オペレッタか喜歌劇か2007/02/03 23:49

日本ヨハン・シュトラウス協会における
音楽講座「ミカドあれこれ」

前日の深夜。
久し振りに、拡散していた知識や、
研究済みの内容、最近の楽譜からの発見事、
ブレンの学者と協働した過去の話、などなど、
まとめて資料をアタマに叩き込んみる。
ハンドアウト資料を作ってみると、
なかなか面白い構成になるものです。

実は、前日に音と映像の資料をチェックもして、
深夜は、VHSの頭出しと、販売されたDVDの
チャプターチェックだけのつもりだった。
「よし、これやって寝よう!」と思い、
8月1日のバクストン公演のDVDを見はじめたら、
止められなくなってしまった・・・。
普段は、終了公演を観たり聴いたりしないのと、
ミカド渡英公演の準備の大変さを思い出すのが怖く、
実は、全て通しで観たのは初めてでした。
安い言葉ですが、感動してしまった。

手前味噌、って言うのでしょうか。
いや、今読んだ方はそう思ったでしょう?

当日の朝の仕込みから、ゲネプロ、
また本番までと、考えると恐ろしい強行軍を
主催者側からは強いられたのですが、
よくやった!・・・と。
公演の成功は、今更言うまでもないのですが、
出演者とスタッフに対して、
労いの言葉が溢れるばかりでした。

あまり、書くと安っぽいのでやめますが、
良い公演です。
3月21日からは、多くの方に観て頂きたいと
思っています。
ちなみにDVDは、
全世界で100枚しか販売されていません。
生、で見ていただきたく思います。

当日は、快晴でポカポカ。
相変わらず心配するほどの暖冬に、
ありえない太陽光線と眩さの中、
テクテクと協会まで歩いてセッティング。
知識ある先輩の方々を目の前にして、
いろいろと話させていただきました。
3時間以上の会になり、参加の皆さんに、
感謝、感謝。
山本会長、ありがとうございました。

沢山の方々の名前が出るものでした。
感謝の意も込めて人物録を記しましょう。
会った事ある方、無い方、
日本人、英国人、その他たくさんありますが、
敬称略で失礼いたします。
これは、連想ゲーム。答えは「ミカド」です。

サリヴァン、ギルバート、メンデルスゾーン、
カート、森鴎外、ニーチェ、井上馨。
ロイド・ウェーバー、升本匡彦、品川弥次郎、
長門美保、伊藤道郎、伊藤熹朔、金子登。
新井潤美、岩崎徹、庄野潤三、倉田喜弘、
猪瀬直樹、永六輔、等等。

コメント

_ KGW ― 2007/02/09 09:02

事前学習をしていないとついて行けませんか?
ネットで「ミカド」を探すといくつか出てきますね。

「我が輩はカモである」のマルクス・ブラザースもパロっていたとか、興味深い情報もひっかかります。

オペラや歌舞伎は特に敷居が高くて、歴史的・文化的バックグラウンドを勉強していないと、公演側の方々の仕掛けたツボを通り過ごしてしまう恐れを心配してしまいます。

まあ、芸術に振るかエンタメに振るかは音楽監督のさじ加減、
「黙って来てみろ。満足させるぜ!」と言われているのですから、
議論は「見てから」ということでしょうか?

スケジュール調整します。(汗)

_ KGWさん! ― 2007/02/09 12:06

そんな、横柄な事はいいません。

1回観ただけで、しっかり解らないと楽しくないよね。
ただ、学習すればするほど味が出るものもありますね。
古典って言うもんかな。落語と同じだ。

ミカドは面白いよ周辺が。
1885年以降のものには、Mikadoを称したものばかり、
某SNSで、語ってます。

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