラームス辺りの後期ロマン派までの
200年ほどの間への興味でしょうか。
西洋音楽を中心に生業としていたら、
この時代の仕事が90%を占めるでしょうし、
他の数百、数千の作曲家を含めて、
奥が深い時代で勉強も楽しみも満喫です。
保守的と言われる芸大音楽学部ですから、
古楽やバロックの研究、専門演奏家以外は、
ほぼ先生も生徒もこの時代を扱っています。
でも最近はいろいろな切り口で、
芸大カラーはコントラストを強めています。
今度の13日の公演もそんな面白い側面から
日本と西洋音楽の関係を見つめる内容。
藝大プロジェクト2012 ~その時、世界は?
「幕末」
という物々しいタイトル。
幕末期の西洋と日本はどのように
文化芸術面で関わりがあったか、
という考察と実演と言う内容です。
第3回である10月13日土曜日のテーマは、
「ジャポニズム ~外から見たニッポン」
19世紀半ばから興った所謂“日本趣味”
が音楽に与えた影響を取り上げます。
この中で英国の喜歌劇<ミカド>も
後半のメインで取り上げ、
10曲ほどハイライト上演いたします。
10年前には考えなかった内容を
藝大の奏楽堂で行うわけですね。
面白いと言うか開けたというか、、。
でも原稿に追われています。
興味も趣味もそこそこにして、
先に進めないと怒られてしまいます・・・。
少し関わっています。
その関係もあり、数年前の資料を
あちこちから引っ張り出したり、
専門書籍を開いて見てみたり、
再度の似非研究者の体であります。
クラシック音楽と偏に括っても
400年以上の歴史がありますが、
大抵のクラシック趣味の方は、
バロックの後からハイドン、
モーツアルト、ベートーベンを経由、
ブラームス辺りの後期ロマン派までの
200年ほどの間への興味でしょうか。
西洋音楽を中心に生業としていたら、
この時代の仕事が90%を占めるでしょうし、
他の数百、数千の作曲家を含めて、
奥が深い時代で勉強も楽しみも満喫です。
保守的と言われる芸大音楽学部ですから、
古楽やバロックの研究、専門演奏家以外は、
ほぼ先生も生徒もこの時代を扱っています。
でも最近はいろいろな切り口で、
芸大カラーはコントラストを強めています。
今度の13日の公演もそんな面白い側面から
日本と西洋音楽の関係を見つめる内容。
藝大プロジェクト2012 ~その時、世界は?
「幕末」
という物々しいタイトル。
幕末期の西洋と日本はどのように
文化芸術面で関わりがあったか、
という考察と実演と言う内容です。
第3回である10月13日土曜日のテーマは、
「ジャポニズム ~外から見たニッポン」
19世紀半ばから興った所謂“日本趣味”
が音楽に与えた影響を取り上げます。
この中で英国の喜歌劇<ミカド>も
後半のメインで取り上げ、
10曲ほどハイライト上演いたします。
10年前には考えなかった内容を
藝大の奏楽堂で行うわけですね。
面白いと言うか開けたというか、、。
でも原稿に追われています。
興味も趣味もそこそこにして、
先に進めないと怒られてしまいます・・・。
カセットデッキ考 ― 2012/09/19 23:55
ん~振り回されています。
カセットテープ・・。忌わしい・・・。
細かい事は言いませんが、
カセットテープをマスターで渡す作業、
ラジカセで1回流す遊びならいいのだが、
毎日使用するモノとなるとそうは行かない。
カセットデッキは必要な時があるので、
これまで手放さずに置いてあったのだが、
年に1回、2回と重宝するとき、、
というよりネタがカセットしかない時に、
再生するのには必要であったのです。
他の機械なら目もくれないでボタン押し、
CDなんぞ足で蹴るようにトレーを
納めていてもきちんと作動する。
だが、長老に対してはことさら慎重である。
大きく深呼吸して一番下のデッキに向かう。
指先を震わせながら電源スイッチを入れ、
暖気運転よろしく様子を伺い、
さらにひと呼吸置いてEjectボタンを押す。
両手でテープを安定させたら
ゆっくりと丁寧に蓋を閉める。
祈るような気持でPlayボタンを押し、
息潜め耳を傾けて音の状態をチェック。
問題なければここで初めてニッコリ笑顔。
スピーカーにも指差確認をして、
感謝を込めて一礼し、やっと額の汗を拭う。
これがカセットデッキに対するマナーだ。
思えば小学生の頃より音の常元はカセット。
高価なLPレコードは年中は買えないけど、
でも聞きたい興味音源はクラシックから
ロック、ジャズ、ラテンと限りなかった。
毎日、父のFM雑誌を拝借しては、
ワゴンセールで買った安いテープに
ラジオから録音しては擦り切れるまで聴き、
(これをエアチェックと言ったね・・・死語)
テープが買えない時は古い録音から
泣く泣く消去してまた録音する。
これを何度も繰り返していると、
消しても録音が二重三重に聞こえたもの。
そしていつの日だったか、
自前のカセットデッキを持った喜びは、
世界の音楽拝聴王にでもなった気分でした。
が、世の中の流れとは惨いものですね。
いや・・・そんな感傷に浸っている場合か!
目の前のカセットデッキが動かな~い!!
手を合わせて呪文を唱えても、
子供の頃カセットに入れたお気に入りの曲を
口ずさんでも、
振っても磨いても、動かな~い!!
臨終です。
もう一台を引っ張り出すしかないか、、、。
ん??
考えてみると長い間重宝したと言っても、
Playボタンは押してきたが、
Recボタンには触れていないことに気付く。
そりゃ、そりゃそうだ、そうなんだ、
何十年もカセットテープに
録音する必要はもうなかったんだから!!
つづく・・・
カセットテープ・・。忌わしい・・・。
細かい事は言いませんが、
カセットテープをマスターで渡す作業、
ラジカセで1回流す遊びならいいのだが、
毎日使用するモノとなるとそうは行かない。
カセットデッキは必要な時があるので、
これまで手放さずに置いてあったのだが、
年に1回、2回と重宝するとき、、
というよりネタがカセットしかない時に、
再生するのには必要であったのです。
他の機械なら目もくれないでボタン押し、
CDなんぞ足で蹴るようにトレーを
納めていてもきちんと作動する。
だが、長老に対してはことさら慎重である。
大きく深呼吸して一番下のデッキに向かう。
指先を震わせながら電源スイッチを入れ、
暖気運転よろしく様子を伺い、
さらにひと呼吸置いてEjectボタンを押す。
両手でテープを安定させたら
ゆっくりと丁寧に蓋を閉める。
祈るような気持でPlayボタンを押し、
息潜め耳を傾けて音の状態をチェック。
問題なければここで初めてニッコリ笑顔。
スピーカーにも指差確認をして、
感謝を込めて一礼し、やっと額の汗を拭う。
これがカセットデッキに対するマナーだ。
思えば小学生の頃より音の常元はカセット。
高価なLPレコードは年中は買えないけど、
でも聞きたい興味音源はクラシックから
ロック、ジャズ、ラテンと限りなかった。
毎日、父のFM雑誌を拝借しては、
ワゴンセールで買った安いテープに
ラジオから録音しては擦り切れるまで聴き、
(これをエアチェックと言ったね・・・死語)
テープが買えない時は古い録音から
泣く泣く消去してまた録音する。
これを何度も繰り返していると、
消しても録音が二重三重に聞こえたもの。
そしていつの日だったか、
自前のカセットデッキを持った喜びは、
世界の音楽拝聴王にでもなった気分でした。
が、世の中の流れとは惨いものですね。
いや・・・そんな感傷に浸っている場合か!
目の前のカセットデッキが動かな~い!!
手を合わせて呪文を唱えても、
子供の頃カセットに入れたお気に入りの曲を
口ずさんでも、
振っても磨いても、動かな~い!!
臨終です。
もう一台を引っ張り出すしかないか、、、。
ん??
考えてみると長い間重宝したと言っても、
Playボタンは押してきたが、
Recボタンには触れていないことに気付く。
そりゃ、そりゃそうだ、そうなんだ、
何十年もカセットテープに
録音する必要はもうなかったんだから!!
つづく・・・
カセットテープ愛 ― 2012/09/20 23:49
そもそもカセットテープ!
どうして未だにこれを使うのか。
お願いだから近代化して・・・。
ハードディスクとは言わないから、
CDプレイヤーとか、せめてMDとか、
カセットテープの時代からナンボでも
世の中は進化をしてきたではないか!
判りますよ、判ります。
姐さん方の踊りから、お三味線の稽古、
はたまた詩吟から先輩の相撲甚句まで。
こんなお稽古時に、
親指ボタンだけで最も素早い動作で、
間違えなく作動してくれるのは、
なんと言ってもカセットテープ!
なにせ回転を目で確認できますから、
間違えなく安心できる心の保険。
手の平サイズのカセットプレイヤーは、
赤で録音、青で再生、
早送り>>巻き戻し<<も記号で解る。
それにスピーカー内臓で稽古後には、
お茶席の友として話題を提供し、
さらに家に帰ればゆっくり再生で
納得しながら予習復習もにも余念なし。
初代ウォークマンより小さくても、
機能は簡単操作の世界最安心設計。
お稽古用ならいいんです・・・。
でも公共用とか、広域用は、
どうにか近代化を受け入れて欲しい(泣)。
折角いい音目指して準備して、
しっかり打ち込んでデジタル音声に変換。
時間調性、音色調整と検証を重ね、
出来上がった音は世界最高!
と思ったが、、、。
提出はカセットテープ。
いいんです、判っています。
心から理解して笑顔で作業なんです。
ところが、売っていないのです。
毎日の仕様に耐えうるであろうと言う、
確証と責任を持てる高級品がない。
若い方々はご存じないかも知れませんが、
テープ世代のオーディオファンは、
いや音楽ファンも同じでしょうが、
テープの材質にトコトン拘った!
NormalPositionでは歪むと言われ、
CromePositionなら数度の使用も、
また大事な録音の保存にも最適と教わり、
次にFer.Cromeでないとクラシックは
再生できないと罵られたのだ。
さらに時代はMetalという最終兵器を
用意してカセットテープ音色の
頂点に立つ事になったのです。
当時買えなかったHi-Position用の
高級カセットを大人買いしてやろうと、
ニヤニヤしながら大手家電屋、Amaz○○君、
いろいろ歩き回って探した。
1本1,000円だって2,000円だって、
いや最高の音で毎日聞くためなら、
10,000円のカセットテープ購入したい!
この意気込みで探し回ったが、、、
何処にもない。
青春を返せ~~!!
テープへの執着は大人が仕組んだ
マヤカシであったのか?
健全な音楽ファンの気持を弄んだのか!
と憤っても作業は進まず。
仕方なく白旗を掲げながら、
普及品を買い求めはしました。
でも、でも・・・。
解消されないモヤモヤ。
どうして未だにこれを使うのか。
お願いだから近代化して・・・。
ハードディスクとは言わないから、
CDプレイヤーとか、せめてMDとか、
カセットテープの時代からナンボでも
世の中は進化をしてきたではないか!
判りますよ、判ります。
姐さん方の踊りから、お三味線の稽古、
はたまた詩吟から先輩の相撲甚句まで。
こんなお稽古時に、
親指ボタンだけで最も素早い動作で、
間違えなく作動してくれるのは、
なんと言ってもカセットテープ!
なにせ回転を目で確認できますから、
間違えなく安心できる心の保険。
手の平サイズのカセットプレイヤーは、
赤で録音、青で再生、
早送り>>巻き戻し<<も記号で解る。
それにスピーカー内臓で稽古後には、
お茶席の友として話題を提供し、
さらに家に帰ればゆっくり再生で
納得しながら予習復習もにも余念なし。
初代ウォークマンより小さくても、
機能は簡単操作の世界最安心設計。
お稽古用ならいいんです・・・。
でも公共用とか、広域用は、
どうにか近代化を受け入れて欲しい(泣)。
折角いい音目指して準備して、
しっかり打ち込んでデジタル音声に変換。
時間調性、音色調整と検証を重ね、
出来上がった音は世界最高!
と思ったが、、、。
提出はカセットテープ。
いいんです、判っています。
心から理解して笑顔で作業なんです。
ところが、売っていないのです。
毎日の仕様に耐えうるであろうと言う、
確証と責任を持てる高級品がない。
若い方々はご存じないかも知れませんが、
テープ世代のオーディオファンは、
いや音楽ファンも同じでしょうが、
テープの材質にトコトン拘った!
NormalPositionでは歪むと言われ、
CromePositionなら数度の使用も、
また大事な録音の保存にも最適と教わり、
次にFer.Cromeでないとクラシックは
再生できないと罵られたのだ。
さらに時代はMetalという最終兵器を
用意してカセットテープ音色の
頂点に立つ事になったのです。
当時買えなかったHi-Position用の
高級カセットを大人買いしてやろうと、
ニヤニヤしながら大手家電屋、Amaz○○君、
いろいろ歩き回って探した。
1本1,000円だって2,000円だって、
いや最高の音で毎日聞くためなら、
10,000円のカセットテープ購入したい!
この意気込みで探し回ったが、、、
何処にもない。
青春を返せ~~!!
テープへの執着は大人が仕組んだ
マヤカシであったのか?
健全な音楽ファンの気持を弄んだのか!
と憤っても作業は進まず。
仕方なく白旗を掲げながら、
普及品を買い求めはしました。
でも、でも・・・。
解消されないモヤモヤ。
体力次第 ― 2012/09/22 23:05
明日は先週雨天順延になってしまった
地元草野球の公式戦。
今日は調整を兼ねて練習試合で、
午前中しっかり参加。
私は明日仕事で出られないのですが、
それはそれで、やはり野球は楽しい。
前日がどんなに遅くても早起きは
何でも無いのが趣味の恐ろしさ。
7時に起きて準備して、
みなさんと集合して数台に分乗、
隣の県のグランドまで遠征です。
結果はあまり芳しくないし、
わたしも凡打ばかりでしたが、
暑くなく前日の雨で砂も舞わず、
楽しい試合になりました。
お彼岸で車多い道を避けて帰宅。
みんなと昼食食べたかったが、
直ぐに出なくては・・・
シャワーして準備して家をまた出る。
直ぐ大塚のスタジオに行き、
皆さんの練習中に合流し、
アンサンブルの指導。
来月演奏会なので、老若男女、
なかなか気合が入っていて良い。
やはり旧知の仲は居心地よいし、
近況なども聞きながら楽しい時間。
でも直ぐに移動しなくてはならず、
走るようにスタジオを後にする。
みんなと一緒に乾杯したかったが、
先を急がねばいけない・・・。
さらに夜もオケの練習。
こちらも充実してきて大事な時間。
少し丁寧に、しかし全体を通す日。
もっと無駄話をしながらニコやかに
練習は進めたいところなんですが、
時間に追われ真面目過ぎるリハです。
そしてようやく練習も終わり、
本日の行動は終わったのだが、
ロールパン1つと栄養補助ドリンクで、
1日過ごした事に気付きクラクラ・・・。
そそくさと皆と呑みに行き、
ビールを飲めば体力回復。
2時間笑って呑んで終電。
明日は9時に音だしで練習ですが、
明日は明日、今日をしっかり〆ないと、
どうも落ち着かずこうなるわけです。
野球と指揮の両立。
周りから怪我を心配されますが、
オペラ5時間、バレエ3回公演とか、
そっちの方が体には危ないと思う・・・。
写真はギャラリーが多い我がチームの
試合中の1コマ。
地元草野球の公式戦。
今日は調整を兼ねて練習試合で、
午前中しっかり参加。
私は明日仕事で出られないのですが、
それはそれで、やはり野球は楽しい。
前日がどんなに遅くても早起きは
何でも無いのが趣味の恐ろしさ。
7時に起きて準備して、
みなさんと集合して数台に分乗、
隣の県のグランドまで遠征です。
結果はあまり芳しくないし、
わたしも凡打ばかりでしたが、
暑くなく前日の雨で砂も舞わず、
楽しい試合になりました。
お彼岸で車多い道を避けて帰宅。
みんなと昼食食べたかったが、
直ぐに出なくては・・・
シャワーして準備して家をまた出る。
直ぐ大塚のスタジオに行き、
皆さんの練習中に合流し、
アンサンブルの指導。
来月演奏会なので、老若男女、
なかなか気合が入っていて良い。
やはり旧知の仲は居心地よいし、
近況なども聞きながら楽しい時間。
でも直ぐに移動しなくてはならず、
走るようにスタジオを後にする。
みんなと一緒に乾杯したかったが、
先を急がねばいけない・・・。
さらに夜もオケの練習。
こちらも充実してきて大事な時間。
少し丁寧に、しかし全体を通す日。
もっと無駄話をしながらニコやかに
練習は進めたいところなんですが、
時間に追われ真面目過ぎるリハです。
そしてようやく練習も終わり、
本日の行動は終わったのだが、
ロールパン1つと栄養補助ドリンクで、
1日過ごした事に気付きクラクラ・・・。
そそくさと皆と呑みに行き、
ビールを飲めば体力回復。
2時間笑って呑んで終電。
明日は9時に音だしで練習ですが、
明日は明日、今日をしっかり〆ないと、
どうも落ち着かずこうなるわけです。
野球と指揮の両立。
周りから怪我を心配されますが、
オペラ5時間、バレエ3回公演とか、
そっちの方が体には危ないと思う・・・。
写真はギャラリーが多い我がチームの
試合中の1コマ。
雨順延2 ― 2012/09/23 23:09
そして本日は昨夜からの雨が降り続き、
公式試合も中止になってしまった。
私は眠い目を擦りながら7時に起床し、
9時のリハーサルに合わせて出発。
オケのメンバーが揃わないのは、
どのオケでも苦労するところであり、
掛け持ちしている方も多数居り、
秋から冬の公演シーズンは、
プロ演奏家のように忙しい方は、
大変多いです。
ううむ、でもそれだけではない、
事情がありそうな参加者の少なさに、
団員ではない私が憤っても仕方なく、
来ている方々に感謝しながら、
本番に向けモクモクと練習するのみ。
参加者の少なさは指揮者の魅力に
比例する事と戒めましょう。
始終雨、一旦家に帰り、
夜の仕事に合わせてまた出る。
まだ雨・・・。
野球の試合は来週に順延。
30日午前はやはり出られないです。
仕方ない秋冬演奏会シーズン中です。
ん?よく考えると、
仕事で私が出られないという事は、
チームにとって参加者の少ない事に同じ。
ううむ、申し訳ないのは私でもあるのか。
公式試合も中止になってしまった。
私は眠い目を擦りながら7時に起床し、
9時のリハーサルに合わせて出発。
オケのメンバーが揃わないのは、
どのオケでも苦労するところであり、
掛け持ちしている方も多数居り、
秋から冬の公演シーズンは、
プロ演奏家のように忙しい方は、
大変多いです。
ううむ、でもそれだけではない、
事情がありそうな参加者の少なさに、
団員ではない私が憤っても仕方なく、
来ている方々に感謝しながら、
本番に向けモクモクと練習するのみ。
参加者の少なさは指揮者の魅力に
比例する事と戒めましょう。
始終雨、一旦家に帰り、
夜の仕事に合わせてまた出る。
まだ雨・・・。
野球の試合は来週に順延。
30日午前はやはり出られないです。
仕方ない秋冬演奏会シーズン中です。
ん?よく考えると、
仕事で私が出られないという事は、
チームにとって参加者の少ない事に同じ。
ううむ、申し訳ないのは私でもあるのか。
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