第九Love2011/04/24 01:57

2週間ぶりの松本。
まだまだ花粉がヒドイ・・・。
でも桜がまだ咲いていて、
東京からの距離と標高を感じる。
7月の公演の練習ですから、
まだ焦る事もなく、
弦楽器の細かい音程やリズムも
チェックさせていただきながら、
練習は進んでいきました。

あちこにの公演で、
私はベートーヴェンを振らせて
頂くことが多いのですが、
これは非常に有難く、
何度やっても楽しく、
そしていつになっても難しい。
昨今の日本人の実力なら、
アマチュアだって出来るのは、
当たり前の古典中の古典ですが、
これが難しいのですね。
理路整然と並んだ音符には、
ゴシック建築のような厳格さと、
良家の規律があるのですが、
威張った冷酷な音列ではない。
戒律の音楽の中にこそ、
人間的な温かみと顔には出さない
感情の起伏などが
沢山盛り込まれているのです。
難しい顔した彼ですが、
自然を愛し続けた優しさは、
自身の温かみとなっているのですね。

しかし松本は寒かった・・・。
夜は5~6度まで下がったでしょう。
ペラペラな麻ジャケットで
行くのもではないと、
思い知ったのでした。

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