5ヶ月ぶりの公演2020/07/23 23:17

2月26日より公演の自粛に入り、
感染拡大から公演を再開ができずに春が過ぎ
初夏、梅雨を迎えています。

6月に入り、毎日発表される数字は
少し好転することを期待させましたが、
全ての協力の結果であり、経済、音楽をはじめとする
専門業界などが発展を止めた成果であったということは、
7月以降の数字の上昇を見ると身に染みて感じます。

報道される他国に見られるシーンですが、
自由さと感染のリスクを取引したような生活は
日本人の感覚ですとなかなか馴染みませんが、
そんな私達でさえ、
動かなければ終わってしまう恐怖に似た感覚があり、
あの自粛に戻りたくないというトラウマもあります。

だがしかし時代を乗り越えるためには、
ウィルス達の共存を考えなければいけないと思うのは、
否定すると、乗り越えるための闘争心も身体に宿る武器も
手放してしまう怖さだと思います。

生身の人間は弱いですので、未知の敵は怖いですし、
自分の体調や戦闘能力さえ自分でしかわからないので、
自分の身は自分で守るしかなく、
社会に全てを添うことは非常に勇気もいることです。

そんな今ですが。

5ヶ月ぶりの演奏会でした。
クラシック音楽ですので、お客様も年齢層は高めですし、
手を振り上げる事も、ストンピングもなく、
静かに聴く演奏会であることは世界共通です。

この数ヶ月、世界中の情報を集めながら、
他団体の検証実験、他国の公演に対する対策、
国の指針、東京の情報、関東の対策・・・
実にたくさんのことを考えながら、
安全確保を最優先に開催いたしました。

たくさんのお客様の拍手、声には出さない声援、
心の中から聞こえてくるブラヴォーの賛辞もあり、
本当に嬉しい日になりました。

浮かれた気分は一寸もないのですが、
ほんの少し取り戻した日常だけで、
エネルギチャージをした気分です。

明日がまたよい日になると信じて進みましょう。
カウンター