リーゼからジゼルへ2010/03/18 23:20

ようやく自分の時間が出来たので、
大掛かりな舞台の譜面を見る時間が出来た。
・・・というより、嫌な予感がしていて、
演奏会前の忙しい時には凹みたくなく、
問題ありそうな譜面は見て見ぬ振りだった。

やはりですよ!案の定。
どうして、バレエの譜面というものは、
一筋縄で行ってくれないのでしょうね?
いやいや解りますよ、舞踊ですから、
ダンスですから、踊り優先であるべきだし、
音楽が最優先でないことは私も知っています。
しかし、手元の厚さ7センチの譜面、
何故こんなに相違点があるのだ!
ダンスとの同意、協調を避けるような相違は、
現世の音楽界と音楽界の不幸分子が充満だ。

譜面は何故、守られないのでしょうか?
作品は崇められていないのでしょうか?

答えは簡単です。

音楽作品として駄作扱いが多いからです。
「駄作扱い」というところ、気をつけて下さい。
決して、駄作ではないのです。
音楽だけでしたら、作曲家の権威を守るため、
そのまま演奏するでしょうし、
それが筋と言うものでしょう。
それどころか、音楽だけだったら、
目を合わせないで避けて通れば良いのです。

しかし舞踊界、音楽に自由です。
譜面を頼りに活動する私たちとは違い、
直感で音楽を変えて行き、編集する能力がある
バレエ演出家、また長けたダンサーです。
すぐに作品の弱点を見出しますので、
膿を出すが如く、切り捨てたり順序変えたり。
いわば、作品のデトックスが出来るのです。

駄作扱いではあってに、作品が生き、
ダンスも生きるという最良の法則を見出す、
救世主のようなバレエ界・・・。
ううむ・・・、しかし音楽界としては、
なんとも手間のかかる救いの手なのだ。

あぁ、またもや譜面との闘い。
私の5月はコイツと心中ですわ。
ジゼル、御前もか・・・
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