道交法改正2006/06/01 23:00

道路交通法の改訂である。

もう2ヶ月も前から、気になっていたので、
やっとか・・って感じではあるが、
大丈夫なのか?

駐車禁止の取締りでは、この20年、
何度も嫌な思いをしたが、最近は仕事で移動も多く、
電車で動く事を日常としているので、
そう、気にはならないのです。

しかし、話題、、というより問題になっているように、
いくら駐車違反がいけないとは言っても、
「みなし公務員」とか名前つけて、
駐禁を取り締まらせるのは、おかしいだろう。

ちょっと買い物のときでも、5分と離れられないし、
宅急便だって、困るではないか。

誰だってあるじゃないですか、急用や、止む無き事情が。

俺だったら、これからは、50mの縄用意して、
急用の場合には、ハンドルに結びつけ、
車の所有と、非離車を主張する。

それに、十分な駐車場の数を確保しているならまだしも、
停めてはいけないが、停めるところもない、
停めたくても、停める事が出来ない。

これは、本末転倒だと思うのだが、どうでしょう?

車の保管義務の法律があるじゃないですか、
家から何百mのところでないと、車庫照明取れないって。
だったら、取締り対象地区に対して、
行き交う車がその範囲内で全部停められなくては、
やはりおかしいはずだ。

誰が儲かるのだ?
まずは、駐車場だな。それより警察か。
みなし公務員の皆さんは、天下る方が多いらしいが、
「みなし」ってのはなんだ?
つまり、公務員風、公務員の方、公務員みたいな、か?

仕舞いには、公務員の方でよろしかったでしょうか、
ってなもんだ。

私、いい事考えているんです。
最初に言ったように、2ヶ月も前から考えていて、
4月下旬の取締り区域発表時には、
真っ先に管轄ごとの重点地区調べましたよ。

ほら、東京には、地方の様に、
運転代行の商売がないでしょ。
これは、つまり、酒飲んでしまった人のために、
代わりに家まで運転してくれる商売ですな。

東京では、この重点地区を中心に、
胸と背中に、大きなカード下げて歩き、
『運転席座ります!』って呼びかける商売、どうよ!?
30分単位で、まぁ下町で500円、銀座なら800円かな。
つまり、運転席に人が居りゃいいのだよ。
奥様の買い物の間、座ってるし、
重たい荷物で帰って来たら、
走っていって持ってあげるサービス。

オプションは、ワンちゃんくらいなら置いていっていい。
+100円ね。
赤ちゃんは? こりゃ大変、預けないでしょ、普通。
例えば洗車サービスもいいし、+1000円
水抜きの添加剤も始終持ち歩こうかな、+1500円

銀座の夜の車番なんて、もっと忙しいのだから、
このくらいのバイトなら求人に応募あると思うよ。
やらないかな?

どう?「運転席代座」って仕事。

チャリティー2006/06/03 23:53

誰だって、潔癖、潔白、誠実な聖人君子の様にありたい、
と、願う気持ちはあれど、
その実、毎日は、後悔と懺悔の連続である。

ふとした事で、ゴミを道端に落としてしまったり、
つもりでなくても、人に迷惑をかけていたり。

こんな日々日常の汚点を解消したいとは、
誰でも思うのであろう。

100円入れて赤い羽根買えば、
誰かが助かり、自身も救われ、
席を譲れば、体は休まるであろうし、
我が気持ちも安らぐものである。

音楽家は、実に生産性がなく、
出来る事といえば、心癒すことかも知れぬが、
それとて、日々商いとして音楽を借りているので、
貢献度は、と考えると、「行って来い」である。

2年前にも参加させていただいた、
医学博士の谷先生美智士先生の診療所、
タニクリニック主催の
「エイズ幼児救済チャリティーコンサート」の公演が、
今日であった。

世界中で年間300万人以上、
つまり毎日1万人もの人間が、
エイズで命を奪われていくのが、現状の世の中である。
私の、住むK市が1週間そこらで、消滅する威勢である。

谷先生の治療は、自然生薬による治療で、
生薬自体、大変貴重で高価なモノになるので、
発展途上の子供達、小国の幼児たちなどは、
普通では治療を施せないのである。
ルーマニア、カンボジアの子供達を、
この公演等の売り上げと協賛、寄付などで、
なんとか助けてあげよう、というものが、
主旨であり、皆が協力している源である。

ソプラノの松本美和子先生の関係門下の歌手、
安田姉妹、米良美一さん、司会は鳥越俊太郎さん。
さらに、ニ胡のWei Wei Wuuさんや、
ピアニスト、室内オケ、総出演である。
3時間に及ぶ公演の最後には、
会場に御同席の三笠宮殿下、妃殿下も紹介され、
O Sole Mioの熱唱などもあり、
まさに、興奮と汗だくの公演なのであった。

ルーマニアで1991年に発症したエイズ児は、
2年以内に殆どの子が亡くなっていたのだが、
先生の薬で治療受けた子供たちは、
6割以上の子が生存し、さらに過去10年間では、
死亡例は0になっているのである。
これは、カンボジアでも治療がおこなわれており、
先生の力と、莫大だが費用さえあれば、
命は助かるのである。

毎日1万の人たちが、憎むべき現代病に力つきていく。

生きることが普通の日本と、
次の日がくる事が奇跡的な子供達。
日本人に生まれたことを少し感謝しながらも、
何も動かずにはいられない焦燥。

今、出来ることは何だろう?
神に祈りながら指揮をした日でもあった。

出演者は、感謝状を頂戴した。
少しは心、晴れたのか?
聖人君子に近づいたのか?

いやいや、まだまだ苦しむ人がいるのだ。

考えるべき事は、沢山あるのです。

またもや採ミツ2006/06/04 23:08

本日も、朝早くから、採ミツ。

昨日は夜中、いや明け方まで台本の校正で、
早朝、よく起きれたと感心するが、
ミツバチが可愛くて、見に行きたいのである。

毎回、テレビ取材のクルーが入っていたので、
今回は、もともとの世話人関係者が中心で、
藤原先生もお帰りになった後で、
世話人のハニーT氏と、根源のT氏が中心。

と、そこへ我心のアイドル、福原君登場。

ハチの巣箱と、その後の壁には、
◎とか、*とか、∴とか、書いてあるのですが、
これが何かと質問された方に対し、
すかさず福原君は、

「これは目印です、自然会では、木々が目印になって、
ミツバチは、迷わず巣を目指して帰って来るのですが、
自然界においては、ビルは不自然なのです!」

と、キッパリ。
そう、ハチの目は、ビルを見分ける為にあるのでは、
決してないのですね。

自然界においては、ビルは不自然!

当たり前だが、そうなのですね。
人間だって、元々は、風向きに太陽の位置、
影の長さや気温湿度を確認して、
自身の居所や、進むべき方向を決めていたのだから、
ビルの角で、方向や居場所を認識するのは、
本来はおかしいのですね。

人の五感は、
ありのままの自然で感ずるように出来ていたのが、
人工的に作り出された香り、味、さらに、
見た目も、聴こえる音も、
すべて、現代では変わってしまっている。

自然が人間を「らしく」させ、
不自然は、人間を退化してしまうに違いない。

ハチはいろいろ教えてくれます。

相棒2006/06/05 22:51

私、腰痛持ちです。

高校生の頃は、ヒドイ腰痛に、
サラシ巻いて学校行った事もあるくらいです。

子供の頃は、からだが比較的硬かったのですが、
腰痛発症後は、痛みはストレッチによって和らぎ、
現在は、始終の酷い痛みからは解放されています。

毎日の生活の中では、足を組んだり、
気付けば不均等な姿勢で長時間過ごしたりと、
体の中心が、芯からずれていってしまう事が多々。

腰というよりも、脊椎のゆがみで、
肩こり、眼精疲労などが起こるのは、
パソコンを使って長仕事や、数時間譜面見ていたりと、
これは、現代病のひとつでもあるのでしょうが、
音楽家ならではの持病でもありますね。

私が愛用する、「中山式快癒器」は、
とても、優れているのです。
いつから使っているのでしょう、、、。
もう20年以上かな・・・。

これを置いて、上にゆっくり寝て、腰をグリグリ、
骨ひとつ分、上にずらして、
グリグリグリグリ、グリグリグリグリ、
っとやると、
腰から背骨、首まで、スーッと、伸びていきます。
数時間滞ってイライラしていた血液達が、
ヘラヘラ笑いながら、ウォーター・スライダーで、
流れていく様子が見えるようです。

旅先には、2つ山の、2球式を持って行きます。
こいつは4球式に比べ、5mm高さが高く、
首筋や太もも、ふくらはぎにも効果絶大です。
コンパクト、高性能、言うことなし。

劇場やホールの楽屋、舞台袖で、
グリグリ、グリグリ。
膝立てて、骨1つずらして、グリグリグリグリ
っと、やっていると、
人垣が出来てきて、みな興味津々。
丁寧にプレゼンと、体験させてあげます。
その後購入する人が多いのですよ。

来年は、この快癒器ができて60年!
見た目は単純だが、
実にツボを得た押しは、職人そのもの。

「無人島に、ひとつだけ何もって行く?」と、
聞かれたら、
迷わず、「中山式快癒器」、これですね。

W杯2006/06/08 23:24

ワールドカップなのである。

公的には、
FIFAワールドカップTMドイツ大会
と、使わなくてはいけないらしい。

子供のときもサッカーをよくやりましたが、
ドイツ滞在時代のサッカー熱には、敵いません。
これはハッキリ言って、私の熱というより、
私が、師匠の弟子である以上は、
どうしようも無い選択だったのですが・・・。

89年春に渡独した時、最初のレッスンよりも、
サッカーのトレーニングの方が先で、
91年の終わりに帰国するときにも、
最後のレッスンは、いやお別れは、
サッカー スタジアムだった。

私が敬愛する師匠、ジークフリート・チースリクは、
今はベルリン・フィルを勇退し、
多分ゆったりと、自前の船でも乗っているのでしょうが、
オケの在籍時代、
ベルリンフィル サッカークラブのキャプテンで、、、
というより、
自分がサッカーをやりたくて、自ら中心になって、
みんなを集めていたのです。

ベルリン・フィルの奏者は、本当に忙しい。
リハーサル回数、時間、これらは、必要にして最少で、
時間などもキッチリ守られるものの、
プログラムの幅は広く、皆さん準備に皆余念なく、
さらに沢山、生徒のレッスンを抱える。
大学で教える人たちは、週に数日は学校にも行くし、
さらに室内楽を組んでいる人々は、
その関係のリハ、本番も重なり合ってくるのです。

そんな忙しい合間を縫って、彼はトレーニングを組みます。
朝、7時にグランドに集まると、でかいガタイの
おじさんたちは、笑顔笑顔で、やる気満々。
各自ボールを蹴って、ウォームアップです。
頃合よく、2チームに分かれて、練習試合!
グランドを半分のサイズにして、人数比6:6位ですか。

元サッカー選手だった奏者とかいるし、
マジになってタックル、スライディングしてくるし、
「おいおい!明日本番でしょ!」と、
私が真剣に心配するほど過熱。
なんて言うのでしょうか、ドイツ人気質というか、
一流の証というか、突き詰め癖というのか。

1990年のイタリア大会は、
ドイツ(当時西ドイツ)がアルゼンチンを破り優勝。
16年ぶり3回目の優勝に、
大変なサッカー大国を顕示したものでしたし、
このチームはさらに余熱で盛んに練習をしていました。
ベルリンの他のオケと試合をしたり、
日本でも、在京オケ有志と何度も試合をしています。

と、そんなこんなで、私は練習、試合、
とにかくオッちゃんたち(失礼!)に加担し、
日本での試合でも、何故かベルリンチーム。
3年足らずの在独は、サッカー三昧なのでした。

変な写真ですが、練習中のひとコマ。

日本代表、がんばって欲しいですね。

仕事、猫2006/06/10 21:22

最近、自分でも感心するぐらい仕事しています。

指揮しているだけなら、もう少し楽・・・ではないが、
まぁ、音楽のことだけ考えていればいいわけです。

もうすぐきちんとお知らせできると思いますが、
ある大きなサイトのガイドをやるので、
準備に大童(←オオワラワとは、こう書くのか・・・)、
まさに大騒ぎなのである。

クラシック音楽って一言でいっても、
オーケストラ、室内楽、ピアノに始まり、
リート、合唱、はたまたオペラにオペレッタ、
舞台関係は、バレエまで密接ですね。

これに、作曲家の事、作品のこと、
はたまたどんな気持ちの時に、
どんな音楽を聴くか・・・なんて、
いままであまり真剣に突き詰めた事無かったのですが、
この準備でいろいろ調べると、面白いものです。

多分、周りの音楽家(クラシックの人かな)達も、
家に居るときは、音楽を全く聴かないと思う。

私も、捨てるほど山のようなCDがありますが、
ほとんど1回か2回しか聴いていないのではないかな。
9割が資料ですから、、、そう、
民族音楽だったり、お囃子だったり、
朗読、フォークダンス、効果音に落語、文楽、
なんて、毎日聴く人あまり居ませんね。

ただ、普通の人がこれでは、
私たちの仕事は成り立ちませんので、
大いに聴いてほしいのですが、
さぁ、では皆さん、何を聴いているのか?

考えた事が、あります?

心癒されたい時に聴くクラシック、
元気になりたいときに聴くクラシック。

まだまだありますが、まぁこの辺ですな。

こんなことを、ガイドは指南するのですが、
たとえば、クライスラーなんて、聴いたら、
心豊かになって、しかし曲によって時に悲しくなって・・・
と、普通は考えるけど、
私は、彼の音楽を耳にしていると、
彼の波乱万丈の人生と音楽が合致して、
「俺もがんばろう!」なんて気分になります。
だが、みんなはどうなんだろう?
と、課題が枝分かれ式に増えるわけです。

音楽と心理学、音楽史に哲学。
オペラの内容と、語学、バレエの紹介に見識。

なんだか、あらゆる事を求められます・・。

しかし、ネジ巻いてあと数日しっかりがんばらないと、
ここ数ヶ月やっていたことが泡と消えてしまうので、
狂ったようにがんばろうと、今日も腱鞘炎寸前で、
キーパンチしております。

お腹すいて、事務所でてウロウロしていると、
近所の美味しい食事所のテラスで、
猫がニヤニヤ笑いながら、ゴロゴロしています。

あまりの羨ましさに、じ~っとガン見しましたら、
ヘラヘラしながら近づいてきて、一瞥をくれて、
肩透かしで歩いていきましたわ。

四季の椅子2006/06/11 23:44

なんとも美しい椅子です。

背の低い木製シュトゥールですが、
足が渦巻いています。
あまりに素敵でしたので、思わず引っ張りだして
写真に収めました。

東京駅八重洲北のフォーシーズンホテルの
EKKIというレストランにありました。
打ち合わせで、ランチ食べただけですが。

エレベーターホール出てすぐのところ、
誰も座れない位置だから、なんでしょう、花瓶置き?

数日前にも書きましたが、私は腰痛持ちなので、
椅子にはうるさいのです。
例えば、座面が後に下がった椅子なんぞに、
30分でも座ると、次の日に後遺症が来ますね。

今は、指揮者なので立っていますが(?)
演奏していた頃は、パイプ椅子ならまだしも、
時々酷い椅子があったものです。
日本人というのは、つくづく椅子の歴史が浅いと、
いつも思うものですが、平らで、硬くて、が基本。
その上で、高さとデザインですよね。

この椅子、写真では解りにくいのですが、
実は座面は皮が張ってあって、とっても素敵なんです。
勿論座りました。エレベーターホールの真ん中で。

どこの、なんと言う椅子でしょう?
知っている方居ませんか?

誰?2006/06/14 23:35

加藤早苗さんからの、お便り


ねぇ、どうして人は一人で生きられないの?

それは、人が頭がいいからじゃないかな。
頭がいいからいろんなことを考え、
悩みをかかえ、
解決できないと他の人に助けを求める。
もしも何も考えないなら、
解決できない悩みもない。

でもそんな人はこの世界に一人もいない。
だから人は支えあわないと生きられない。
僕は、人はとても弱い生き物だと思う。
弱いから、
なんとか生き残ろうとして頭が良くなって、
集団生活をはじめて、言葉を覚えた。

もともと人の祖先って20種類いたんだって。
でもその中で言葉を覚えたのはたったの一種類。
そう、それが今の僕たち。

しゃべる事を知らなかった他の仲間は
みんな滅びていったんだってさ。
だから少しずつでもいいから、
誰でもいいから、悩みを打ち明けようよ。
友達でも、家族でも、学校の先生でも、
外人さんでも、近所のおばちゃんでも、
交番のおまわりさんでも、
駄菓子屋のおばあちゃんでも、
だれでもいいじゃん、

だってもとは一つの仲間だもん。
きっとわかってくれるよ、きみのこと。

さぁ、迷わずここへ!

http://○○○~~~

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そうか、そうなのか。

これ結構、気に入ったんだな、、例えば、
「外人さんでも、近所のおばちゃんでも、
交番のおまわりさんでも、
駄菓子屋のおばあちゃんでも」

・・・なんて、言っちゃって。

毎日沢山の、迷惑なお便りが来ます。

しかし、時々、ふと読んでしまうのがあるのです。
アダルト系の迷惑メールって解っていながら、
面白い文面は、つい目を留めますし、
無下に削除するにはちょっと惜しくて、
感心しながら、つい読んでしまいます。

面白い文章なら、日に2~3通は許せるかな、
・・・なんてのは冗談です。

やめてくださいよ、無差別な迷惑メールは。

初合わせ2006/06/18 23:42

いや、本当に忙しいのです。

8月1日に渡英公演をする、
オペラ「ミカド」の準備にあちこち行かねばならず、
雨と、暑さとの戦いです。

また、リハーサルも始まりました。
当然リハーサルは、念入りに行ないますので、
初めて公演に参加するキャストは勿論、
既に何度も出演している歌手も、
思い出しながら始め、さらにVer.アップして、
良い舞台を見せなくてはなりません。

音楽も、芝居もそうですが、
何度もやっていると、いろいろな発見もありながら、
逆に、出来ている事に対しては、
知らずの内に慣れで、サボるようにもなるのです。

丁度、体育館の中を走っていても、
次第に角まで走って曲がるのではなく、
円運動になってしまう様に、
サボるつもりなくても、合理的に進めてしまうものです。

今日、10月8日本番のオケの練習の1回目がありました。
なんとも、新鮮なものです、1回目というのは。

M大オケの卒業生を中心に、約70名の精鋭が奏でる、
マーラーの交響曲は、圧巻です・・・
と言いたいところですが、それは本番の楽しみで、
リハーサルは、誰にとっても辛いものです。

毎日練習を続けている学生でも、
アマチュアが数ヶ月で、大曲をこなすのは大変です。
ましてや、練習が限られ、個人練習に時間も取れない、
社会人の若き企業戦士達が、仕事を忘れ、
楽器片手に汗を流して、歯を食いしばりながら、
楽譜を食い入るように睨み付けて、
音楽と格闘している姿は、なかなか良いものです。

しかし、1日目は、あんな感じでしょう・・・
でも、がんばろうね。

と、言うわけで、徐々にペースは上がっていくでしょうから、
期待していきましょう。毎回が楽しみです。

トイピアノ2006/06/19 23:17

来週、28日、29日の公演は、
モダンダンスです。

以前お知らせしたとおりなんですが、
http://hanatsubaki.asablo.jp/blog/2006/05/08/
リハーサルが佳境に入りつつあります。

この中で、オルゴール役のキリコちゃんは、
トイピアノを奏でます。
クラシックバレエを子供の頃からやっていた彼女は、
実は音大卒業したピアニストなのです。
「今回の役に、ピッタリジャン!」と、
私が主宰者、T女史に推薦したばかりに、
小さな箱の中に入って、小さなトイピアノを、
弾きまくることになりました。

トイピアノって、要するに、
2オクターブ半しかない、子供用のピアノなのですが、
そこは河合楽器さん、キャッチフレーズが、
「正しいドレミで、楽しいドレミ」」です。
音程もいいですし、結構あちこちで使えます。

2曲は、私が譜面書きましたので、
そのためのリハ。
踊っているのは、主宰者、T女史。

夢か現か、死んでいるトラが、自分の死に気付かず、
現世と来世の間を行ったり来たりします。
鋭い牙を立てたトラの一声は、
周りの猛獣達を一声で制圧しながらも、
変色しかかった爪のトラの威嚇の表情は、
頼りなくも悲しげに、眼差しは宙をさ迷う・・。
遠吼えまでもが木魂をくりかえし、
頼るべくは、魂を預けた調教師のみ・・。

こんな、踊りのドラマが曲になります。
2オクターブ半の音域にに限定され、
普通より、音も2オクターブ高い、トイピアノ。

オルゴールの音は、悲しくも儚く、
空ろな眼差しのトラの心臓をえぐる様かな・・。
まぁ、楽しい曲になりました。

いろんな出演者がいて、音楽も古くて新しく、
ストラビンスキーから、ポーラ・ネグりまで、
戦前のヨーロッパのサーカスムード一杯です。

しかし、半分冗談で、
「出ようかな~、支配人役で!」って言ったのが、
今の私を追い詰めています。
ワルツはおどらなアカンし、芝居もある。
どうすんの?
振り付けしてもらって、模範を携帯動画に納めて、
電車の中で、吊革につかまりながら、目リハ。
いつの間にか、足は左右に動き出し、
左右の人は、足早に離れていきます。

気にしている場合ではない!

間に合わないのです、やらないと。
電車だろうが、トイレ、、でははしないが。

楽しい舞台です。
興味ある方、私までお申し付けください。
来週、29日、30日の夜です。
カウンター