熱い夏 ― 2008/07/17 17:12

目前にやらねばならぬ事が沢山有るのだが、
今年の冬、来年の夏の行事まで様々な話も来る。
面白い事から、大変なことまであるのです。
でも大きな企画でも、小さな演奏会でも、
私を指名してくださる事は、ありがたいこと、
とても嬉しいのでございます。
この秋の仕事が急にまとまりました。
・・・いや、正確には、私が忙しくて、
手を付けられなかったのですが、
再三つつかれて、一気にGo!と、決めました。
いやなかなか面白いコンセプトだぞ!と、
内容や曲を思考しながら、楽しんでいるのです。
・・・なんて、時に、
すぐ近所、向こう三軒で火事!!
煙が真夏の青空の彼方まで昇っています!
楽しんでいる場合ではない、と、
駆け足で現場一番乗り、先頭奪取。
ヒェ~、熱い!熱い!
燃えています庭先。
消防車来ています。
のどかな町の庭の納屋が燃えているのです。
しかし、迅速な消防士さんの行動、
惚れ惚れするほどの華麗な放水ショーで、
残念なくらい早く消し止められました。
一番乗りの私は、かぶりつきで見学。
「ぃよ!狛消屋!!」などと声掛ける間も無く、
消し止められ、モクモクと立ち上がっていた黒煙は、
ショボショボな白煙となり、
拍手と共に、野次馬達も散って行きました。
どうやら焚き火をしていたら、
乾燥で、他の草木に燃え移ったらしく、
自分で通報したらしい・・。
事無きを得てよかった良かった。
本当は、もっと熱くても消防士さんの後から
パシャ!と撮りたかったのですが、
あまりにも近所ゆえ、
「とんでもない奴!」と言われそうで止めました。
今年の冬、来年の夏の行事まで様々な話も来る。
面白い事から、大変なことまであるのです。
でも大きな企画でも、小さな演奏会でも、
私を指名してくださる事は、ありがたいこと、
とても嬉しいのでございます。
この秋の仕事が急にまとまりました。
・・・いや、正確には、私が忙しくて、
手を付けられなかったのですが、
再三つつかれて、一気にGo!と、決めました。
いやなかなか面白いコンセプトだぞ!と、
内容や曲を思考しながら、楽しんでいるのです。
・・・なんて、時に、
すぐ近所、向こう三軒で火事!!
煙が真夏の青空の彼方まで昇っています!
楽しんでいる場合ではない、と、
駆け足で現場一番乗り、先頭奪取。
ヒェ~、熱い!熱い!
燃えています庭先。
消防車来ています。
のどかな町の庭の納屋が燃えているのです。
しかし、迅速な消防士さんの行動、
惚れ惚れするほどの華麗な放水ショーで、
残念なくらい早く消し止められました。
一番乗りの私は、かぶりつきで見学。
「ぃよ!狛消屋!!」などと声掛ける間も無く、
消し止められ、モクモクと立ち上がっていた黒煙は、
ショボショボな白煙となり、
拍手と共に、野次馬達も散って行きました。
どうやら焚き火をしていたら、
乾燥で、他の草木に燃え移ったらしく、
自分で通報したらしい・・。
事無きを得てよかった良かった。
本当は、もっと熱くても消防士さんの後から
パシャ!と撮りたかったのですが、
あまりにも近所ゆえ、
「とんでもない奴!」と言われそうで止めました。
北杜国際音楽祭! ― 2008/07/18 23:03
八ヶ岳「北杜国際音楽祭」2008の開催まで、
あと1ヶ月になりました。
小淵沢と東京の距離はありますが、
時折、東京に来ていただいて打ち合わせたり、
またこちらが小淵沢に出向くことも多々あります。
今日は、小淵沢に全員集結なのです。
主催である、NPO法人八ヶ岳自然村の記者会見、
スタッフミーティング、それから、
地元ボランティアスタッフを招いての、
キックオフパーティが行なわれました。
東京の湿度と暑さから比べると、
湿気の比較的多かった今日などでも、
標高1000メートルの恩恵は十分感じられるもの。
車を降りた瞬間から、肌を撫でる涼しい風と、
決して悪意には感じられない程度の湿度は、
都会の喧騒から脱出した幸福感に包まれる。
しかし、時間はカツカツ!
急いで会場へ出向くのです。
北杜市は、2006年に合併が終了した、
山梨県で一番広い市です。
八ヶ岳南麓の魅力に溢れた土地ばかり。
北は、避暑地の代名詞でもあった清里、
そして、南に下がれば、
天然水が溢れる南アルプスの山々。
長野県と隣接した小淵沢は、由緒正しき古い町で、
北杜市の中心と呼ぶに相応しい町。
水、緑、空気、申し分ない自然の御馳走に、
文化の風を呼び込もうと、音楽祭は始まりました。
西洋の音楽、東洋の音のアイデンティティーが出会い、
相互通行と、共生を行なう音楽祭なのです。
今年の音楽祭は、8月22日~31日の期間。
毎日の公演は、どれも聴き所満載です。
きれいなパフレットもできていて、
公演の成功を目指し、スタッフも結束です。
過去2回の良き点、反省も生かしながら、
今年も進化を続けるのです。
来月31日の終演時に、楽しかった日々と、
充実した内容に、笑い合えるよう、
私も皆さんをフォローし、公演の水準を高めます。
さて、詳しくはまずHPを御覧ください。
http://www.hokutofestival.com/
またここで報告しますが、
沢山の御来場、お待ち申し上げます!!
あと1ヶ月になりました。
小淵沢と東京の距離はありますが、
時折、東京に来ていただいて打ち合わせたり、
またこちらが小淵沢に出向くことも多々あります。
今日は、小淵沢に全員集結なのです。
主催である、NPO法人八ヶ岳自然村の記者会見、
スタッフミーティング、それから、
地元ボランティアスタッフを招いての、
キックオフパーティが行なわれました。
東京の湿度と暑さから比べると、
湿気の比較的多かった今日などでも、
標高1000メートルの恩恵は十分感じられるもの。
車を降りた瞬間から、肌を撫でる涼しい風と、
決して悪意には感じられない程度の湿度は、
都会の喧騒から脱出した幸福感に包まれる。
しかし、時間はカツカツ!
急いで会場へ出向くのです。
北杜市は、2006年に合併が終了した、
山梨県で一番広い市です。
八ヶ岳南麓の魅力に溢れた土地ばかり。
北は、避暑地の代名詞でもあった清里、
そして、南に下がれば、
天然水が溢れる南アルプスの山々。
長野県と隣接した小淵沢は、由緒正しき古い町で、
北杜市の中心と呼ぶに相応しい町。
水、緑、空気、申し分ない自然の御馳走に、
文化の風を呼び込もうと、音楽祭は始まりました。
西洋の音楽、東洋の音のアイデンティティーが出会い、
相互通行と、共生を行なう音楽祭なのです。
今年の音楽祭は、8月22日~31日の期間。
毎日の公演は、どれも聴き所満載です。
きれいなパフレットもできていて、
公演の成功を目指し、スタッフも結束です。
過去2回の良き点、反省も生かしながら、
今年も進化を続けるのです。
来月31日の終演時に、楽しかった日々と、
充実した内容に、笑い合えるよう、
私も皆さんをフォローし、公演の水準を高めます。
さて、詳しくはまずHPを御覧ください。
http://www.hokutofestival.com/
またここで報告しますが、
沢山の御来場、お待ち申し上げます!!
前向きな後向き ― 2008/07/19 23:32

私は、商売柄、、、だけではなく、
あちこちにいろいろ書いているからだろうが、
演奏会の招待を頂く事が多いのです。
とは言え、夜は稽古が多いですし、
土日も仕事が多々あり、
なかなか足を運ぶことが出来ないことが多い。
そんな中、今月はとても素晴らしいピアノの演奏会に
運よく2回行くことが出来たのである。
勿論素晴らしい才能を持ったピアニストであり、
既に海外での実績や、コンクール入賞なども果たした、
お墨付き演奏家であることに間違いは無しである。
今日も、2つ目の演奏会。
才あるばかりか、感心することばかりの音。
ピアニストは、ピアノ演奏においては、
「ピアノ音楽」と言う世界で全てを終らせる方が多い。
しかし、ピアノの音を使いながら、
歌唱を感じさせたり、オケの響きを表現できる人は、
本当に素晴らしいと思うし、
それは、その奏者の考えている世界が伝わるのであり、
「ピアノの中の音楽」から「音楽の中のピアノ」という、
大きな音楽観をもった演奏をしている証でもある。
そんな演奏、演奏者にであると、嬉しくなるものです。
ふと、思いましたが、
前向いて姿を晒して演奏している楽器というのは、
実は少ないものである。
オケの弦楽器なども、横向きが多いですし、
ヴァイオリンなどは、立奏状態だと、
実は構えからしてかなり斜めである。
フルートなども、真っ直ぐ前向いていたら、
実は演奏し難いであろう。
大抵は、前を向いているようで、じつは少し違う。
ピアノは、横を向いている・・・。
演奏している姿は、横、しかも普通は右側しか、
見られないものなのである。
それでも手元を見ることが出来るから良いのか・・。
そう、指揮者。
後ろ向きです・・。
まったく後ろなのです。
手元も、指揮棒も、何もかも、見えないのです。
おかしなものですね、後向いているなんて。
「後向いているから演奏できる」と言っていた、
知り合いの指揮者が居ましたが、
最近は、オケの後に席があったりするので、
そういう場合は、どうするのでしょうね。
私も、なんども経験ありますが、
これは、照れるものです・・。
お客さんと目があったりするのですから・・。
いや、関係ない話になりましたが、
お客さんが足を運んでくださるのは、
聴くことばかりではなく、見ることが出来る、
という悦びが伴うものなんだと、感じたのでした。
あちこちにいろいろ書いているからだろうが、
演奏会の招待を頂く事が多いのです。
とは言え、夜は稽古が多いですし、
土日も仕事が多々あり、
なかなか足を運ぶことが出来ないことが多い。
そんな中、今月はとても素晴らしいピアノの演奏会に
運よく2回行くことが出来たのである。
勿論素晴らしい才能を持ったピアニストであり、
既に海外での実績や、コンクール入賞なども果たした、
お墨付き演奏家であることに間違いは無しである。
今日も、2つ目の演奏会。
才あるばかりか、感心することばかりの音。
ピアニストは、ピアノ演奏においては、
「ピアノ音楽」と言う世界で全てを終らせる方が多い。
しかし、ピアノの音を使いながら、
歌唱を感じさせたり、オケの響きを表現できる人は、
本当に素晴らしいと思うし、
それは、その奏者の考えている世界が伝わるのであり、
「ピアノの中の音楽」から「音楽の中のピアノ」という、
大きな音楽観をもった演奏をしている証でもある。
そんな演奏、演奏者にであると、嬉しくなるものです。
ふと、思いましたが、
前向いて姿を晒して演奏している楽器というのは、
実は少ないものである。
オケの弦楽器なども、横向きが多いですし、
ヴァイオリンなどは、立奏状態だと、
実は構えからしてかなり斜めである。
フルートなども、真っ直ぐ前向いていたら、
実は演奏し難いであろう。
大抵は、前を向いているようで、じつは少し違う。
ピアノは、横を向いている・・・。
演奏している姿は、横、しかも普通は右側しか、
見られないものなのである。
それでも手元を見ることが出来るから良いのか・・。
そう、指揮者。
後ろ向きです・・。
まったく後ろなのです。
手元も、指揮棒も、何もかも、見えないのです。
おかしなものですね、後向いているなんて。
「後向いているから演奏できる」と言っていた、
知り合いの指揮者が居ましたが、
最近は、オケの後に席があったりするので、
そういう場合は、どうするのでしょうね。
私も、なんども経験ありますが、
これは、照れるものです・・。
お客さんと目があったりするのですから・・。
いや、関係ない話になりましたが、
お客さんが足を運んでくださるのは、
聴くことばかりではなく、見ることが出来る、
という悦びが伴うものなんだと、感じたのでした。
信州路 ― 2008/07/20 23:09
昼の稽古を一足先に抜けさせていただいて、
新宿に急ぐ。
山手線に飛び乗り、ホッと一息。
それでも特急ホームに着いたのは発車数分前で、
間一髪だったのである。
久し振りの松本行き、
去年の秋以来で、多少懐かしさもあるほど。
毎週のように通った頃は、発着ホームが改装中で、
とても新宿駅とは言えなかった離れのホーム。
新宿駅構内を5分以上歩かないと着かないホーム!
しかし、今や改装されたホームからの始発なので、
常に飛乗っている私には、精神的にかなり安心。
久しぶりに乗ると、独特の中央本線の揺れは、
眠気を引き出してくれ、なんだかタップリ眠れる
信州路と聞けば、「涼しいところで良いですね!」
などと言う方が居るのだが、松本は違う。
山に囲まれた場所であり、湿気も伴い、
なんとも暑いのである。
しかし電車を降りた時の空気の違いは、
暑さとは温度で無しと、感じるものです。
室内合奏団の方々、久し振りですが、
相変わらず精力的で、結構なことです。
練習の後の宴会で盛り上がりすぎて、
宴会に行ったような旅になりましたが、
いやいやその前の練習は、しっかりやっとります。
アマチュアオケのリハーサル組みでも、
早い時期に、分奏を入れていくと、
アンサンブルの構造が見えてきて、効果的。
それに言語が違うような楽器通しの会話も、
分奏してみると、いろいろと分かり合うものです。
さらに、上手くなってくださいね!
新宿に急ぐ。
山手線に飛び乗り、ホッと一息。
それでも特急ホームに着いたのは発車数分前で、
間一髪だったのである。
久し振りの松本行き、
去年の秋以来で、多少懐かしさもあるほど。
毎週のように通った頃は、発着ホームが改装中で、
とても新宿駅とは言えなかった離れのホーム。
新宿駅構内を5分以上歩かないと着かないホーム!
しかし、今や改装されたホームからの始発なので、
常に飛乗っている私には、精神的にかなり安心。
久しぶりに乗ると、独特の中央本線の揺れは、
眠気を引き出してくれ、なんだかタップリ眠れる
信州路と聞けば、「涼しいところで良いですね!」
などと言う方が居るのだが、松本は違う。
山に囲まれた場所であり、湿気も伴い、
なんとも暑いのである。
しかし電車を降りた時の空気の違いは、
暑さとは温度で無しと、感じるものです。
室内合奏団の方々、久し振りですが、
相変わらず精力的で、結構なことです。
練習の後の宴会で盛り上がりすぎて、
宴会に行ったような旅になりましたが、
いやいやその前の練習は、しっかりやっとります。
アマチュアオケのリハーサル組みでも、
早い時期に、分奏を入れていくと、
アンサンブルの構造が見えてきて、効果的。
それに言語が違うような楽器通しの会話も、
分奏してみると、いろいろと分かり合うものです。
さらに、上手くなってくださいね!
英語の時間 ― 2008/07/21 23:06

今日も「コックとボックス」稽古は進みます。
昼の稽古、暑い夏は大変です。
歌手のみんなも、スタッフとて、
稽古に来るまでに、既に大汗です。
普段稽古に使っている手前共のスタジオ、
地下にあるので、割と涼しいのです。
湿気も伴いますので、エアコンは必須ですが、
暑い稽古場ほど参るものはないので、
何しろ、ありがたいことなのです。
今回の英国での上演は、日本語ですが、
所々英語を入れながら、
お客さんが楽しめるようにはしているのです。
本当でしたら、もっと散々英語化して、
解りやすくすればいいのでしょうが、
もともと日本語で上演していたので、
歌手がたいへんですので、
チョコチョコっと、の英語にしているのです。
今日は、英語の専門教授であるM氏に来ていただく。
これは、発音を正してもらうばかりでなく、
様々な見地から、英語の効果的な使い方まで、
ご指導頂くという、恐ろしい日なのです!
勿論、英語は習ったわけだし、
普段様々な場面で使っているのも英語なのですが、
歌手は大抵、イタリア語、ドイツ語、また日本語などを
歌唱原語にしており、英語歌唱、また英語の台詞は、
機会が圧倒的に少ないのは現実である。
しかも、大抵の氾濫している英語は、
アメリカ語であって、英語ではなかったりする。
この辺りは、非常に難しく、この領域に踏み込むと、
限りなく執着していかないと、成就しないのである。
しかし、執着している場合ではないので、
目の前の英語に対して、発音を是正してもらう。
言われればそのとおりだが、自分たちでは、
なかなか気付けないことが多いもので、
こうした、第三者を入れる事はとても効果的。
なんて、M氏と伏字で言っていても仕方ないので、
新井潤美さんと本名にいたしますが、
彼女は、英語の専門家であるばかりか、
長い英国生活により身につけた、英国的センスと、
日本人が知らない英国を沢山知っている。
勿論学者であるわけで、見識も広く、
オペラなどやる場合に重要な、史実に基いたり、
社会的背景や、英国ならではの、
階級社会に関しても、頗る詳しいのである。
私の頭脳である新井教授、7月に出たばかりの、
新刊本を御紹介です。
2年前の英国<ミカド>公演にも触れてくれています。
新井潤美著:『へそ曲がりの大英帝国』
平凡社新書。
こんなトコ見ると、内容もわかります。
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4582854303.html
昼の稽古、暑い夏は大変です。
歌手のみんなも、スタッフとて、
稽古に来るまでに、既に大汗です。
普段稽古に使っている手前共のスタジオ、
地下にあるので、割と涼しいのです。
湿気も伴いますので、エアコンは必須ですが、
暑い稽古場ほど参るものはないので、
何しろ、ありがたいことなのです。
今回の英国での上演は、日本語ですが、
所々英語を入れながら、
お客さんが楽しめるようにはしているのです。
本当でしたら、もっと散々英語化して、
解りやすくすればいいのでしょうが、
もともと日本語で上演していたので、
歌手がたいへんですので、
チョコチョコっと、の英語にしているのです。
今日は、英語の専門教授であるM氏に来ていただく。
これは、発音を正してもらうばかりでなく、
様々な見地から、英語の効果的な使い方まで、
ご指導頂くという、恐ろしい日なのです!
勿論、英語は習ったわけだし、
普段様々な場面で使っているのも英語なのですが、
歌手は大抵、イタリア語、ドイツ語、また日本語などを
歌唱原語にしており、英語歌唱、また英語の台詞は、
機会が圧倒的に少ないのは現実である。
しかも、大抵の氾濫している英語は、
アメリカ語であって、英語ではなかったりする。
この辺りは、非常に難しく、この領域に踏み込むと、
限りなく執着していかないと、成就しないのである。
しかし、執着している場合ではないので、
目の前の英語に対して、発音を是正してもらう。
言われればそのとおりだが、自分たちでは、
なかなか気付けないことが多いもので、
こうした、第三者を入れる事はとても効果的。
なんて、M氏と伏字で言っていても仕方ないので、
新井潤美さんと本名にいたしますが、
彼女は、英語の専門家であるばかりか、
長い英国生活により身につけた、英国的センスと、
日本人が知らない英国を沢山知っている。
勿論学者であるわけで、見識も広く、
オペラなどやる場合に重要な、史実に基いたり、
社会的背景や、英国ならではの、
階級社会に関しても、頗る詳しいのである。
私の頭脳である新井教授、7月に出たばかりの、
新刊本を御紹介です。
2年前の英国<ミカド>公演にも触れてくれています。
新井潤美著:『へそ曲がりの大英帝国』
平凡社新書。
こんなトコ見ると、内容もわかります。
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4582854303.html
カリスマガイド ― 2008/07/22 23:44
暑いッすね!
記事が出来ました!題して、
『涼を感じるクラシック・ベスト5!』
ん?それ何?って、
お願いだから、批判的な感想や印象はやめてください。
これは、元々企画モノでしたので、
私の発案ではなかったのですが、
でも面白いではないですか、
クラシック音楽聴いて涼しくなれるのなら、
これこそ環境順守に比例した、
正しいクラシックファンの姿ではないでしょうか!
と、考えているうちに楽しくなってまいりました。
「涼をとる」って、
単純に水に入るとか、涼しい避暑をするではなく、
例えば、赤い部屋にいるより青い部屋、
油絵を見るより、水墨画・・と、
感覚的に涼しくできる工夫、ありますよね。
勿論、音だってそうなのでしょう。
高い音より、低い音。
ヘビメタは暑そうだが、ショパンは涼しそう。
サルサを踊るより、メヌエットは汗かかない。
高い声で早口で喋る方と電話するより、
ゆっくり落ち着いて低い声で説明する方の方が、
夏には、耳に優しく説得力がありますな。
そう、感覚的に涼しくなる方法を探すのです。
そう考えると、クラシック音楽も様々です。
思い切り暑苦しい音楽ってのも、あります。
暑い日に、キムチ鍋で汗を出し切るのも、
1つの手なのでしょうが、、、この特集は違います。
「心が涼しくなれる」という事を切り口にしました。
例えば、少しユトリを持ってみたり、
気が急いている時に、心拍数が下がっていくだけでも、
体感温度は、2℃下がるはず!ん~、エコロジー。
「耳から音楽、心に清涼!」
これがこの記事に対する、私の考えですね・・・。
といって、
ベスト5の全てこれに当てはまらないのですが、
あまり細かい事は、お願いですので言わないで!
難しいお題なのですから・・・。
このランキング企画、
本日発売の、【週間アスキー】という、
有名パソコン雑誌のコーナーに掲載されてます。
「カリスマガイドが選ぶベスト5」P.163です。
ななに!カリスマガイド!だと~ぅ!
と、怒らないでください・・・。サボり気味ですが、
一所懸命やっているのですから。
立ち読みは厳禁!買ってくださいね。
それから、PCの記事はこちらです。
All About クラシック:
http://allabout.co.jp/entertainment/classicmusic/
記事が出来ました!題して、
『涼を感じるクラシック・ベスト5!』
ん?それ何?って、
お願いだから、批判的な感想や印象はやめてください。
これは、元々企画モノでしたので、
私の発案ではなかったのですが、
でも面白いではないですか、
クラシック音楽聴いて涼しくなれるのなら、
これこそ環境順守に比例した、
正しいクラシックファンの姿ではないでしょうか!
と、考えているうちに楽しくなってまいりました。
「涼をとる」って、
単純に水に入るとか、涼しい避暑をするではなく、
例えば、赤い部屋にいるより青い部屋、
油絵を見るより、水墨画・・と、
感覚的に涼しくできる工夫、ありますよね。
勿論、音だってそうなのでしょう。
高い音より、低い音。
ヘビメタは暑そうだが、ショパンは涼しそう。
サルサを踊るより、メヌエットは汗かかない。
高い声で早口で喋る方と電話するより、
ゆっくり落ち着いて低い声で説明する方の方が、
夏には、耳に優しく説得力がありますな。
そう、感覚的に涼しくなる方法を探すのです。
そう考えると、クラシック音楽も様々です。
思い切り暑苦しい音楽ってのも、あります。
暑い日に、キムチ鍋で汗を出し切るのも、
1つの手なのでしょうが、、、この特集は違います。
「心が涼しくなれる」という事を切り口にしました。
例えば、少しユトリを持ってみたり、
気が急いている時に、心拍数が下がっていくだけでも、
体感温度は、2℃下がるはず!ん~、エコロジー。
「耳から音楽、心に清涼!」
これがこの記事に対する、私の考えですね・・・。
といって、
ベスト5の全てこれに当てはまらないのですが、
あまり細かい事は、お願いですので言わないで!
難しいお題なのですから・・・。
このランキング企画、
本日発売の、【週間アスキー】という、
有名パソコン雑誌のコーナーに掲載されてます。
「カリスマガイドが選ぶベスト5」P.163です。
ななに!カリスマガイド!だと~ぅ!
と、怒らないでください・・・。サボり気味ですが、
一所懸命やっているのですから。
立ち読みは厳禁!買ってくださいね。
それから、PCの記事はこちらです。
All About クラシック:
http://allabout.co.jp/entertainment/classicmusic/
ゼロ査定の皮肉 ― 2008/07/23 00:10
毎日の稽古に加え、8月の音楽祭の準備、
またまた加えて「音楽の街」の活動に、
さまざま原稿への執筆の締め切り。
プライベートでも頗る忙しくて、目が回る。
英国に出るのが8月2日で、あと10日間。
1週間不在にすると、仕事が2週間溜まるので、
滞らない様に先回りしておこうと思いますが、
流石に空いている時間は何もなく、
やらねばならない目の前のアレンジも疎かで、
明らかに出国前2日間が徹夜になりそうな気配・・・。
1分もさぼらず、睡眠も少ないのに、
う~む、これ以上はどうしようも無いのです。
助けていただきたい・・・。
今日は実に落ち込むことがあった。
この件は公的申請ごとなので、詳しくは書けませんが、
何年も人生をつぎ込む程の苦労をして公演を組み、
相当の負担を強いて海外にも行っているのが、
何のためなのか解らなくなりますね。
評価までか、鼻で笑われている様な、
そんな判断をされているようで、辛いものです。
5枚も出せば済む申請に、数10倍の書類と、
過去の報告も兼ねて、添付物として実績の記録を添える。
願いも込めて封をして丁寧に提出して、
長い期間待つのですが、詳細の理由も明記無く、
「残念ですが、・・」と2~3行で通知。
どうして、こういうやり方しかないのでしょうね。
しかし、声を荒げたりは致しません。
すべて、私の能力の無さと経験不足であり、
まだまだ全く、相手にされて居ないという事でしょう。
社会的にも、政治的にも能力に欠けている・・・
もう、一生申請なんてしない事だけは確かです。
自分から評価を求めても、ゼロ査定なら、
評価をしてもらおうなんて考えなければ良いのです。
1通の封書で、やるせない気分で夕陽を浴びる。
しかし、そんな事は言っておられず、
大事な会議もあり、10分でレジュメを作り、
自転車を飛ばして会議室に足を運ぶ!
落ち込んでも居られず、会議は進行。
委員長ですから、様々な問題を考えながらも、
全ての事が潤滑に運ぶよう努力を欠かせません。
トラブルが起きれば、相手の親分に頭を下げて、
場を収めるのも仕事でしょうし、
そんな電話の1本、2本なんでもなく、
解り合えれば、次には楽しいこと事があるのです。
・・・でも、どうなのでしょう。
何か意味があるのか?と、思ってしまう気分。
どんなに身を粉にしても、目の前に広がる大海原は、
なかなか上手く泳がせてはくれません。
泳ぐ事が次に生きる経験なら、
どんなに辛くても泳ぎ渡る自身はあるのですが、
評価なき経験や、先の見えない努力を
全身全霊でする事に疲れてしまいそうです。
忙しいからこそ、余計に『評価無き裁定』の現実は、
私の脳を支配して、精神状態を狂わせそうです。
またまた加えて「音楽の街」の活動に、
さまざま原稿への執筆の締め切り。
プライベートでも頗る忙しくて、目が回る。
英国に出るのが8月2日で、あと10日間。
1週間不在にすると、仕事が2週間溜まるので、
滞らない様に先回りしておこうと思いますが、
流石に空いている時間は何もなく、
やらねばならない目の前のアレンジも疎かで、
明らかに出国前2日間が徹夜になりそうな気配・・・。
1分もさぼらず、睡眠も少ないのに、
う~む、これ以上はどうしようも無いのです。
助けていただきたい・・・。
今日は実に落ち込むことがあった。
この件は公的申請ごとなので、詳しくは書けませんが、
何年も人生をつぎ込む程の苦労をして公演を組み、
相当の負担を強いて海外にも行っているのが、
何のためなのか解らなくなりますね。
評価までか、鼻で笑われている様な、
そんな判断をされているようで、辛いものです。
5枚も出せば済む申請に、数10倍の書類と、
過去の報告も兼ねて、添付物として実績の記録を添える。
願いも込めて封をして丁寧に提出して、
長い期間待つのですが、詳細の理由も明記無く、
「残念ですが、・・」と2~3行で通知。
どうして、こういうやり方しかないのでしょうね。
しかし、声を荒げたりは致しません。
すべて、私の能力の無さと経験不足であり、
まだまだ全く、相手にされて居ないという事でしょう。
社会的にも、政治的にも能力に欠けている・・・
もう、一生申請なんてしない事だけは確かです。
自分から評価を求めても、ゼロ査定なら、
評価をしてもらおうなんて考えなければ良いのです。
1通の封書で、やるせない気分で夕陽を浴びる。
しかし、そんな事は言っておられず、
大事な会議もあり、10分でレジュメを作り、
自転車を飛ばして会議室に足を運ぶ!
落ち込んでも居られず、会議は進行。
委員長ですから、様々な問題を考えながらも、
全ての事が潤滑に運ぶよう努力を欠かせません。
トラブルが起きれば、相手の親分に頭を下げて、
場を収めるのも仕事でしょうし、
そんな電話の1本、2本なんでもなく、
解り合えれば、次には楽しいこと事があるのです。
・・・でも、どうなのでしょう。
何か意味があるのか?と、思ってしまう気分。
どんなに身を粉にしても、目の前に広がる大海原は、
なかなか上手く泳がせてはくれません。
泳ぐ事が次に生きる経験なら、
どんなに辛くても泳ぎ渡る自身はあるのですが、
評価なき経験や、先の見えない努力を
全身全霊でする事に疲れてしまいそうです。
忙しいからこそ、余計に『評価無き裁定』の現実は、
私の脳を支配して、精神状態を狂わせそうです。
実寸 ― 2008/07/24 23:44

今日は朝から家の壁紙の張替え。
と言っても、老朽化ではなく、過年劣化でもない。
新築の時の芳しくない施工が原因・・・。
どう見ても急ぐがあまり、雑な下地処理で、
美術5だが、やはりズブ素人の私が見ても、
こりゃダメだろう、という施工でした。
ほら、言わんこっちゃないとばかり、
出来上がる前に、沢山やり直してもらったが、
それでも完成すると不満足。
家は、完成後保障されているので、
すぐに施工会社に言うが、
「酷いですね~」と言いながら、
なかなか取り上げてくれなかったのだ。
しかし、1年半点検を機に、
壁紙も点検をすると言うので、再度進言。
今度もスルーかと思ったら、貼りなおし箇所を決め、
本日ようやく施工となったのです。
どうやら、壁紙は伸縮するので、
少し時間が経たないと問題も浮き出てこない。
・・・うちは、最初から問題でしたがね。
なにはともあれ、綺麗にしてくれたのであれば、
何も言う事は無しなのです。
などと言う事は、工務店に任せまして、
今日も暑い中、皆さん集まって稽古です。
今までは狭いところでやっていたので、
何かと想像のみでしたが、
今日はようやく実際の舞台寸法で稽古できるのです。
いやいや、これ本当は当たり前なのですよ。
でもね、安くて利用しやすい場所、ないものなのです。
そりゃ~、広くて綺麗で音が良くて、
山手線が最寄りの、しかも東京西側で、
駅から近くて、グランドピアノも調律されていて、
指揮者用の椅子もあれば、演出家席も良好、
部屋出ると自販機設置、それに100円だったりして、
しかも部屋は使用したい時に空いていて、
ワク貸しではなくて時間貸しOK、
受付のお姉さんは、声もよければ愛想もよい。
大道具を何もかも持ち込まなくても、
基本セットの机椅子、要望とあれば、クローゼット、
それにベッドや、インテリアなども揃っている。
しかもこれが最高に使い安くて、
このスタジオが、とてつもなく安く借りれる!!!
・・・そんなスタジオが安くあったら、教えてください。
真っ先に、私に教えてください。
そうは、いかないから毎日大きなスタジオは、
無理になってしまうのです。
そうなると、公共施設が安いので便利だが、
音楽を趣味でやって居る方はお解りでしょう、
公共施設の部屋(スタジオ)取りの大変さを!
間違いなく土日は、争奪戦でしょうし、
平日も夜は埋まりやすいのです。
その昔、平日の午前は空いているものでしたが、
今では、社会は高齢化も進み、
午前のカルチャースクールなどは大人気!
ダンスに音楽サークル、絵画に書道に、
ヨガに、編み物、お花に英会話・・・。
いやはや、公共施設は大流行なのです。
何れにせよ、オペラの稽古、オケのリハーサル、
何をやるにも場所取りは大変なのです。
大きな部屋での実寸での稽古は、
様々勝手が違います。
3歩が5歩になり、視線も変われば、
指揮者の見え方、ピアノの聞こえ方も違う。
でも、歌手の皆さん、どんどん修正しています。
こればかりは、経験と勘ですね。
お客様からどう見えるのか、
どう動けば相手が楽になるのか、という事を、
瞬時に考えながら動きます。
稽古も残り少なくなってまいりました。
調整し、修正しながら、もうすぐお披露目です。
7月31日四谷、楽しみにしてください。
と言っても、老朽化ではなく、過年劣化でもない。
新築の時の芳しくない施工が原因・・・。
どう見ても急ぐがあまり、雑な下地処理で、
美術5だが、やはりズブ素人の私が見ても、
こりゃダメだろう、という施工でした。
ほら、言わんこっちゃないとばかり、
出来上がる前に、沢山やり直してもらったが、
それでも完成すると不満足。
家は、完成後保障されているので、
すぐに施工会社に言うが、
「酷いですね~」と言いながら、
なかなか取り上げてくれなかったのだ。
しかし、1年半点検を機に、
壁紙も点検をすると言うので、再度進言。
今度もスルーかと思ったら、貼りなおし箇所を決め、
本日ようやく施工となったのです。
どうやら、壁紙は伸縮するので、
少し時間が経たないと問題も浮き出てこない。
・・・うちは、最初から問題でしたがね。
なにはともあれ、綺麗にしてくれたのであれば、
何も言う事は無しなのです。
などと言う事は、工務店に任せまして、
今日も暑い中、皆さん集まって稽古です。
今までは狭いところでやっていたので、
何かと想像のみでしたが、
今日はようやく実際の舞台寸法で稽古できるのです。
いやいや、これ本当は当たり前なのですよ。
でもね、安くて利用しやすい場所、ないものなのです。
そりゃ~、広くて綺麗で音が良くて、
山手線が最寄りの、しかも東京西側で、
駅から近くて、グランドピアノも調律されていて、
指揮者用の椅子もあれば、演出家席も良好、
部屋出ると自販機設置、それに100円だったりして、
しかも部屋は使用したい時に空いていて、
ワク貸しではなくて時間貸しOK、
受付のお姉さんは、声もよければ愛想もよい。
大道具を何もかも持ち込まなくても、
基本セットの机椅子、要望とあれば、クローゼット、
それにベッドや、インテリアなども揃っている。
しかもこれが最高に使い安くて、
このスタジオが、とてつもなく安く借りれる!!!
・・・そんなスタジオが安くあったら、教えてください。
真っ先に、私に教えてください。
そうは、いかないから毎日大きなスタジオは、
無理になってしまうのです。
そうなると、公共施設が安いので便利だが、
音楽を趣味でやって居る方はお解りでしょう、
公共施設の部屋(スタジオ)取りの大変さを!
間違いなく土日は、争奪戦でしょうし、
平日も夜は埋まりやすいのです。
その昔、平日の午前は空いているものでしたが、
今では、社会は高齢化も進み、
午前のカルチャースクールなどは大人気!
ダンスに音楽サークル、絵画に書道に、
ヨガに、編み物、お花に英会話・・・。
いやはや、公共施設は大流行なのです。
何れにせよ、オペラの稽古、オケのリハーサル、
何をやるにも場所取りは大変なのです。
大きな部屋での実寸での稽古は、
様々勝手が違います。
3歩が5歩になり、視線も変われば、
指揮者の見え方、ピアノの聞こえ方も違う。
でも、歌手の皆さん、どんどん修正しています。
こればかりは、経験と勘ですね。
お客様からどう見えるのか、
どう動けば相手が楽になるのか、という事を、
瞬時に考えながら動きます。
稽古も残り少なくなってまいりました。
調整し、修正しながら、もうすぐお披露目です。
7月31日四谷、楽しみにしてください。
心を射止める ― 2008/07/25 23:54
たまには、外でお勉強。
テラスの付いたカフェ、地元でもあるのです。
ここは、駅前のチェーン店ですが、
野外で譜面見たい時、何気に気に入った場所。
指揮者なんて、古今東西誰でも、
籠もって譜面睨んでのデスクワークばかり。
ハイリゲンシュタットのような森があれば、
散歩もいいのでしょうが、
譜面を見る作業と、新しい発想を探すのは、
似て異なる作業なのです。
街のホコリっぽい匂いと、多少の賑わい、広い机、
そんな場所まで、自転車を飛ばすのも楽しいのです。
しっかし、いい加減な譜面!
どんどん手を入れていきます。
英国では、ゲネプロ+公演のみ。
このチェック作業は、演奏家がストレス無く、
演奏に集中するための計らいなのですが、
如いては、公演成功のための鍵なのです。
まっさらな譜面なんて信用する演奏家はいない。
書き込まれて、初めて譜面も熟成されるのです。
この作業も、何度も使用しているかのように、
演奏者の目を欺く様なものですが、これは、
安心な演奏を引き出すために必要で、
いわばユーズド加工を施したジーンズなら、
新品でも安心してはけると言う、
そんなちょっとした新品嫌いの方への精神安定剤。
オペラの稽古は、進めば進むほど、
ドラマ描写は繊細になり、心理劇が見えてくる。
音楽もそれに対応したり、間を取ったりして、
進化するのです。
普通、オケ練→歌手とあわせ→ゲネプロ
→修正→打ち合わせ→本番ですが、
英国公演、もう一度言わせてもらいますが、
決して戻さない、止めもしないゲネプロと、
何が起こってもやり通す公演のみ。
楽器が心臓なら、譜面は魂。
奏者の御霊にズキュンな譜面に修正、また修正。
テラスの付いたカフェ、地元でもあるのです。
ここは、駅前のチェーン店ですが、
野外で譜面見たい時、何気に気に入った場所。
指揮者なんて、古今東西誰でも、
籠もって譜面睨んでのデスクワークばかり。
ハイリゲンシュタットのような森があれば、
散歩もいいのでしょうが、
譜面を見る作業と、新しい発想を探すのは、
似て異なる作業なのです。
街のホコリっぽい匂いと、多少の賑わい、広い机、
そんな場所まで、自転車を飛ばすのも楽しいのです。
しっかし、いい加減な譜面!
どんどん手を入れていきます。
英国では、ゲネプロ+公演のみ。
このチェック作業は、演奏家がストレス無く、
演奏に集中するための計らいなのですが、
如いては、公演成功のための鍵なのです。
まっさらな譜面なんて信用する演奏家はいない。
書き込まれて、初めて譜面も熟成されるのです。
この作業も、何度も使用しているかのように、
演奏者の目を欺く様なものですが、これは、
安心な演奏を引き出すために必要で、
いわばユーズド加工を施したジーンズなら、
新品でも安心してはけると言う、
そんなちょっとした新品嫌いの方への精神安定剤。
オペラの稽古は、進めば進むほど、
ドラマ描写は繊細になり、心理劇が見えてくる。
音楽もそれに対応したり、間を取ったりして、
進化するのです。
普通、オケ練→歌手とあわせ→ゲネプロ
→修正→打ち合わせ→本番ですが、
英国公演、もう一度言わせてもらいますが、
決して戻さない、止めもしないゲネプロと、
何が起こってもやり通す公演のみ。
楽器が心臓なら、譜面は魂。
奏者の御霊にズキュンな譜面に修正、また修正。
思い出の想いで ― 2008/07/26 23:26
何十年経っても、思い出は想い出である。
私の出身高校、母校であるが、
赴任したばかりのH先生から要請。
「指揮を教えて見てほしい」ということである。
つい先日まで卒業して20年なんて思っていたのに、
正確に数えると、もう入学して30年の歳月。
昨日の事のように思い起こすことが出来る
高校時代なのだが、目を瞑りよく考えると、
思い出される同級生の声は、子供の声に感じ、
仲良かった悪童たちの顔は覚えているが、
輪郭が定かでなくなって、
教室の色は、大分カラーコントラストが低い・・・。
こうやって映像や音声の記憶は、滲んでいくものか。
なんて事考えながら、灼熱の太陽の下数年ぶりに来校。
数年ぶり、といっても前回もひょんな事から、
教えに行ったわけで、その時既に十数年振りだから、
この20年で数回しか行っていないのは、、当然か。
現代の様に少子化が進み、公立小中学校の統合、
廃校とまでなると、学校名が変わるとか、
廃校されると、校舎自体無くなってしまったりする。
これは、完全に幻の想い出になるわけで、
今を考える役人には、関係ないことだろうが、
卒業生にとっては仕方ないでは済まされない辛い事。
しかし、本当に幸いに奇跡的に、母校はそのまま。
今を生活する高校生には、この老朽化は辛いだろうが、
久し振りに踏む母校の廊下のホコリっぽい匂いも、
一瞬ですっぱい想い出アルバム500ページを、
捲ったほどに酔わせてくれるものである。
正面から入り、変型スパイラルな階段を昇って2階。
この横の部屋が、まさに義務教育から解き放たれた、
思春期成人の喜びを噛み締めた1年4組だった。
と、教室ドアの札を見上げれば、
「進路指導室」となっている・・・。
ううむ、時代の流れでしょう。
30年前は、そんな指導誰もしてくれず、
組合活動に没頭している先生が非常に多いため、
我がクラスは、毎日の自習パラダイスを堪能し、
私は、音楽家生活の基礎を確立した時期であった。
歩を進め3階へ行くと音楽室である。
足が重い・・・・。
最終的に音楽大学を目指す事になる私の、
決して良い思いでばかりではないことも思い出し、
大腿部の記憶装置が、階段を楽に昇らせないようだ。
高校生活の大半を過ごした音楽室も、そのまま。
窓から見える風景、隣の校舎に、前の学校(今は廃校)、
既に音を出して合奏をしている若き後輩の姿で、
薄ボンヤリだった想い出の輪郭が、
6Bの鉛筆でなぞられていくようです。
音楽室の壁に飾ってある、当時の演奏写真など見つけ、
私は、クラクラと目眩がするのであった。
皆さん、頑張っていました。
髪の茶色い子も、眉のほっそい子も、
スカートを浮き輪の様に巻いているミニの子も、
時代か変われど、高校生は高校生である。
先日も行って、今日は2回目の指導。
皆少しずつ進歩していますね。
懐かしい顔のOBも居ましたし、
レッスンしていた子が20代半ばと聞いてビックリ。
しっかりした大人になって居て少し安心。
これから合宿だそうです。
私の出身高校、母校であるが、
赴任したばかりのH先生から要請。
「指揮を教えて見てほしい」ということである。
つい先日まで卒業して20年なんて思っていたのに、
正確に数えると、もう入学して30年の歳月。
昨日の事のように思い起こすことが出来る
高校時代なのだが、目を瞑りよく考えると、
思い出される同級生の声は、子供の声に感じ、
仲良かった悪童たちの顔は覚えているが、
輪郭が定かでなくなって、
教室の色は、大分カラーコントラストが低い・・・。
こうやって映像や音声の記憶は、滲んでいくものか。
なんて事考えながら、灼熱の太陽の下数年ぶりに来校。
数年ぶり、といっても前回もひょんな事から、
教えに行ったわけで、その時既に十数年振りだから、
この20年で数回しか行っていないのは、、当然か。
現代の様に少子化が進み、公立小中学校の統合、
廃校とまでなると、学校名が変わるとか、
廃校されると、校舎自体無くなってしまったりする。
これは、完全に幻の想い出になるわけで、
今を考える役人には、関係ないことだろうが、
卒業生にとっては仕方ないでは済まされない辛い事。
しかし、本当に幸いに奇跡的に、母校はそのまま。
今を生活する高校生には、この老朽化は辛いだろうが、
久し振りに踏む母校の廊下のホコリっぽい匂いも、
一瞬ですっぱい想い出アルバム500ページを、
捲ったほどに酔わせてくれるものである。
正面から入り、変型スパイラルな階段を昇って2階。
この横の部屋が、まさに義務教育から解き放たれた、
思春期成人の喜びを噛み締めた1年4組だった。
と、教室ドアの札を見上げれば、
「進路指導室」となっている・・・。
ううむ、時代の流れでしょう。
30年前は、そんな指導誰もしてくれず、
組合活動に没頭している先生が非常に多いため、
我がクラスは、毎日の自習パラダイスを堪能し、
私は、音楽家生活の基礎を確立した時期であった。
歩を進め3階へ行くと音楽室である。
足が重い・・・・。
最終的に音楽大学を目指す事になる私の、
決して良い思いでばかりではないことも思い出し、
大腿部の記憶装置が、階段を楽に昇らせないようだ。
高校生活の大半を過ごした音楽室も、そのまま。
窓から見える風景、隣の校舎に、前の学校(今は廃校)、
既に音を出して合奏をしている若き後輩の姿で、
薄ボンヤリだった想い出の輪郭が、
6Bの鉛筆でなぞられていくようです。
音楽室の壁に飾ってある、当時の演奏写真など見つけ、
私は、クラクラと目眩がするのであった。
皆さん、頑張っていました。
髪の茶色い子も、眉のほっそい子も、
スカートを浮き輪の様に巻いているミニの子も、
時代か変われど、高校生は高校生である。
先日も行って、今日は2回目の指導。
皆少しずつ進歩していますね。
懐かしい顔のOBも居ましたし、
レッスンしていた子が20代半ばと聞いてビックリ。
しっかりした大人になって居て少し安心。
これから合宿だそうです。
最近のコメント