義勇兵士2008/11/06 23:47

今日は、高校生の授業を担当、、、
と書けば、<音楽の授業>と思いますよね。
違うのです・・・。

とある仕事関係の方が私を紹介し、
私も、何の気なしに「い~ですよ~」と、
軽く引き受けたのが「奉仕」授業の講師だ。
引き受けたものの、よく考えると、
奉仕の授業へ私が出向いて何を話せば良いのか?
そもそも私はなにかボランティアや、
社会的に助けになる様な事をしているのか?
など、大変な1時間を引き受けてしまったと後悔。

依頼主は、このような団体。
「きてきて先生プロジェクト」
http://www.kitesen.org/
ここで活動を助けているK女史から。
学校と地域のコミュニティを考え、
専門の講師を授業に派遣し、子ども達に、
外の社会の一端を見せたりするのです。
ま、つまり、
学校には新鮮な温もりのある風を流し、
地域社会へは、未来への創造の宝を磨かせる。
こんな相互通行をすすめる活動なのでしょう。
素晴らしい活動!と、HPを見回しながら、
昨夜(いや深夜、正確には明け方)感慨にふける。
・・・で、何をしたらいいのだろう。

講師は全員で7名、教育のプロもいれば、
橋を架けている方々もいて、ボランティアの専門家、
はたまた宇宙と飛行機の専門家もいらっしゃる。
そして、わたし・・。
みな同時に1年生のクラスを受け持つのです。
都立葛飾野高校1年生では、
1学期から、地域のクリーン活動を行い、
ボランティア活動を通じて、奉仕することを学び、
ボランティアの意義を考えているようだ。

で、どうして私だ?なぜだ?
うむ、はて、音楽家の活動は全てボランティアと、
判断されたのだろうか・・。
音楽を奏でる事は、教会における奉仕活動と同じ、
つまり音楽家は奉仕活動家という事か・・・。
でも、どうやら違う。
私の日頃の活動、例えば地域振興などが、
文化芸術を通じてのボランティア活動と理解され、
依頼されたのであった。

お話したのは、要するに子どもの頃からの音楽活動と、
そして高校時代の素晴らしい友人たち。
音楽を通じて、様々な国、地域に行った話・・。
うむ、やはりボランティアなのか??
ま、しかし文化芸術で人の心が癒されるなら、
それは形の見えない奉仕活動だろうと、思いました。
と、要領の得ない話を45分もジッと真面目に、
時には楽しんだり、真剣な眼差しを向けたり、
聞いて下さった1年2組の皆さんに、
心から感謝を申し上げます。

帰りがけに、一言書き残して欲しいといわれ、
「笑顔と拍手で、心のボランティア」と書いた。
我ながら素晴らしい、これしかない名文句。
が、良く考えると、これは私達が演奏の後に、
お客様から頂いていることだった・・・。
お客様はボランティア活動なのか!?
マスマスどつぼに入る。

数日間、呪文の様に離れぬ言葉になるな・・・。
「ボランティア、ボランティア・・・」

コメント

_ ☆oki ― 2008/11/08 15:25

深い! 深すぎます! 
演奏のあとのお客さんの『笑顔と拍手』は確かに合致してしまいますが.......
(「ブラヴォ〜」の声かけなんて、最上級の『奉仕』なんでしょうか  A^_^;)

ボランティアとは違うけど、心温まる点ではいっしょでしょうか?
(う〜〜む、ちょっと強引か.......)

しっかし、ホントにいろいろな事をされているのですね。

_ ☆oki さん ― 2008/11/08 17:02

そう、メビウスの輪のように、自分の仕事、社会貢献がグルグルしております・・・。

単に、人間関係からこうなったのです。
「たまには、若者に接するか」と・・・

トホホな感じですが。
いやしかしイレギュラー活動ですわ。

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