羽衣2005/11/09 11:48

昨日、<羽衣>の本番でした。

現代邦楽と言われる分野で、
筝といっても、弦が21本あります。
中国の筝、「古筝」に対して、最近は、
日本で開発されたこの筝を「新筝」と、
呼んでいます。

楽器、筝が、21弦の筝が4台と、
17弦のベースを担当する筝が2台。
尺八は皆数本の持ち替えをしながら、
4人の奏者。
篠笛、と能管を吹く奏者。
三味線は、中竿という、太さの三味線が一人、
日本の琵琶奏者が一人。
笙は、リードがくっつきやすい為、
常に手元にコンロを置いて、乾燥させながら、
で、一人。
パーカションは、日本の太鼓を並べた人が一人。

圧巻ですよ、こんな人達がひとつの音楽を
アンサンブルすること自体が。

<羽衣>は誰でも知っている
天女が、地上に降りてきて、若者と知り合い暮らし、
自分がなくした羽衣は、実は長く連れ添った若者が、
隠していたものだった、、
と言う話ですが、今回はソプラノ、バリトン歌手2人と、
この邦楽器郡。
台詞を挟み、音楽で進行し、時に器楽だけのモノ、
各楽器奏者が技を披露し合いながら、
羽衣の音楽とドラマを紡いでいきます。

リハーサル、大変でした、、
やればやるほど新しいアイデアと、不確定な部分が出て、
言葉と音楽のバランスをとりながら、
一番いい状態を探ります。
仕掛けが多いので、練習はいくらやっても時間が足りず、
何とか本番に間に合わせた状態です。

明日は千葉で本番、
昨日よりもっと良いでしょう。
パルルホールは響きもよく、
素敵な700人のコンサートホールです。
昨日も満員でしたが、明日も、
いっぱいのお客様の前で演奏したいですね。
がんばろう!
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