雨あがり ― 2010/05/12 23:20

午前中から会場下見があるので、
さぁ行こうと、10分前に自転車に乗るも、
ポツリポツリ降り始め、周り1週で帰宅。
車に乗り換えて多摩川土手まで車で走る。
役所関係者、私の周りの関係者、業者、
少し前に到着の様子でグランドレベルに居る。
雨足は少し強くなるも、まだ平気。
しかし、雨振りは気圧の関係であり、
土手に吹き上げる風が速度を上げ始めた。
挨拶もそこそこに本題に入り、
舞台の場所、お客さんの角度、
高さ、イントレの段数、照明、音響、
様々な問題点を指摘しながら話し合うも、
雨は横殴りに叩き付け始めた。
流石に傘がないと耐えられない降雨。
途中で気を利かせた業者さんが、
車内から置き傘を配るが、
雨一向に止む気配無し!
「○○部長!撤収しないとムリムリ!」
溜まりかねた、いや堪え性の無い私。
「撤収!」鶴の一声ですぐに撤収・・・。
午後、仕事で出掛けた帰りに寄った渋谷。
お気に入りの古本屋がある。
何年も前から、渋谷に行けば覘き、
ついつい長居してしまう本屋である。
神保町にも研究用の書籍は豊富だが、
意外にサブカルチャー+アート関係は、
見つけにくい分野なのです。
学者が本を売る事は少ないため、
古本の数自体が少ないのも頷けます。
再販される可能性すら薄い本だから、
手放さない研究者も多いわけです。
新刊で目に付くものは私も買いますが、
ハッキリ言って買い切れ無い。
書店にすら並ばない本も多く、
新刊の紹介文だけで“想像買い”。
衝動買いよりも確立の悪い買い物です。
作品研究の本でも、音楽理論でも、
クラシック関係の名著は数限りない。
でも、私が欲する本は、
大抵まともな本では無いのだ。
明治時代の西洋音楽黎明期関連の本なら、
探せば優秀な研究書があるのだが、
その頃の流行や、大衆、庶民風俗と、
西洋音楽の関連となると僅少である。
東京音楽学校の歴史なら紐解けば判るが、
2キロ離れた浅草六区の流行史になると、
文献事態極端に少なくなるもの。
でも今日買ったのはそんな種類でもない。
「ミュンヘン、キャバレー、政治」
「グリーンマン」の2冊。
20世紀初頭大戦前のドイツの大衆酒場、
その中でも文学寄席と称されるキャバレー。
正確には“カバレット”と呼ばれていた、
大衆と伝統の境目が、
政治の盆上で鍔迫り合いを繰り広げる酒場。
芸術文化は、刀よりミサイルよりも強し!
という精神に満ち溢れた深い研究書。
ベルリンカバレットは研究もしましたので、
かなり手元にありますが、
南ドイツは別物の文化です。
「グリーンマン」とは、森のシンボル。
ギリシャ神話から脈々と続く、
大地と森への信仰であり、
現代人にとっては、地球への回帰かな。
ヨーロッパの至るところで見る事が出来る、
象徴としてのグリーンマンを理解する事は、
西洋音楽を日常とするものに欠かせない、
神の歴史へのレッドカーペットなのです。
10年かけて読む2冊です。
さぁ行こうと、10分前に自転車に乗るも、
ポツリポツリ降り始め、周り1週で帰宅。
車に乗り換えて多摩川土手まで車で走る。
役所関係者、私の周りの関係者、業者、
少し前に到着の様子でグランドレベルに居る。
雨足は少し強くなるも、まだ平気。
しかし、雨振りは気圧の関係であり、
土手に吹き上げる風が速度を上げ始めた。
挨拶もそこそこに本題に入り、
舞台の場所、お客さんの角度、
高さ、イントレの段数、照明、音響、
様々な問題点を指摘しながら話し合うも、
雨は横殴りに叩き付け始めた。
流石に傘がないと耐えられない降雨。
途中で気を利かせた業者さんが、
車内から置き傘を配るが、
雨一向に止む気配無し!
「○○部長!撤収しないとムリムリ!」
溜まりかねた、いや堪え性の無い私。
「撤収!」鶴の一声ですぐに撤収・・・。
午後、仕事で出掛けた帰りに寄った渋谷。
お気に入りの古本屋がある。
何年も前から、渋谷に行けば覘き、
ついつい長居してしまう本屋である。
神保町にも研究用の書籍は豊富だが、
意外にサブカルチャー+アート関係は、
見つけにくい分野なのです。
学者が本を売る事は少ないため、
古本の数自体が少ないのも頷けます。
再販される可能性すら薄い本だから、
手放さない研究者も多いわけです。
新刊で目に付くものは私も買いますが、
ハッキリ言って買い切れ無い。
書店にすら並ばない本も多く、
新刊の紹介文だけで“想像買い”。
衝動買いよりも確立の悪い買い物です。
作品研究の本でも、音楽理論でも、
クラシック関係の名著は数限りない。
でも、私が欲する本は、
大抵まともな本では無いのだ。
明治時代の西洋音楽黎明期関連の本なら、
探せば優秀な研究書があるのだが、
その頃の流行や、大衆、庶民風俗と、
西洋音楽の関連となると僅少である。
東京音楽学校の歴史なら紐解けば判るが、
2キロ離れた浅草六区の流行史になると、
文献事態極端に少なくなるもの。
でも今日買ったのはそんな種類でもない。
「ミュンヘン、キャバレー、政治」
「グリーンマン」の2冊。
20世紀初頭大戦前のドイツの大衆酒場、
その中でも文学寄席と称されるキャバレー。
正確には“カバレット”と呼ばれていた、
大衆と伝統の境目が、
政治の盆上で鍔迫り合いを繰り広げる酒場。
芸術文化は、刀よりミサイルよりも強し!
という精神に満ち溢れた深い研究書。
ベルリンカバレットは研究もしましたので、
かなり手元にありますが、
南ドイツは別物の文化です。
「グリーンマン」とは、森のシンボル。
ギリシャ神話から脈々と続く、
大地と森への信仰であり、
現代人にとっては、地球への回帰かな。
ヨーロッパの至るところで見る事が出来る、
象徴としてのグリーンマンを理解する事は、
西洋音楽を日常とするものに欠かせない、
神の歴史へのレッドカーペットなのです。
10年かけて読む2冊です。
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