前乗り2011/08/05 23:04

今週はあまりに準備が忙しく、
報告をしている時間もなくなりました。
これまでの音楽祭では、
事前リハーサルに時間をかける事を避け、
なるべく現地にてリハーサルをして、
合理的かつ経済的に行いましたが、
今年は舞台芸術モノもあり、
なかなかそうはいかない。
加えてプロデューサーとして、
様々な事務的な仕事、連絡に加えて
当日配布のプログラム作成もあり、
なんだか相変わらずの忙しさ。
1週間でも1回でも大変なものです。

本日はG大にてリハ。
<動物の謝肉祭>東京リハですが、
集まった奏者の関係がおもしろく、
初対面の方も多いのも面白い。
でも音楽をやり出したら、
そんな事は関係ないものです。
その後舞台美術を積んで、
夜東京を出発して小淵沢着です。

とにかく間に合ったので、
近所の公営温泉に飛び込んでから、
深夜に家の鍵を開ける。
疲れきったままビールの栓を抜き、
テレビをつけると砂の嵐。
「地デジ化していなかった・・・」
ニュースが見たく、
仕方なく、形態のワンセグを開く。
入らない・・・、山奥ではないのに。
でもどうしてもニュースを見たくて、
最近契約したipadのA新聞アプリの
起動をしようとopadを引っ張り出した。
蓋を開けてアプリ起動。
開かない、いや電波が無い。
3Gは圏外と出てピクリとも動かない。
Sバンク、君は・・・。

テレビも映らず、ネット環境も無く、
久しぶりに酒を呑みながら、
脳と会話を楽しみました。

前夜2011/08/06 23:18

朝から仕込みです。
演奏会なら椅子を並べて楽器を配置、
でも今回は舞台美術があるので、
朝から力仕事なのです。
生涯学習課の方々が大変働いて下さり、
ありがたいことでした。
男手というのは助かるものです。
低予算で行うゆえ、
スタッフは最小限度に抑えますが、
絶対数必要なのが力仕事。
助かります!
毎度世話になっている舞台監督のT氏。
なくてはならない方ですが、
冷房が抑えられた暑い舞台では、
大変な作業をさせてしまった。
でも時間には余裕もあり、
定刻で稽古スタートです。
東京のゲストも現地入りして、
舞台で通し稽古をする。
ここの集中度で出来が左右されます。

大きな問題もなく、
後は歌手の皆さんの体力を
明日に温存して終了となりました。
器楽の方々は毎日の演奏、
厳しいスケジュールに慣れていますが、
声というのは喉が楽器、
普段の練習でも2時間も本気でやれば、
もうそれで店はお開き。
半日演奏できる器楽とは違うのです。

夕食は東京組中心にゆっくり。
自己紹介なども兼ねて、
テーブルを囲みました。
楽しい話、酒の話、音楽の話、
時間が経つのは早いものです。
でも皆で笑って食事して、
こういうコミュニケーションは、
公演前に本当に大切な時間です。
さて今夜も音の無い生活、
でも明日の<動物の謝肉祭>の
トーク部分を考えなければ。
トーク→指揮→トーク→指揮
慣れているとは言え、
毎回緊張するものなのです。

音楽祭当日2011/08/07 23:33

そして音楽祭当日。
この音楽祭は、
八ヶ岳「北杜国際音楽祭」2011.
しかしながら今年は震災の影響、
そのたモロモロの諸事情有り、
開催は1回になり、
内容は国際とは言い難く、
本来の音楽祭の趣旨である、
東西音楽の融合と発信という、
真に大きな目標ともずれている。
しかしながら今回の1回は、
重要且つ未来に向けた公演なのです。

毎年お客さんの入りが芳しくなく、
これはプロデューサーでもある
私の力の無さなのでしょうが、
質の高い内容と出演者でも、
なかなか集客に繋げるのが厳しい。
今年は出演者がチケット販売に
大変協力をしてくださったので、
客足もとても早かった。
大勢のお客様の前で地元の出演者、
また素晴らしい東京からのゲスト、
皆さん楽しませる演奏をして
この日までの成果を演奏で魅せる。
<動物の謝肉祭>、<のはらうた>、
両方の演目とも、
本番の暖かい拍手が+αとなり、
準備の甲斐があった素晴らしい公演。
出演者の方々には心より感謝。

そして裏方に徹したスタッフ、
役所の方々、ボランティアスタッフ。
皆さん適材適所で事故もなく、
終演いたしました。
スタッフにも心より感謝をしています。
すぐロビーに出て挨拶しましたが、
帰られるお客さまの笑顔が、
なによりの御褒美であり、
評価と思っております。
ホッとしております・・・。

そこから撤収も大変でしたが、
打ち上げて笑って写真を撮り、
とにかく乾杯と相成ったのでした。
この写真、私が撮っていますが、
私の姿は後ろのガラスの間から
オレンジのポロシャツにて参加。
日帰りのゲストもあり、
全員ではないですが皆さん良い笑顔。

帰京2011/08/08 23:12

昨日は深夜まで打ち上げでしたので、
今日はゆっくり寝て・・・、
のつもりでしたが根っからの貧乏性、
一度目が覚めると二度寝できない性分。
起きて会計などの見直しの残務処理。
そう本番は指揮者でも音楽祭は
プロデュースの立場なので、
まだまだ終わっていないのである。

あちこち挨拶してからゆっくり帰京。
大塚のスタジオに美術、小道具その他、
地下まで荷降ろしで汗だく。
でもこれで物理的には終了気分
家に戻り近所にレンタカーを返し、
ホッとしながら日常に帰還です。

長い話が始まりそうなので、
次の行からは明日に持ち越し。
写真は、真樹ちゃんが叩いていた、
打楽器のひとつ。
こんな何気ない民族楽器なのですが、
日本では手に入らない音。
こういう拘りと隠し味が音楽を
より人間の耳に届き易くするものです。

音楽祭雑記2011/08/09 23:27

昨日から続きます。

音楽祭は2006年から6回目でした。
“東西音楽の交流の聖地”をテーマに、
常に新しい音楽と文化を発信続け、
世界でも唯一の国際音楽祭の自負も
大いにありながら、
創始者であり芸術監督の義父を
サポートする責務に負われた6年間。
音楽祭理想と理念は素晴らしく、
聴きにこられたお客様からは、
常に賞賛の声と大きな拍手。
海外ゲストでは何度も来日を
お願いした奏者も多く、
また北杜の環境を気に入る方ばかり。
そういう意味ではとても嬉しかった。

でも簡単ではない準備と大変な集客、
資金繰りはもっと切実で、
少ないスタッフで切り盛りしないと
とてもではないがやってはいけない。
新参者の私を助けてくださる、
地元の方々、義父の関係者、
勿論協賛の方々もあっての音楽祭。
その度に有難さと申し訳なさで、
汗と涙の毎年の千秋楽なのでした。

“東西音楽交流の聖地”
なんという美しい響きでしょう。
この世に聖地の候補として許される
場所がまだあるなら、
北杜もこの理想を実現するのに
とても近い場所にあります。
太陽と水、山と緑に囲まれた
素晴らしい自然の聖地は、
芸術監督の御眼鏡に狂いなしです。
でも様々大変な要素がいっぱい。
滞積していくということは、
出口の光までの距離を目くらませ、
振り返った入り口の戸の前は、
滞積した堆い用件で山となっています。
それでも毎年やりたいと思うのは、
お客様の笑顔と拍手があるから。
そんなご馳走の一時のために、
膨大な時間を準備にかけてきました。

今年は震災の影響もあり、
毎年1週間~10日を期間として
実施してきた音楽祭も1日限り。
本当は公演0回で話は始まった。
でも今回実現させた公演には
やり遂げたい理由があった。
それは「距離」なのです。
音楽祭理念と土地との距離。
つまり理想の聖地と人間の距離。
この距離が6年間で、
ほんの少しでも縮まった事を、
どうしても確認しておきたかった。

この数年は子供たちに音楽祭を
感じて欲しいと思い、
小中学生入場無料にしたり
学校にチラシを配布して頂いたり。
教育長、教育機関も協力してくださり、
この働きかけが今年は鑑賞教室という
アウトリーチ活動になって実を結んだ。
興味を持ってくれたのか?
音楽をもっと知りたいと感じたか?
子供の反応は私の確認脳裏に刻み、
そして音楽祭公演を迎えた。
だからこそ終演後のお客様の笑顔に
心の定規をあてながら、
確認したかった距離を測らせて頂き、
そしてホッとしたものです。

振り返ると切りがないので、
この辺りでやめましょう。
複雑な心境の今年なのですが、
よい公演であったことには
変わりはないのですから。

写真は桔梗。
小淵沢の家の庭に咲いていました。
この花は元々私が好きで、
16年前にベランダで種から育て、
山の家に植え替えたものでしたが、
昨年庭を全部掘り返して、
更地のようにしたので、
桔梗も全部諦めましたが、
こいつらの繁殖精神は強いです。
咲いていたのはたった数輪ですが、
こんな事が嬉しいのですね。

草野球2011/08/12 09:08

「明オケ甲子園」、要するに
大学アマオケの草野球であるが、
面白いので参戦でした。
今でもバッティングセンター通い、
子供の頃は4番で投手などと
相当やったとは言っても、
もはや実戦は風前の灯の今。
フル参戦は余りに危険なので、
1番バッターのDHで
勘弁させていただきながら、
砂埃にまみれて学生と野球。

世代が違うのでしょうが、
今の若い子達で野球を
ほぼやったことが無い人が、
結構いるものです。
サッカーの浸透が影響している
のだと思われますが、
学生と共に宴会の後に繰り出す
深夜のバッティングセンターでは、
ひどく滑稽な姿に驚く事もある。
ま、しかし広いグランドに出て、
陽を浴びての(熱中症注意)の試合は、
大変気持よいものでした。
最終回に意気込んで投手志願したら
あまりに真ん中に集まり過ぎて、
サヨナラヒットを浴びました。

杉並区の野球場だったので、
自転車で行きましたが、
仕事で早退させていただき帰宅。
しかし帰りが暑かった。
35度超えの午後1時過ぎに
自転車に長時間乗ってはいけない!

頼み下手2011/08/16 23:40

プロデュースを抱える事が多く、
解決できず進められない時には、
寝汗で目覚めるほどのストレス。
さまざまな演奏関係の仕事でも、
オケとの仕事、バレエとの共演、
オペラ関係の大所帯、スタッフとの連携、
地元の文化振興事業、地方の文化振興、
アマチュアとの協働と共闘公演・・・。
これらが頭の中でうごめいていて、
ありとあらゆる人間関係に対処。
考えると大変なものである。

しかしながら有難いことには、
こんな私を助けて下さる方々である。
1年ぶりにお会いしても、
3年ぶりに電話でお願いしても、
困った顔、嫌な声もなく真摯に考え、
プロジェクト参加をしてくれる。
こういう関係で公演をすると、
演奏者とはリアルタイムに解け合い、
スタッフとは終演後まで談笑。
いつでも会える家族ではなく、
しかし何時会っても気心は解る、
まさに親戚のような方々が多い。

これから5ヶ月ほど、
必死にならなければ成功しない
大切なプロジェクトが始まります。
音楽の采配とは矛先が異なる、
公演を成功に導く意義は、
その土地の文化振興でもあり、
自分と関係者の血と肉になるのです。
期待の大きさは準備の膨大さであり、
勝算を見据えた即決力は経験です。
溺れない心と、冷めない魂。
虚弱な精神には辛いでしょうが、
やりぬく宣言です。

頼まれ上手の頼み下手。
これを矯正する下半期になりそうです。

甘味の神2011/08/28 23:09

まったくもって盆休みのブログ。
様々忙しかったり暑かったり、
天候不順だったりと、
書くことは満載でしたが、
まぁ、こういう時もあります。
元気ですのでご心配なく!

この8月はいつもにも増して
大変世話になった、
山梨本店の洋菓子のシャトレーゼ。
都内も支店を多く展開しています。
シャトレーゼ公式HP:
http://www.chateraise.co.jp/

何度も言っている気がしますが、
私は甘いもの大好きなので、
このお店は御用達。
今日も夕方に時間を見つけ、
車でいそいそと近所のお店に出向いた。
買い物は、
アイスバー(ラムネ) 6本
特価ミルクアイスバー 2本
カップアイス 2個
ロールケーキ 1個包装
みたらし団子 1小ケース

これだけ買っても811円・・・。
問屋のようである。
しかも夏のプレゼントイベントで、
アイスの領収書を3枚(3回来店分)
で6本入りアイスプレゼント。
で、アイスバー(グレープ)も獲得。
アイスバー14本とカップアイス2個
みたらし団子とロールケーキ、
なんでこんなに買えるのか
(貰ったものも含まれるが)不思議。
会員カードでポイントもついてる。

神だと思う、この店は。
和菓子、洋菓子なんでも揃い、
ワインから贈答品に到るまで、
山梨の自然の恵みが凝縮している。
秋もまたお世話になるのだろう。

前世麦の会20112011/08/31 23:52

久しぶりに昼間から大酒!
と言っても大事な会合です。
少し前のオペラ関係仲間との会、
<前世麦の会>
毎回の稽古後に男女問わず、
ビールだけしか飲まない我々が、
よく話し合った結果、
どう考えても前世は麦だったに違いない、
という結論に達して命名。

これまでもサントリー、
キリンの工場見学に行ったり、
美味しいビール環境を求めて、
あちこちで飲みました。
そして今日は、
サッポロビール千葉工場です。
本当は工場見学したかったのですが、
今年一杯見学コースは休止。
でも館内のジンギスカン&ビール
のレストランはにぎわっています。

サッポロに仕事で行った時に
ビール園に行った事もありましたが、
工場で飲むビールは新鮮で間違えなし!
美味しいものですね。
1年振りにあった5人でしたが、
皆さんそれぞれに忙しそう。
元気で何よりなのでした。
お腹一杯のジンギスカンと、
ちょっと書けないほどビールを
飲み干して大満足なのでした。
カウンター