アンプル ― 2010/06/24 23:28

これ何だか解かります?
これがないと大変なことになる、
大切なものなのです。
これ、長さ10mmほどの自転車部品、
「アンプル」と呼ばれているもので、
自転車のチェーンの繋ぎ目に入れるもの。
チェーンは、キャタピラみたいなもので、
円運動をしながら確実にギヤ板を噛んで、
無駄なく漕いだ動力を推進力に変える部分。
この小さなアンプルが、
チェーンのひとつひとつを繋いでいて、
もっとも過酷を強いられた小さな英雄。
チェーンは耐久性、強度がありますが、
相当の力で引っ張られ続けるので、
数百キロ走ると次第に伸びていきます。
余りに伸びると、外れる危険があるので、
チョキンときるのですが、
そのときに、このアンプルを専用工具で、
抜いたり入れたりするのです。
写真の真ん中がくびれているのは、
先の部分、少し細くなっていて、
挿入しやすい状態であり、
ここから押し込んで、使用するのは、
実は下半分。
依然はこのシステムがなく、
チェーンを繋ぐのは、自転車整備の鬼門、
技が必要とされたものです。
まだ変えたばかりのチェーンでしたが、
不具合があり、一度外す事に。
メインテナンスしたあと、戻すための
新しいアンプルが手元にないと気づく。
確かに専門店ではアンプルセットで、
数百円で売っているのですが、
この為に都心に出る、通販は嫌だ・・・。
ほどなく近所の専門店風のお店で、
「アンプルありますか~?」と訪ねると、
「置いてナインだよね・・」と店主。
決して無いはずはないのだ、
店中の自転車に使用されているし・・・。
それでも工具箱の中を覗き込みながら、
指先で部品を選り分け、額に汗。
「おう、あったよ、ここにひとつ!」
宝物を発見したように喜びながら、
指先で摘み丁寧に掌に落としてくれた。
「いいよ~、金取れないからヤル」、
“そりゃそうだ”と高飛車に思うも、
感謝感謝なのである。
笑顔でお礼を述べて握り締めた。
こんな小さな部品ではあるが、
欠けては成らないことを知っている、
自転車愛好同士の交流である。
これがないと大変なことになる、
大切なものなのです。
これ、長さ10mmほどの自転車部品、
「アンプル」と呼ばれているもので、
自転車のチェーンの繋ぎ目に入れるもの。
チェーンは、キャタピラみたいなもので、
円運動をしながら確実にギヤ板を噛んで、
無駄なく漕いだ動力を推進力に変える部分。
この小さなアンプルが、
チェーンのひとつひとつを繋いでいて、
もっとも過酷を強いられた小さな英雄。
チェーンは耐久性、強度がありますが、
相当の力で引っ張られ続けるので、
数百キロ走ると次第に伸びていきます。
余りに伸びると、外れる危険があるので、
チョキンときるのですが、
そのときに、このアンプルを専用工具で、
抜いたり入れたりするのです。
写真の真ん中がくびれているのは、
先の部分、少し細くなっていて、
挿入しやすい状態であり、
ここから押し込んで、使用するのは、
実は下半分。
依然はこのシステムがなく、
チェーンを繋ぐのは、自転車整備の鬼門、
技が必要とされたものです。
まだ変えたばかりのチェーンでしたが、
不具合があり、一度外す事に。
メインテナンスしたあと、戻すための
新しいアンプルが手元にないと気づく。
確かに専門店ではアンプルセットで、
数百円で売っているのですが、
この為に都心に出る、通販は嫌だ・・・。
ほどなく近所の専門店風のお店で、
「アンプルありますか~?」と訪ねると、
「置いてナインだよね・・」と店主。
決して無いはずはないのだ、
店中の自転車に使用されているし・・・。
それでも工具箱の中を覗き込みながら、
指先で部品を選り分け、額に汗。
「おう、あったよ、ここにひとつ!」
宝物を発見したように喜びながら、
指先で摘み丁寧に掌に落としてくれた。
「いいよ~、金取れないからヤル」、
“そりゃそうだ”と高飛車に思うも、
感謝感謝なのである。
笑顔でお礼を述べて握り締めた。
こんな小さな部品ではあるが、
欠けては成らないことを知っている、
自転車愛好同士の交流である。
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