笑顔のオケリハ ― 2008/07/01 23:37
オケリハでした。
13:00~18:00の時間を4つに分け、
休憩もキッチリ取りながら、時間内に収める。
これが出来ないと、指揮者失格なのです。
私は、自分で言うのもなんですが、
会議や、講演などでも、時間内に収めるのは得意。
音楽教室などで、喋りながら進行をさせて、
演奏も含めて、ピッタリ終るのが常。
これは、大事なことなのですよ!
時間が長いと、演奏者に怒られる「喋りすぎ!」と、
そして早く終れば文句が出ないだろうと思うと、
それは主催側から怒られる「時短公演!」などと。
時間の感覚を持ち続けないと、
ぴったりと終らせられないですし、
これはリハーサルでも同じことなのです。
オペラ、オペレッタ、バレエなど舞台芸術の類は、
オケだけの練習があり、その後に歌との合わせ、
そして最後にGP(ゲネプロ)と、
オケ関係は3段階に登っていくことになっている。
これは演出との関係があるから時間もかけるのですが、
オケだけのコンサートなどは、大抵の場合、
1回から2回、定期公演で3回。
これが音楽教室になると、その日にリハやって、
すぐに公演を迎えるのが常です。
ですから、舞台芸術の要素だけ入っている、
歌とオケの「ガラコンサート」の場合は、
コンサートと同じように、最低回数でGOなのです。
今回も練習は1回。
しかも70%は、皆さん演奏した事のない曲ばかり。
これを、1度の練習で、しかも歌手とも合わせていく。
大変な作業ですね、時間内に収めるのは。
ま、しかしどういう曲があって、
どの曲に時間かかるかわかっているので、
時間配分は十分いしていきますし、
万が一誤差が出た時にも、
どこで修正して時間を調整するかを、
頭の中に叩き込みながらリハ開始ですね。
流石に、終るとヘトヘトになりますが、
しかし大きな問題はなく、今日に至るまでの1ヶ月、
久し振りにオペレッタの譜面と格闘した甲斐がありました。
オケのライブラリアンH氏にも手伝ってもらいながら、
どうにか体裁が整ったので、楽譜不備の憂いは無しでした。
さすがに、ややこしいハンガリー系の曲は、
音出す前の打ち合わせが肝心で、
変更や、振り分けをエンピツで譜面に書き込んでもらい、
それを見れば一目瞭然と、演奏家も楽なのです。
さて、本番は6日。
ちょっと開きますので、心配もありますが、
そこは百戦錬磨の神奈川フィルですから、
公演では、よい音で盛り上げてくれるでしょうね。
久し振りに会う先輩後輩ばかりのオケ。
気持ちのよいオケリハをさせていただきました。
13:00~18:00の時間を4つに分け、
休憩もキッチリ取りながら、時間内に収める。
これが出来ないと、指揮者失格なのです。
私は、自分で言うのもなんですが、
会議や、講演などでも、時間内に収めるのは得意。
音楽教室などで、喋りながら進行をさせて、
演奏も含めて、ピッタリ終るのが常。
これは、大事なことなのですよ!
時間が長いと、演奏者に怒られる「喋りすぎ!」と、
そして早く終れば文句が出ないだろうと思うと、
それは主催側から怒られる「時短公演!」などと。
時間の感覚を持ち続けないと、
ぴったりと終らせられないですし、
これはリハーサルでも同じことなのです。
オペラ、オペレッタ、バレエなど舞台芸術の類は、
オケだけの練習があり、その後に歌との合わせ、
そして最後にGP(ゲネプロ)と、
オケ関係は3段階に登っていくことになっている。
これは演出との関係があるから時間もかけるのですが、
オケだけのコンサートなどは、大抵の場合、
1回から2回、定期公演で3回。
これが音楽教室になると、その日にリハやって、
すぐに公演を迎えるのが常です。
ですから、舞台芸術の要素だけ入っている、
歌とオケの「ガラコンサート」の場合は、
コンサートと同じように、最低回数でGOなのです。
今回も練習は1回。
しかも70%は、皆さん演奏した事のない曲ばかり。
これを、1度の練習で、しかも歌手とも合わせていく。
大変な作業ですね、時間内に収めるのは。
ま、しかしどういう曲があって、
どの曲に時間かかるかわかっているので、
時間配分は十分いしていきますし、
万が一誤差が出た時にも、
どこで修正して時間を調整するかを、
頭の中に叩き込みながらリハ開始ですね。
流石に、終るとヘトヘトになりますが、
しかし大きな問題はなく、今日に至るまでの1ヶ月、
久し振りにオペレッタの譜面と格闘した甲斐がありました。
オケのライブラリアンH氏にも手伝ってもらいながら、
どうにか体裁が整ったので、楽譜不備の憂いは無しでした。
さすがに、ややこしいハンガリー系の曲は、
音出す前の打ち合わせが肝心で、
変更や、振り分けをエンピツで譜面に書き込んでもらい、
それを見れば一目瞭然と、演奏家も楽なのです。
さて、本番は6日。
ちょっと開きますので、心配もありますが、
そこは百戦錬磨の神奈川フィルですから、
公演では、よい音で盛り上げてくれるでしょうね。
久し振りに会う先輩後輩ばかりのオケ。
気持ちのよいオケリハをさせていただきました。
無酸素テンポ152 ― 2008/07/03 23:11
All Aboutガイド、サボりながらも早2年。
音楽記事と言っても、
マニアックなクラシック音楽のサイト。
流行モノや批評批判、商業公演宣伝的なものは、
あまり書きたくない、という天邪鬼ガイドでも、
記事を観てくださる方が、とてもたくさんいます。
こういうITを駆使した産業は時代にシビアですから、
毎日の集計や、ガイドの頑張り、世の中の評価も、
全て統計を取り数字で残されていきます。
2年間やって良く解ったことですが、
「あまり気にしても仕方ない・・・」という事。
こんなこと言うと怒られますが、
鼻息荒くして記事をガツガツ書いても、
のほほ~んと普通に書き上げていっても、
観る方(PV)の数に劇的な変化は無いものです。
いきなり数万件のアクセスがある日があったりすると、
それは、とてもつもない過去記事だったりもするのです。
要するに、最新の情報が重要とされるカテゴリー・・
例えば、ファッションとか、経済、新製品情報などと比べ、
私のサイトは、あきらかにヌボ~っと、ダラ~ンと、
息が長い分、流行にも関わって居ないということなのか。
・・・と言いながらも、折角書いた記事は、
多くの方に読んでいただきたい気持ち山々です。
ガイド専用のメールアドレスが設置されていますので、
広告宣伝とスパム98%などに混じりながら、
時折面白いメールも来たりするのです。
先日も、とある見知らぬ高校生からの質問。
過去に書いた、「運動会のクラシック」という記事。
この中で、『早く走るにはテンポ=152が良い!と、
記載している根拠は何ですか?』と言う。
テンポ152の根拠・・・
皆さん、鼻でフフ~んと、笑っているでしょ!
「適当なこと書くから、子供に突っ込まれるんだよ!」と。
いやしかし、この方は高校生ながら、
「運動と音楽」の研究で発表をするらしいのです。
私は、誠心誠意質問に答えましたよ!
「心拍数に伴うテンポ感覚の違い、
聞く音楽の速さによる、心拍の変化は面白い」と。
それだけではなく、心拍数による運動の効果が、
スポーツ医学でも考察されていますね。
いわゆる軽い運動とされる有酸素運動から、
高い運動能力が発揮される無酸素運動への変り目は、
150という心拍数が基準なのです。
ですから、無酸素運動に変化する数字、
テンポ152と言うのは、非常にキーテンポなのです。
音楽の感覚でも、120は行進です。
「♪ま~るい、みどりのや~まて~せん~」は、
テンポ120なのです(憶えておくと便利!)
132は、某朝鮮半島国の軍事訓練の行進の速さ!
144になると、歩いてはいられません!
152。街をジョギングする人を観察すると、
大抵は、このテンポの前後になっていますね。
160を超えると辛いですよ、走り続けるのは。
ほらほら!152のテンポ感は、
無酸素運動の始まりとしては、重要なポイントです。
と、まぁ、こんな回答もしてみると、
あながち私の書いていることが無駄でもなく、
世のため人のためになっている事もあるのかと、
2年が終った今、思っております。
しかし、サボるのは問題で、公演続きですと、
どうしても毎月の記事がUPできないのは、
会社にも、ファン(とは言いすぎです!)の方々にも、
失礼なので、今年はキッチリ出来るよう、
頑張ってみようかと思う次第です・・・ハイ。
音楽記事と言っても、
マニアックなクラシック音楽のサイト。
流行モノや批評批判、商業公演宣伝的なものは、
あまり書きたくない、という天邪鬼ガイドでも、
記事を観てくださる方が、とてもたくさんいます。
こういうITを駆使した産業は時代にシビアですから、
毎日の集計や、ガイドの頑張り、世の中の評価も、
全て統計を取り数字で残されていきます。
2年間やって良く解ったことですが、
「あまり気にしても仕方ない・・・」という事。
こんなこと言うと怒られますが、
鼻息荒くして記事をガツガツ書いても、
のほほ~んと普通に書き上げていっても、
観る方(PV)の数に劇的な変化は無いものです。
いきなり数万件のアクセスがある日があったりすると、
それは、とてもつもない過去記事だったりもするのです。
要するに、最新の情報が重要とされるカテゴリー・・
例えば、ファッションとか、経済、新製品情報などと比べ、
私のサイトは、あきらかにヌボ~っと、ダラ~ンと、
息が長い分、流行にも関わって居ないということなのか。
・・・と言いながらも、折角書いた記事は、
多くの方に読んでいただきたい気持ち山々です。
ガイド専用のメールアドレスが設置されていますので、
広告宣伝とスパム98%などに混じりながら、
時折面白いメールも来たりするのです。
先日も、とある見知らぬ高校生からの質問。
過去に書いた、「運動会のクラシック」という記事。
この中で、『早く走るにはテンポ=152が良い!と、
記載している根拠は何ですか?』と言う。
テンポ152の根拠・・・
皆さん、鼻でフフ~んと、笑っているでしょ!
「適当なこと書くから、子供に突っ込まれるんだよ!」と。
いやしかし、この方は高校生ながら、
「運動と音楽」の研究で発表をするらしいのです。
私は、誠心誠意質問に答えましたよ!
「心拍数に伴うテンポ感覚の違い、
聞く音楽の速さによる、心拍の変化は面白い」と。
それだけではなく、心拍数による運動の効果が、
スポーツ医学でも考察されていますね。
いわゆる軽い運動とされる有酸素運動から、
高い運動能力が発揮される無酸素運動への変り目は、
150という心拍数が基準なのです。
ですから、無酸素運動に変化する数字、
テンポ152と言うのは、非常にキーテンポなのです。
音楽の感覚でも、120は行進です。
「♪ま~るい、みどりのや~まて~せん~」は、
テンポ120なのです(憶えておくと便利!)
132は、某朝鮮半島国の軍事訓練の行進の速さ!
144になると、歩いてはいられません!
152。街をジョギングする人を観察すると、
大抵は、このテンポの前後になっていますね。
160を超えると辛いですよ、走り続けるのは。
ほらほら!152のテンポ感は、
無酸素運動の始まりとしては、重要なポイントです。
と、まぁ、こんな回答もしてみると、
あながち私の書いていることが無駄でもなく、
世のため人のためになっている事もあるのかと、
2年が終った今、思っております。
しかし、サボるのは問題で、公演続きですと、
どうしても毎月の記事がUPできないのは、
会社にも、ファン(とは言いすぎです!)の方々にも、
失礼なので、今年はキッチリ出来るよう、
頑張ってみようかと思う次第です・・・ハイ。
隠れん坊 ― 2008/07/05 23:23

<Cox & Box>は、本格的な稽古に突入です。
少しだけ、一方の公演記念ブログ
http://coxbox.seesaa.net/
でも記事にして触れたのですが、
この喜歌劇、日本で多分オケではやっていないので、
今回譜面の整備に気が抜けないのである。
今日も、稽古最中に細かな部分をチェック。
「・・・あれれれ、ここカットじゃない!」
と、発見する。
そう、バージョン・アップをどんどんする、
この手の譜面、正統派クラシックの様に、
Ver記録が無いために、
判断する要素は、譜面の中身しかないのです。
困ったものです、1音1音、全パートチェック。
まるで、“かくれんぼ”を遊びたくない相手と
しているような作業である。
こちらが見つけなければ、
決して声も出さない、音も立てないで、
じっと、バージョン・アップを知らん振りである。
でも見つけた時はちょいと嬉しく、微笑む。
いやいや、決して驚いたり、怒っちゃダメ。
「ほぅら、ここにいたゾ!見~つけた!」
と、顔は笑いながら、内心穏やかではなく、
即座に首を掴んで引っ張り出すが如く、
二度と消えない赤いボールペンで、
訂正を加えると、また落ち着いて、
“かくれんぼ”再会である・・・。
この地道な結果が、よいパート譜を作るのである。
それにしても、信用の置けないヤツラ、
200人位と“かくれんぼ”である。
しかも、私はずっと鬼の役周り・・。
トホホなのである。
稽古はいたって真面目になっておりますし、
ディテールを演出や、音楽で生かす。、
ドラマが立体的になる過程は、
とっても楽しい“かくれんぼ”なのです。
少しだけ、一方の公演記念ブログ
http://coxbox.seesaa.net/
でも記事にして触れたのですが、
この喜歌劇、日本で多分オケではやっていないので、
今回譜面の整備に気が抜けないのである。
今日も、稽古最中に細かな部分をチェック。
「・・・あれれれ、ここカットじゃない!」
と、発見する。
そう、バージョン・アップをどんどんする、
この手の譜面、正統派クラシックの様に、
Ver記録が無いために、
判断する要素は、譜面の中身しかないのです。
困ったものです、1音1音、全パートチェック。
まるで、“かくれんぼ”を遊びたくない相手と
しているような作業である。
こちらが見つけなければ、
決して声も出さない、音も立てないで、
じっと、バージョン・アップを知らん振りである。
でも見つけた時はちょいと嬉しく、微笑む。
いやいや、決して驚いたり、怒っちゃダメ。
「ほぅら、ここにいたゾ!見~つけた!」
と、顔は笑いながら、内心穏やかではなく、
即座に首を掴んで引っ張り出すが如く、
二度と消えない赤いボールペンで、
訂正を加えると、また落ち着いて、
“かくれんぼ”再会である・・・。
この地道な結果が、よいパート譜を作るのである。
それにしても、信用の置けないヤツラ、
200人位と“かくれんぼ”である。
しかも、私はずっと鬼の役周り・・。
トホホなのである。
稽古はいたって真面目になっておりますし、
ディテールを演出や、音楽で生かす。、
ドラマが立体的になる過程は、
とっても楽しい“かくれんぼ”なのです。
公演終了に感謝 ― 2008/07/06 23:31
沢山の方々に来場いただきました。
『横浜シティオペラ
オペレッタ・ガラ・コンサート』
無事に終了いたしました。
ありがとうございました。
リハーサルから5日も空くと、
私でも新鮮な気分でしたから、
オケの方々は尚更だったでしょう・・・。
何せ20曲もありますし、
80%は演奏したことない曲ですから、
集中力が勝負なのです。
曲をどんどん演奏するだけではなく、
歌手の皆さんとの音楽的な打ち合わせは勿論、
音楽以外でも沢山決め事があります。
曲の繋げ方は音が先か、歌手が先か、
もしくは、前奏途中で歌手を呼び込んでとか、
舞台に入って2m歩いたら音出すとか、
ポウズを決めて、決まったら音・・・。
単に音楽を繋げただけでは面白くないので、
少しだけ、実際の舞台芸術の匂いや、
歌う曲のキャラクターに合った出にするため、
様々アイデアを考えたのです。
結果、歌い終わってのハケ(舞台から出る)にも凝り、
間違えてはいけないと、整理しながら進めるのに、
私の神経の80%は使われていました。
しかし、さらに大事なことをすっかり忘れてました。
私、喋らなくてはならなかったのです。
・・・ふと気付くと公演数分前。
本番が始まってから、演奏中にいろいろと考え、
その場の雰囲気に合わせて喋っていたので、
良かったのか悪かったのか・・・。
しかし面白い事に、年号とか日付とか、
大事な事は記憶をしているものですね。
音楽上の大きな事故もなく、
来場の、ほぼ満員のお客様にも喜んでいただき、
演奏者としては嬉しい限りです。
このところ数年、
伝統的正統オペレッタを演奏することから、
わざと離れていた様な気がしますが、
今回は、オペレッタの楽しさと大変さ、
また演奏の難しさと、指揮者として難儀な点も、
さまざま思い出しました。
しかし全て終ってみると、
「オペレッタはやっぱり楽しい」という、
一番大事な言葉が残りました。
またオペレッタを演奏する機会があれば、
今度はさらに良いものにすべく、
さらに前向きに出来る気がいたします。
特別な機会を下さった柳澤さん、また、
文句もなく、協力的に演奏してくださった、
神奈川フォルハーモニー管弦楽団の皆さん、
心より感謝申し上げます。
『横浜シティオペラ
オペレッタ・ガラ・コンサート』
無事に終了いたしました。
ありがとうございました。
リハーサルから5日も空くと、
私でも新鮮な気分でしたから、
オケの方々は尚更だったでしょう・・・。
何せ20曲もありますし、
80%は演奏したことない曲ですから、
集中力が勝負なのです。
曲をどんどん演奏するだけではなく、
歌手の皆さんとの音楽的な打ち合わせは勿論、
音楽以外でも沢山決め事があります。
曲の繋げ方は音が先か、歌手が先か、
もしくは、前奏途中で歌手を呼び込んでとか、
舞台に入って2m歩いたら音出すとか、
ポウズを決めて、決まったら音・・・。
単に音楽を繋げただけでは面白くないので、
少しだけ、実際の舞台芸術の匂いや、
歌う曲のキャラクターに合った出にするため、
様々アイデアを考えたのです。
結果、歌い終わってのハケ(舞台から出る)にも凝り、
間違えてはいけないと、整理しながら進めるのに、
私の神経の80%は使われていました。
しかし、さらに大事なことをすっかり忘れてました。
私、喋らなくてはならなかったのです。
・・・ふと気付くと公演数分前。
本番が始まってから、演奏中にいろいろと考え、
その場の雰囲気に合わせて喋っていたので、
良かったのか悪かったのか・・・。
しかし面白い事に、年号とか日付とか、
大事な事は記憶をしているものですね。
音楽上の大きな事故もなく、
来場の、ほぼ満員のお客様にも喜んでいただき、
演奏者としては嬉しい限りです。
このところ数年、
伝統的正統オペレッタを演奏することから、
わざと離れていた様な気がしますが、
今回は、オペレッタの楽しさと大変さ、
また演奏の難しさと、指揮者として難儀な点も、
さまざま思い出しました。
しかし全て終ってみると、
「オペレッタはやっぱり楽しい」という、
一番大事な言葉が残りました。
またオペレッタを演奏する機会があれば、
今度はさらに良いものにすべく、
さらに前向きに出来る気がいたします。
特別な機会を下さった柳澤さん、また、
文句もなく、協力的に演奏してくださった、
神奈川フォルハーモニー管弦楽団の皆さん、
心より感謝申し上げます。
JAPAN-UK 150 参加決定 ― 2008/07/07 23:04

さて、私が他の公演で居てもいなくても、
稽古はどんどん進んでいます。
<Cox&Box>、8月5日の英国公演まで、
一ヶ月を切ったので、稽古ばかりでなく、
全ての制作事項がフル回転です。
ただ、2006年に<ミカド>で渡英しているので、
同じフェスティバルへの参加、
要領を得ているのが、様々な救いになっております。
今年は、日英修好通商条約が結ばれて150年、
日本と英国の特別な関係が始まってから、
節目の周年記念の年になります。
正確には1858年の8月26日に調印ですので、
節目の年に、この演目ではおそらく、
日本人初の海外公演が出来ること嬉しく思います。
横浜で初めて催された舞台芸術である<Cox&Box>、
138年目にして、英国に恩返しでもあります。
今回、横浜の(財)横浜開港150周年協会にも、
後援をいただき、日英関係と、横浜の繋がり深き
<Cox&Box>を応援して頂いております。
そして、もう1つ!
実は先週すでに内定していたのですが、
正式に決定し、メールを頂き、
先ほどWebサイトでも確認をいたしましたので、
皆さんにいち早く御報告をさせていただきます。
日英修好通商条約から150年を記念して、
在英日本大使館が企画主催する
JAPAN-UK 150という記念事業があります。
この事業の参加イベントに正式に決まりました。
HPを観ると、文化、芸術系のイベントを中心に、
日英の関係に深きイベントが取り上げられています。
本当は、08年9月1日~が、対象なのですが、
プレイベント期間の特別イベントという扱いです。
心より感謝申し上げます。
JAPAN-UK 150のホームページは、
http://www.uk.emb-japan.go.jp/japanuk150/index.html
イベントカレンダーに収まっていますが、
直接開きたい方は、こちらからどうぞ!
http://www.uk.emb-japan.go.jp/japanuk150/events/theatre/Cox_and_Box.html
ふむふむ、日英の文化芸術に寄与している気分、
大いに高まってまいりました!!
関係者の方々に、心より感謝いたします。
写真は、official logo!です。
微妙なデザインですが、JAPAN-UK ってことで・・・。
稽古はどんどん進んでいます。
<Cox&Box>、8月5日の英国公演まで、
一ヶ月を切ったので、稽古ばかりでなく、
全ての制作事項がフル回転です。
ただ、2006年に<ミカド>で渡英しているので、
同じフェスティバルへの参加、
要領を得ているのが、様々な救いになっております。
今年は、日英修好通商条約が結ばれて150年、
日本と英国の特別な関係が始まってから、
節目の周年記念の年になります。
正確には1858年の8月26日に調印ですので、
節目の年に、この演目ではおそらく、
日本人初の海外公演が出来ること嬉しく思います。
横浜で初めて催された舞台芸術である<Cox&Box>、
138年目にして、英国に恩返しでもあります。
今回、横浜の(財)横浜開港150周年協会にも、
後援をいただき、日英関係と、横浜の繋がり深き
<Cox&Box>を応援して頂いております。
そして、もう1つ!
実は先週すでに内定していたのですが、
正式に決定し、メールを頂き、
先ほどWebサイトでも確認をいたしましたので、
皆さんにいち早く御報告をさせていただきます。
日英修好通商条約から150年を記念して、
在英日本大使館が企画主催する
JAPAN-UK 150という記念事業があります。
この事業の参加イベントに正式に決まりました。
HPを観ると、文化、芸術系のイベントを中心に、
日英の関係に深きイベントが取り上げられています。
本当は、08年9月1日~が、対象なのですが、
プレイベント期間の特別イベントという扱いです。
心より感謝申し上げます。
JAPAN-UK 150のホームページは、
http://www.uk.emb-japan.go.jp/japanuk150/index.html
イベントカレンダーに収まっていますが、
直接開きたい方は、こちらからどうぞ!
http://www.uk.emb-japan.go.jp/japanuk150/events/theatre/Cox_and_Box.html
ふむふむ、日英の文化芸術に寄与している気分、
大いに高まってまいりました!!
関係者の方々に、心より感謝いたします。
写真は、official logo!です。
微妙なデザインですが、JAPAN-UK ってことで・・・。
モザイクですが・・ ― 2008/07/09 23:02
「音楽の街-狛江」構想推進委員会、第2回の会議。
この会議は後に文書で公開されますので、
秘密のモノはないのですが、
残念ながら、このロゴだけは見せられない!
モザイクかけても見せたいのですが、
う~ん、見せられないのです。御容赦・・・
昨年度に募集をしたロゴマークは、
200通を越える応募者があり、
選考委員会の審査を経て、
そのなかから、素晴らしい作品が選ばれました。
しかし、選ばれたからと言って、
ロゴマークとして使用開始できるわけではなく、
デザイナーS氏の手に渡り、丹念に磨かれるのだ。
会議にS氏に来て頂き、
完成させるにあたってのいくつかの経過作品と、
文字などのパターンを見せていただき、
順調に仕上がっている事を確認。
最初から、その後のロゴの活用希望があるので、
平面的なデザインで済ませるわけには行かず、
なんとか一人歩きできる様里子に出す気分である。
たかだかロゴと思う無かれ。
その活動と、活動背景が一目でわかるような、
愛らしくも、意志があるようなマーク。
静止画のようで動き出しそうな、
一瞬を切り抜いたようで、
その前後が見えるようなドラマがないと、
面白くは無いものなのです。
方向確認も済み、近々完成はするでしょうが、
実はこの後が大変です。
商標として登録することができるかどうか、
つまり、類似したマークがないかどうか、
全て調べてもらい、商標登録となる。
これには半年もかかるのです。
しかし、その後安心して使うため、
こんなに素晴らしいロゴデザインを
真似されないためには、最初の段階で、
キッチリ法規を遵守しておかなくてはいけない。
これに合わせて、
様々な整備が進んでいます。
「音楽の街-狛江」の名義を貸すためのガイドライン。
つまり、催しの主催にこのマークを貸したり、
私達が協力したりするための基準を決めます。
他にも、沢山の事業に対する報告もあり、
今年度の催しが具体的に決定されていきます。
そして、今月の26日、27日。
今年初の駅前ライブ2連発が決定です。
昨年より2ヶ月早く事業始動、
良い天気であることを先ず願う雨男の私です・・・。
この会議は後に文書で公開されますので、
秘密のモノはないのですが、
残念ながら、このロゴだけは見せられない!
モザイクかけても見せたいのですが、
う~ん、見せられないのです。御容赦・・・
昨年度に募集をしたロゴマークは、
200通を越える応募者があり、
選考委員会の審査を経て、
そのなかから、素晴らしい作品が選ばれました。
しかし、選ばれたからと言って、
ロゴマークとして使用開始できるわけではなく、
デザイナーS氏の手に渡り、丹念に磨かれるのだ。
会議にS氏に来て頂き、
完成させるにあたってのいくつかの経過作品と、
文字などのパターンを見せていただき、
順調に仕上がっている事を確認。
最初から、その後のロゴの活用希望があるので、
平面的なデザインで済ませるわけには行かず、
なんとか一人歩きできる様里子に出す気分である。
たかだかロゴと思う無かれ。
その活動と、活動背景が一目でわかるような、
愛らしくも、意志があるようなマーク。
静止画のようで動き出しそうな、
一瞬を切り抜いたようで、
その前後が見えるようなドラマがないと、
面白くは無いものなのです。
方向確認も済み、近々完成はするでしょうが、
実はこの後が大変です。
商標として登録することができるかどうか、
つまり、類似したマークがないかどうか、
全て調べてもらい、商標登録となる。
これには半年もかかるのです。
しかし、その後安心して使うため、
こんなに素晴らしいロゴデザインを
真似されないためには、最初の段階で、
キッチリ法規を遵守しておかなくてはいけない。
これに合わせて、
様々な整備が進んでいます。
「音楽の街-狛江」の名義を貸すためのガイドライン。
つまり、催しの主催にこのマークを貸したり、
私達が協力したりするための基準を決めます。
他にも、沢山の事業に対する報告もあり、
今年度の催しが具体的に決定されていきます。
そして、今月の26日、27日。
今年初の駅前ライブ2連発が決定です。
昨年より2ヶ月早く事業始動、
良い天気であることを先ず願う雨男の私です・・・。
パーティー並 ― 2008/07/13 23:32

日夜稽古の毎日である。
いろいろな公演を抱えたりすると、
毎日平気で3つくらいは重なるので、
1つに集中できるなんて、幸せな時なのです。
それにしても、サーチャージ(Fuel Surcharge)
の高騰で、飛行機代が高いのです!
12日からまた上がるという話を聞きつけ、
慌てて渡航チケットを購入!
欧州行き飛行機は、
平気で一人あたり5万程度のサーチャージを徴収。
数百人乗っている飛行機で、一人から5万円って、
いわば、飛天の間での政治家のパーティーを、
1時間に十数本催している規模の計算。
私自転車好きですが、流石に英国は、無理。
船、無理・・・、徒歩、無理・・・
ヨーロッパに行くというのは、大変な事だ。
今更ながら、身に沁みます。
初めて20数年前にベルリンに渡った時は、
旧ソビエト連邦の旅客機・・いや、
空輸機に、簡易椅子を取り付桁飛行機、
モスクワに強制的に1泊だったが、
7万円だったのを憶えている。
確かに安い季節の渡航でしたし、
トランジットを楽しめる年代だったから、
モスクワの収容所収監も1夜なら耐えられたし、
強制的に同室になった2m30cmの大男とも、
震えながらも楽しく喋れた。
寝酒に地下のバーでビール呑みに行った時、
大きなドル紙幣紙幣しか手持ちがなく、
ポケットに入っていた5円玉を出したら、
これが奴らには珍しかったらしく、
5円で、ビール3本とウォッカ5杯を、
浴びるほど飲ませてもらって悪酔いの想い出も、
まぁ、今だったら笑って話せる。
そんな土産話がついて、
7万円で往復していた事が信じられないのである。
オリンピック直前で、
きっと、ヒースローでは荷物検査もうるさく、
個人荷物として分散して持ち込んだ舞台関係品も、
やたらと追求されるのだろう・・・
「男なのに、こんなのでメイクですか?」とか、
「うわ、派手なジャケット着て何スルの?」とか、
「チョンマゲのヅラ、何処でかぶるか!!??」など、
畳み掛けながら、質問してくるに違いないのだ。
スプレー缶、ライター、カッター、、いや爪切り、
鼻毛切り、梅干だって、取り上げられるかもしれない。
渡英公演の為には行かなくてはならないから、
高い燃料代を払ってまでも、飛行機代を払い、
その上、犯罪者の様な扱いをされながら、
関門を突破しなくてはならない・・・。
空の旅の楽しみとは、なんなのでしょうか?
窓の外の綺麗な地球か?目の前の綺麗な乗務員か?
基本的に、閉所嫌いで、飛行機搭乗自体憂鬱な私、
ますます気分が沈んでいくのです・・・。
稽古は滞りなく進み、
今日は出演者3人が揃い、今までの確認や、
さらに新しい事を稽古しながら、
確実に、一歩一歩良い公演に近づいている。
それを見ながら、ボ~っと指揮をして、
「あ~、この公演がイギリスと言う名前の、
2つ隣の山の手線の駅だったらどんなに幸福か・・」
と、サーチャージ無き、130円の往復運賃と、
欧州往復の最高級サーチャージを比較しながら、
飛行機でどんな酒を呑もうかしか、
楽しみが思いつかない私でした・・・
いろいろな公演を抱えたりすると、
毎日平気で3つくらいは重なるので、
1つに集中できるなんて、幸せな時なのです。
それにしても、サーチャージ(Fuel Surcharge)
の高騰で、飛行機代が高いのです!
12日からまた上がるという話を聞きつけ、
慌てて渡航チケットを購入!
欧州行き飛行機は、
平気で一人あたり5万程度のサーチャージを徴収。
数百人乗っている飛行機で、一人から5万円って、
いわば、飛天の間での政治家のパーティーを、
1時間に十数本催している規模の計算。
私自転車好きですが、流石に英国は、無理。
船、無理・・・、徒歩、無理・・・
ヨーロッパに行くというのは、大変な事だ。
今更ながら、身に沁みます。
初めて20数年前にベルリンに渡った時は、
旧ソビエト連邦の旅客機・・いや、
空輸機に、簡易椅子を取り付桁飛行機、
モスクワに強制的に1泊だったが、
7万円だったのを憶えている。
確かに安い季節の渡航でしたし、
トランジットを楽しめる年代だったから、
モスクワの収容所収監も1夜なら耐えられたし、
強制的に同室になった2m30cmの大男とも、
震えながらも楽しく喋れた。
寝酒に地下のバーでビール呑みに行った時、
大きなドル紙幣紙幣しか手持ちがなく、
ポケットに入っていた5円玉を出したら、
これが奴らには珍しかったらしく、
5円で、ビール3本とウォッカ5杯を、
浴びるほど飲ませてもらって悪酔いの想い出も、
まぁ、今だったら笑って話せる。
そんな土産話がついて、
7万円で往復していた事が信じられないのである。
オリンピック直前で、
きっと、ヒースローでは荷物検査もうるさく、
個人荷物として分散して持ち込んだ舞台関係品も、
やたらと追求されるのだろう・・・
「男なのに、こんなのでメイクですか?」とか、
「うわ、派手なジャケット着て何スルの?」とか、
「チョンマゲのヅラ、何処でかぶるか!!??」など、
畳み掛けながら、質問してくるに違いないのだ。
スプレー缶、ライター、カッター、、いや爪切り、
鼻毛切り、梅干だって、取り上げられるかもしれない。
渡英公演の為には行かなくてはならないから、
高い燃料代を払ってまでも、飛行機代を払い、
その上、犯罪者の様な扱いをされながら、
関門を突破しなくてはならない・・・。
空の旅の楽しみとは、なんなのでしょうか?
窓の外の綺麗な地球か?目の前の綺麗な乗務員か?
基本的に、閉所嫌いで、飛行機搭乗自体憂鬱な私、
ますます気分が沈んでいくのです・・・。
稽古は滞りなく進み、
今日は出演者3人が揃い、今までの確認や、
さらに新しい事を稽古しながら、
確実に、一歩一歩良い公演に近づいている。
それを見ながら、ボ~っと指揮をして、
「あ~、この公演がイギリスと言う名前の、
2つ隣の山の手線の駅だったらどんなに幸福か・・」
と、サーチャージ無き、130円の往復運賃と、
欧州往復の最高級サーチャージを比較しながら、
飛行機でどんな酒を呑もうかしか、
楽しみが思いつかない私でした・・・
編集完了・・天才! ― 2008/07/14 17:32

いや~、俺天才!!
と思わず叫びたくなる。
仕事では、思った事もないのだが、
関係ない作業だから、これは声を張り上げたい。
俺は、天才だわ・・・
31日の四谷の公演、
後半は、<コックスとボックス>の上演ですが、
前半では、私の頭脳である、大切なゲスト2人を招いて、
ギルバート&サリヴァンの楽しみとか、
8月2日にバクストン公演をする、
国際ギルバート&サリヴァン・フェスティバルの話、
また日英150年の話から、日本のオペラ創成期の話・・・
などと、眉間皺の会になりがちなので、
難しい話はなるべく少なくして、と考えたのです。
そこで、一番手っ取り早いのは、
私達の公演、06年の<ミカド>英国公演のDVDを
観てもらえばよいという結論です。
ただ、全編は、2時間半以上あるので、困った。
編集にかけるお金は無い、しかしもっと無いのは、
編集時に、指示を出してサポートする時間!
そこで、なんでも作りたがりの私は、
「よし、自分でやるべ!」と奮起!
だって、音楽は全て解っているし、
台詞も頭にこびりついてとれないくらいです。
なんとか出来るでしょう!と、パソコン屋へ・・・
ソフト買うところから始めないといけないのです。
今読んでいる方々は、
“ばっかじゃない!そんなのすぐ使いこなせるはず、
ないじゃないの~・・・“と、笑いましたね。
そう、私も内心、もっとも時間を食う作業に突入かと、
マニュアルを読むのだけは避けたいと思ったのです。
もう1週間前ですが、
そのパソコン屋さんがショボショボだったのでしょうか、
ソフトなんて売れないものなのでしょうか、
売り場の棚は閑散としており、
映像編集ソフトの段も、半分は倒れている始末。
それでも、価値が高いのか、値段は1万~2万台。
「やっぱり、高いものだよな~、やだな、買うの」
と、踵を返した瞬間、残像で脳裏に焼きついた文字が、
『お試し無料15日間体験版!』
おお!神よ!
と、手に取ると、その横に15000円で並んでいる、
人気らしきソフトのお試し版が「無料」なのだ。
これを試すしかないでしょう、と即行帰宅。
しかしここで良く考える。
「もし、早合点で開けてインストールして、
なかなか使いこなせなかったらどうしよう・・。
31日より大分早い時点で15日がたってしまう・・・。
ならば、31日まで使える日にインストールしよう」
などと、勝手にまるで計算の立たない、
典型的O型気質の合点で、本日未明にインストール。
2時間半のDVDを読み込ませ、キャプチャーで分けて、
必要な場面を吸い取りながら、カットを細かに調整。
それを、数種の繋げ方を選びながら、さらに調整。
・・・2時間。
どうして、出来るのでしょう?
ちゃんと、仕上げて、DVDにまでなりました。
一度も悩まずに、ヘルプも見ずにです。
体験版を手に入れた後、皆に言われました。
「そりゃ、最終段階で、『この後は買い求めください』
って、言われちまうんだよ!」とか、
「出来上がったモノが、15日経つと消滅するんじゃない」
など、嫌味を言う輩が多かったのです。
しかし、予想に反して、
私は、確かに既に焼き付けたDVDメディアを
別のプレイヤーとテレビで確認したのだ。
ん?15日目に、このメディアが消滅・・・?
そんなことは、間違ってもないよね。
きっとない、ない・・・
あったら公演日だから、DVD無いじゃん・・。
などと心配はするのですが、
しかし、滞りなく20分に編集し、しかも面白い!!
やっぱり俺は天才だったのか~!
と、再度雄たけびを上げながら、
あまりに使いやすい編集ソフトに感心し、
購入を決めたのでした。
売れ筋のはず、直感的に扱える!
ん?これって、術中にはまっているのでしょうか?
公演は、7月31日(木)19:00~
四谷区民ホールです。
公演と、お話、ミカドハイライトDVD、と、
盛りだくさんの2時間で3000円です。
詳しくは、専用ブログでどうぞ。
http://coxbox.seesaa.net/
と思わず叫びたくなる。
仕事では、思った事もないのだが、
関係ない作業だから、これは声を張り上げたい。
俺は、天才だわ・・・
31日の四谷の公演、
後半は、<コックスとボックス>の上演ですが、
前半では、私の頭脳である、大切なゲスト2人を招いて、
ギルバート&サリヴァンの楽しみとか、
8月2日にバクストン公演をする、
国際ギルバート&サリヴァン・フェスティバルの話、
また日英150年の話から、日本のオペラ創成期の話・・・
などと、眉間皺の会になりがちなので、
難しい話はなるべく少なくして、と考えたのです。
そこで、一番手っ取り早いのは、
私達の公演、06年の<ミカド>英国公演のDVDを
観てもらえばよいという結論です。
ただ、全編は、2時間半以上あるので、困った。
編集にかけるお金は無い、しかしもっと無いのは、
編集時に、指示を出してサポートする時間!
そこで、なんでも作りたがりの私は、
「よし、自分でやるべ!」と奮起!
だって、音楽は全て解っているし、
台詞も頭にこびりついてとれないくらいです。
なんとか出来るでしょう!と、パソコン屋へ・・・
ソフト買うところから始めないといけないのです。
今読んでいる方々は、
“ばっかじゃない!そんなのすぐ使いこなせるはず、
ないじゃないの~・・・“と、笑いましたね。
そう、私も内心、もっとも時間を食う作業に突入かと、
マニュアルを読むのだけは避けたいと思ったのです。
もう1週間前ですが、
そのパソコン屋さんがショボショボだったのでしょうか、
ソフトなんて売れないものなのでしょうか、
売り場の棚は閑散としており、
映像編集ソフトの段も、半分は倒れている始末。
それでも、価値が高いのか、値段は1万~2万台。
「やっぱり、高いものだよな~、やだな、買うの」
と、踵を返した瞬間、残像で脳裏に焼きついた文字が、
『お試し無料15日間体験版!』
おお!神よ!
と、手に取ると、その横に15000円で並んでいる、
人気らしきソフトのお試し版が「無料」なのだ。
これを試すしかないでしょう、と即行帰宅。
しかしここで良く考える。
「もし、早合点で開けてインストールして、
なかなか使いこなせなかったらどうしよう・・。
31日より大分早い時点で15日がたってしまう・・・。
ならば、31日まで使える日にインストールしよう」
などと、勝手にまるで計算の立たない、
典型的O型気質の合点で、本日未明にインストール。
2時間半のDVDを読み込ませ、キャプチャーで分けて、
必要な場面を吸い取りながら、カットを細かに調整。
それを、数種の繋げ方を選びながら、さらに調整。
・・・2時間。
どうして、出来るのでしょう?
ちゃんと、仕上げて、DVDにまでなりました。
一度も悩まずに、ヘルプも見ずにです。
体験版を手に入れた後、皆に言われました。
「そりゃ、最終段階で、『この後は買い求めください』
って、言われちまうんだよ!」とか、
「出来上がったモノが、15日経つと消滅するんじゃない」
など、嫌味を言う輩が多かったのです。
しかし、予想に反して、
私は、確かに既に焼き付けたDVDメディアを
別のプレイヤーとテレビで確認したのだ。
ん?15日目に、このメディアが消滅・・・?
そんなことは、間違ってもないよね。
きっとない、ない・・・
あったら公演日だから、DVD無いじゃん・・。
などと心配はするのですが、
しかし、滞りなく20分に編集し、しかも面白い!!
やっぱり俺は天才だったのか~!
と、再度雄たけびを上げながら、
あまりに使いやすい編集ソフトに感心し、
購入を決めたのでした。
売れ筋のはず、直感的に扱える!
ん?これって、術中にはまっているのでしょうか?
公演は、7月31日(木)19:00~
四谷区民ホールです。
公演と、お話、ミカドハイライトDVD、と、
盛りだくさんの2時間で3000円です。
詳しくは、専用ブログでどうぞ。
http://coxbox.seesaa.net/
都内疾走!! ― 2008/07/15 18:29

「小屋打ち」ってものがあるのです。
公演が近づいた頃、主催者と劇場(ホール)側との
公演詳細打ち合わせです。業界では、「小屋打ち」。
特に問題はないのですが、7月31日の公演は、
オペラ上演もあるが、その前にはディスカッション。
つまり、休憩時間で飾り変えしたりと、
舞台上は、なかなか忙しいのです。
舞台芸術の場合の様々な人間模様。
歌手、指揮、演奏家、演出、舞台監督・・
それに、照明、音響、衣裳、メイク、制作・・・
各セクション数人、大きなプロジェクトは、
アシスタント含め、たとえば、
衣裳担当だけで、10人ほどウロウロ・・。
メイクも、8人ウロウロ・・・
これって、出演者が多ければ多いほど、
着替えや場面が多ければ、全て比例して、
増えていくのです。
大きなオペラプロジェクトになると、
数百人が参加しているものもあります。
指揮者だけでも、アシスタント、合唱と5人以上、
稽古のピアニストも5人とかね。
いやいや、しかしお金が掛かりますね。
今回は、英国公演で、主要スタッフ意外、
スタッフ、オケも現地人です。
世界一ミニマムで、最高のカンパニーなので、
話の風通しがとてもよい。
なにせ、巨大プロジェクトの欠点は、
話が合理的に進まないこと、
相談や報告で倍の労力、
勘違いに手違い思い違いで、5倍の労力。
しかも、話が進み、8割終わったところで、
大先生の一言や、大プロデューサーのさじ加減で、
またひっくり返ったりするのです。
こんな事しながら進むのですから、
お金も時間も放出していくのですわ。
我々の場合、問題は、出発2日前に、
皆さんに公演を見ていただくので、
スタッフも居ない、モノもない状態で、
どうやって公演を行うかと言うことなのです。
現地にいかないと、人とモノがないのです。
でも、大丈夫。
衣裳や、美術、大掛かりな装置に気をとられ、
何も中身のない公演だって沢山あるのです。
コンテンツ(中身、内容)と言うものは、
決して着飾ったディテールではなくて、
人と心という真髄で出来てているものなのです。
なんて事を思っても、
劇場の協力無しには進みません。
とても親切な担当さん。
様々なアイデアを授けていただきました。
じっくり用意して、良いものを見ていただきたい、
と、思う次第です。
今日は、家から自転車!
新宿で小屋打ち、急用で銀座に足延ばし、
その後大塚事務所に行き、譜面仕事。
片道30キロの行脚。
いやいや、家から新宿なんて40分ですから!
しかし、忘れていました。
明日は朝から公演でした・・・。
立ち仕事の指揮者ですので、
足を使い切らないよう、電車で帰ります。
トホホ・・・
公演が近づいた頃、主催者と劇場(ホール)側との
公演詳細打ち合わせです。業界では、「小屋打ち」。
特に問題はないのですが、7月31日の公演は、
オペラ上演もあるが、その前にはディスカッション。
つまり、休憩時間で飾り変えしたりと、
舞台上は、なかなか忙しいのです。
舞台芸術の場合の様々な人間模様。
歌手、指揮、演奏家、演出、舞台監督・・
それに、照明、音響、衣裳、メイク、制作・・・
各セクション数人、大きなプロジェクトは、
アシスタント含め、たとえば、
衣裳担当だけで、10人ほどウロウロ・・。
メイクも、8人ウロウロ・・・
これって、出演者が多ければ多いほど、
着替えや場面が多ければ、全て比例して、
増えていくのです。
大きなオペラプロジェクトになると、
数百人が参加しているものもあります。
指揮者だけでも、アシスタント、合唱と5人以上、
稽古のピアニストも5人とかね。
いやいや、しかしお金が掛かりますね。
今回は、英国公演で、主要スタッフ意外、
スタッフ、オケも現地人です。
世界一ミニマムで、最高のカンパニーなので、
話の風通しがとてもよい。
なにせ、巨大プロジェクトの欠点は、
話が合理的に進まないこと、
相談や報告で倍の労力、
勘違いに手違い思い違いで、5倍の労力。
しかも、話が進み、8割終わったところで、
大先生の一言や、大プロデューサーのさじ加減で、
またひっくり返ったりするのです。
こんな事しながら進むのですから、
お金も時間も放出していくのですわ。
我々の場合、問題は、出発2日前に、
皆さんに公演を見ていただくので、
スタッフも居ない、モノもない状態で、
どうやって公演を行うかと言うことなのです。
現地にいかないと、人とモノがないのです。
でも、大丈夫。
衣裳や、美術、大掛かりな装置に気をとられ、
何も中身のない公演だって沢山あるのです。
コンテンツ(中身、内容)と言うものは、
決して着飾ったディテールではなくて、
人と心という真髄で出来てているものなのです。
なんて事を思っても、
劇場の協力無しには進みません。
とても親切な担当さん。
様々なアイデアを授けていただきました。
じっくり用意して、良いものを見ていただきたい、
と、思う次第です。
今日は、家から自転車!
新宿で小屋打ち、急用で銀座に足延ばし、
その後大塚事務所に行き、譜面仕事。
片道30キロの行脚。
いやいや、家から新宿なんて40分ですから!
しかし、忘れていました。
明日は朝から公演でした・・・。
立ち仕事の指揮者ですので、
足を使い切らないよう、電車で帰ります。
トホホ・・・
満載漫才 ― 2008/07/16 23:21

久し振りに早起き!!7時に家を出る。
普段あまり利用しない東武線で、さらに北上。
電車って、長く乗っていると、車内の人の顔が、
地域差ででドンドン変わっていくのが面白い。
1時間半電車を乗り継ぎ、到着。
今日は、高校生がオーケストラを聴く学校公演です。
しかも、11時から公演なのです。
でも、いきなり公演ではなくて、
ゲネプロもあるのだから、不思議な時間配分。
現場は、公共ホールですから、9時にしか開かない。
なのに、ゲネプロ開始9時と明記・・・。
9時に楽屋ドアが開くや否や、
楽員はすぐさま楽器を出して小ウォームアップ。
次の瞬間には、マネージャーから、
「ステージにお願いしま~す!」です。
前夜、オーケストラセッティングを済ませているので、
こんな神業が出来るというものです。
S高校の先生は、気合十分です。
事前に、オケから送ってもらったプログラムと譜面の中に、
先生創作の台本が入っていました。9ページも!
よく見ると、全ての演奏の合い間には、
私による、作曲家と作品の解説があるのです。
バッハから、モーツァルト、シュトラウス、
プッチーニにブラームス・・・
しかも、難しい質問まで書いてあるぞ・・・
「どうしてチューニングをするのか・・・」
「G線上のアリアは、本当にG線か・・」
「“誰も寝てはならない”は、生徒の事か・・・?」
など、作品にまつわる歴史から、その後の挿話、
楽器、編成、洒落まで、大したものです。
前夜、この台本の解説と質問の答えが気になり、
下調べせずには寝られなくなり、眠い目を擦りながら、
しかし、面白い事も発見するものなのです。
高校生相手ですから、難しい話はしませんが、
オペラの話になれば、「愛と死、犠牲と嫉妬」など、
大人の世界の心の話が中心です。
中学生では流石に話せないことも、
近頃の高校生なら、大丈夫でしょう。
担当先生は、生徒にクラシック好きになってもらおうと、
台本ばかりか、様々な工夫を凝らしているのです。
決して長い曲は選曲せず、楽しい聴き所ばかり。
生徒が集中して聴けるように、という配慮ですが、
そんなカット演奏を嫌がる指揮者もいるのです。
でも、わたしは先生の気持ちが嬉しいし、
クラシックを好きになってもらいたいので、
生徒のためと、喜んで演奏するのです。
運命の冒頭を振る「指揮者コーナー」もあり、
2時間アイデア満載でした。
喋り通した私は、トータルだと振っている時間より、
話している時間が長いのではないかと・・・。
高校生の皆さん、静かに楽しんで聴いてくださり、
手拍子したり、共演の仲間の応援をしたりして、
テスト後の楽しい行事になったのではないでしょうか。
日本全国のオーケストラは、
こんな風に、小学生から高校生の皆さんに、
クラシック音楽の楽しみを伝えようと、
様々な思考をこらして奮闘しているのです。
あまり人目に触れないこういう公演こそ、
実は大変で難しく、でも質を問われる公演なのですね。
普段あまり利用しない東武線で、さらに北上。
電車って、長く乗っていると、車内の人の顔が、
地域差ででドンドン変わっていくのが面白い。
1時間半電車を乗り継ぎ、到着。
今日は、高校生がオーケストラを聴く学校公演です。
しかも、11時から公演なのです。
でも、いきなり公演ではなくて、
ゲネプロもあるのだから、不思議な時間配分。
現場は、公共ホールですから、9時にしか開かない。
なのに、ゲネプロ開始9時と明記・・・。
9時に楽屋ドアが開くや否や、
楽員はすぐさま楽器を出して小ウォームアップ。
次の瞬間には、マネージャーから、
「ステージにお願いしま~す!」です。
前夜、オーケストラセッティングを済ませているので、
こんな神業が出来るというものです。
S高校の先生は、気合十分です。
事前に、オケから送ってもらったプログラムと譜面の中に、
先生創作の台本が入っていました。9ページも!
よく見ると、全ての演奏の合い間には、
私による、作曲家と作品の解説があるのです。
バッハから、モーツァルト、シュトラウス、
プッチーニにブラームス・・・
しかも、難しい質問まで書いてあるぞ・・・
「どうしてチューニングをするのか・・・」
「G線上のアリアは、本当にG線か・・」
「“誰も寝てはならない”は、生徒の事か・・・?」
など、作品にまつわる歴史から、その後の挿話、
楽器、編成、洒落まで、大したものです。
前夜、この台本の解説と質問の答えが気になり、
下調べせずには寝られなくなり、眠い目を擦りながら、
しかし、面白い事も発見するものなのです。
高校生相手ですから、難しい話はしませんが、
オペラの話になれば、「愛と死、犠牲と嫉妬」など、
大人の世界の心の話が中心です。
中学生では流石に話せないことも、
近頃の高校生なら、大丈夫でしょう。
担当先生は、生徒にクラシック好きになってもらおうと、
台本ばかりか、様々な工夫を凝らしているのです。
決して長い曲は選曲せず、楽しい聴き所ばかり。
生徒が集中して聴けるように、という配慮ですが、
そんなカット演奏を嫌がる指揮者もいるのです。
でも、わたしは先生の気持ちが嬉しいし、
クラシックを好きになってもらいたいので、
生徒のためと、喜んで演奏するのです。
運命の冒頭を振る「指揮者コーナー」もあり、
2時間アイデア満載でした。
喋り通した私は、トータルだと振っている時間より、
話している時間が長いのではないかと・・・。
高校生の皆さん、静かに楽しんで聴いてくださり、
手拍子したり、共演の仲間の応援をしたりして、
テスト後の楽しい行事になったのではないでしょうか。
日本全国のオーケストラは、
こんな風に、小学生から高校生の皆さんに、
クラシック音楽の楽しみを伝えようと、
様々な思考をこらして奮闘しているのです。
あまり人目に触れないこういう公演こそ、
実は大変で難しく、でも質を問われる公演なのですね。
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