MDが必要2016/09/03 10:49

もはやCDという言葉も死語になるのでは無いかと
思うのですが如何でしょう?

初めて買ったレコードは?

と言うのは昭和の高度成長期生まれには
定番の質問でもありました。

もちろんシングル盤を指しましたし、
最初は真ん中に500円玉が入りそうな
穴の空いたドーナツ盤と呼ばれていたレコードを
買うのが精一杯の値段でもありました。

レコードという言葉が無くなったのは、
30年前から普及しだしたCDつまり、
コンパクトディスクに
再生ソフトの座銘を取られたからでしたね。

そのCDさえももはや価値は暴落・・・

子供の頃の記憶を質問するなら
「最初に有償ダウンロードした音楽は?」
とうのはあと5年で始まりそうです。

さて話はさらに妙なものですが、
MDです。

これはミニディスクというものの略ですが、
CDでも大きいのでもっとコンパクトに
という意味合いで、
カセットテープ並みのコンパクトで、
デジタル再生ができる媒体でした。

これが普及したのは勿論CDのあとですが、
カセットテープに替わり
ずいぶんと重宝したものでした。

でも使用されなくなるのも早かった・・・

デジタル圧縮がCDよりも激しく
音色を望めないというのが最大の理由でしょう。

MDといいう存在を大学生でも
もう知らないのでは無いか・・

多分5年前にはほぼ絶滅しています・・・。

でも音楽の仕事をしていると、
これが必要な時もあるものです。
音源をこれで渡されたらもう仕方ないので、
業務用のデッキは残っています。

しかし棚のあちこちに
ポータブルMDプレイヤーがあり、
捨てても良かったのですが、
これも時に必要に迫られる。

試せどダメで、
バッテリーが不良とわかる。

売っているのですねメーカー純正では無い
東アジア製品コピーのものが。
こういう時はとってもありがたいです。
とうに見切った日本に比べて、
モノを大事にする国々で現役な証拠です。

バッテリーを充電後、
ボタンを押せば全く問題なく動き出しました。
14年前の製品と思うとさらに嬉しく
聴こえてきた音までが感動的です。

MDをガッシャンと入れる
そんなギミックが音を聴く前の準備であり
心構えになります。
i−Tuneにはない精神だな・・・

こういうのってとっても嬉しい再生です。

宗教学2016/09/06 23:12

宗教学なんてものは学生の時に大嫌いでした。
宗教を否定するのではなくて、
自由を奪われ、
宗教という知恵に縛られたりするのが
嫌いで仕方なかったのです。

そんな難しいことを言っていたのですが、
実は宗教がよくわからなかった。

理屈屋にとっては、
哲学や思想は嫌いではなく、
面白い言い訳ネタを探すように、
読んではいたが、
でも宗教学の本は読まなかった。

けれども、
そもそもキリスト教の音楽を演奏し、
日本に住まい盆も正月も
何者かに手を合わせてブツブツと
拝んでいる時点で、
否定はできない身近な神ですね。

この本はとても面白く、
発売と同時に買ったのですが、
宗教学の先生と社会学の先生の対談
という形の本です。
発売の日付は一昨日だ!

対談本って好きなんですよね。

あとで加筆削除、校正したとしても、
思わず言った本音っていうものを
お互いが引き出し合う楽しさを
ギャラリー席から覗いている感じ。

江戸時代からの宗教観、
中国、韓国との比較や、
戦争、紛争との関係までも、
宗教と社会の関係から、
いろいろな憶測や答えも導いているのです。

こういう本が面白い年齢に
なったとつくづく感じています。

宗教学って
本当に嫌いだったんだから・・・

島薗 進 橋下大三郎 著
「人類の衝突」
2016年9月5日 発刊
株式会社サイゾー 1700円

純粋な出逢い2016/09/08 18:31

大切にしている街の音楽事業ですが、
その中でも大事なイベントでした。

市内小学校の特別支援の子供達とは
もう何年も音楽による交流事業をしています。
最近は出張する公演が毎年ありますが、
今日は市内の病院を訪ねて音楽交流をいたしました。

準備と用意をして待っていると
バスに乗って時間ピッタリ登場した皆さんは
早速の本番なのですが動じる様子は皆無。
患者さんも皆大きな拍手で出迎えました。

歌を歌って、トーンチャイム演奏も披露すると
今度はトーンチャイム体験をしてもらいます。

お年寄りに丁寧な言葉で話しかけながら
手を取り楽器の扱いを伝えます。
上手くできれば、とっても良いですと褒めたり
一緒に鳴らしながら的確な交流になっていました。

本当に大したものなのです。
彼らは痛みも解り苦労も知っている。
健常な大人もできない様な
心優しい接し方には毎回心揺さぶられます。

短い時間でしたが立派で素敵なステージマナー。
教えられます彼らの立ち居振る舞いには。

とても良い交流事業イベントになりました。

さぁ飛行機、、、
遅延だ。
雨風大丈夫かなぁ。
行ってきます。

docomoの良心は?2016/09/10 17:36

困ったな、、、。
5年以上使っているガラケーが調子悪い。

ふっふっふ、
でも携帯保証サービスに入っているのだ。

つまりは壊れても無くしても、
盗まれたって同機種に交換してくれるという
神並の触れ込みで毎月300円(だっけ?)を
上納しているのです。

実は2年前にも交換しました。
携帯本体のスライドのギミックが不良と訴えたら
次の日には同機種が届いたのですから素晴らしい。

絶滅危惧している携帯ですので、
気に入っている機種を一生使いたいと思っています。

今回もストレスに耐えかねてネット上から
不良箇所を記入したり届いたら旧機種を返品という
宣誓にも素直に応えて真摯に右手を耳の横に揃えました。

万全!

20年以上の契約が瞬時に安心と信用に繋がると
喜びを悦に変換しておりました。
次へ進む をクリック。

完了と思った瞬間!

うわぁーーーー
OMG!!!!!

何という事ですかこれは!?

あんまりじゃぁござんせんか?!
簡単にこんな事に簡単に応じられますかね!?

もう無いから他で気に入るのを選べ?!

・・・・・Docomo よ。
君たちはいつもそうだ。

私はあの時も決して忘れてはいないぞ。

それは、画期的な発明と感じて、
高かったけれども直ぐに購入したDoccimo。

ドッチーモ分かります?

携帯とPHS が一緒になっている端末です。
ドチラも一機種で使用可能という手軽さに、
相変わらずの親父ギャグサービス名称にも、
目を瞑って使用したわ。

Doccimo は本当に便利だった。

まだ通信インフラという状況に疎かった時代、
PHSからの通信は安くて手軽なサービスで
ビジネスマンから音楽家まで重宝したのさ。

それがPHSが下火になり利用者が減ると
docomoもとっとと撤退を決めて、
次第に端末すら売らなくなったんだよな。

ドッチーモ端末所有者は、
仕方なく、仕方なく買い換えたさ。

今度はガラケー憂き目の段さ。

多彩な保証金まで払って契約した20年前から、
ガラケーを大切に扱いながら使用し、
保証サービスには企業の懐の深さに感心して、
毎月収めてきたのに、、、。

下記リストの中から交換機をお選びください、
だと?、、、、、、、


こんなに大切にして来たのに
いとも簡単にコンシューマの気持ちを裏切りますね。

スライドのタイプじゃなきゃ嫌なんだい!



我儘っすかね?



僕、、、iphon にしちまうよ。
新しいの出るっていうじゃ無いの。



良いのですかい?
日本の通信会社のプライドと顧客サービスってのは
その位の薄っぺらいものなんですかい?

ふーーー。
釈然としない。

忙しい日々2016/09/20 23:29

このブログが滞る時は、
大抵余裕がない時というものなのです。

毎回15分以内に書いてしまうように
しているのですが、
その時間さえも惜しいのか、
文字を打つのも嫌な時かですね・・・。

毎年のことですが、
セミの鳴き声が
アブラゼミからツクツク法師に変わる頃
様々な準備に追われます。
そしてヒグラシが鳴く頃には・・・
(そんな風情は都会ではないですが)
いろいろな事に追われております。

毎年そうなら、
何か方法はないかと思うわけですが、
どうしようもない性というか、
音楽を生業にするもののまさに業とも
いうべきライフスタイルですね。

忙しいと言うと
心失うという意と唱える方もいるので
あまり使わぬようにしておりますが、
重大なミスをしないように
追われながらも駆け抜けます。

いくつもの公演と、
日常の業務が重なりますと、
打ち合わせや人材の依頼でてんてこ舞い。
電話をかけたり調整したりするのは、
ホトホト疲れてしまいますので、
合理的にと思いますが、
顔を合わせないとできない事も多々あり
やはり生の音楽を傍らに置く方は、
さいごまでこのスタイルとも思う次第です。

さて、そんな近況ですが、
元気でやっております。

・・・更新がないと
心配する方もいらっしゃるのです。

さて明日も頑張ろう。

トロンボーンEns.2016/09/24 22:02

9月になり、
瞬く間に時は流れてまいります。

なんとまぁ忙しい日々なのか。
と嘆き入るように早い毎日。

さて、毎度指導している
アマチュアオケの関連ですが、
気がつけば22回も重ねている公演です。

昨今では自分たちで用意をして、
私はアドバイスと練習を指導する程度ですが、
この日は毎年私も吹いているので、
この楽しみの方が楽しいのかもしれません。

現役に混じり、
楽器を続けているOBのみなさんも
参加しています。

お時間ありましたら、
いらしてください。

第22回
明治大学交響楽団
トロンボーンコンサート
2016年10月8日(土)
18:00開演
同仁キリスト教会(護国寺徒歩3分)

楽隊の太鼓2016/09/26 22:10

7月に1クールを終えた学校公演は
この週より2クール目が始まりました。

夏に作家の先生に台本を手直ししていただき、
さらに現代に適応させ、
小学生にも分かり易いドラマに変身。
7月とはまた多少違う形にVer Upです。

なんどもやっていても
公演は公演ですので、リハーサルは念入りに。

しっかし暑い日でした・・・。

7月がとっても暑く、
連日汗だくでしたので、
9月はいいね〜なんて希望を持っていましたが、
天気という奴は全く困ったものです。

今回も汗だくの初日でしたが、
どうにか生徒参加も楽しく歌って頂き、
良い公演になりました。

さて、本題ですが、
今日の学校は創立50周年ということで、
辞書に歴史を感じる部分もありました。

で、この写真の太鼓です。

昔からある
小学生が持つような小ぶりな
マーチング用のbass drumです。
こういうものが体育館の舞台袖に
なにげなく2台置かれているのです。

しかもヘッドに「赤」「白」ってテープを貼って
明らかに応援用の太鼓ですね。

しかしいい顔です。

今では手に入らぬこの佇まいは、
楽器としても、
made in Japan を代表する
日菅製。

欲しくて探しても他に入らない
ミリタリードラムの類は
こういうところにジッと置いてあるものです。

打楽器の方が見たら、
真っ先に欲しがるとおもうのですね。

毎日の学校周り、
楽しみながらやって参ります。

旅と彼岸2016/09/27 23:02

学校公演の2日目でした。

この取り組みは文化庁の派遣なのですが、
過去に様々なジャンルで参加しています。
北海道から南の離島まで、
行っていないところがないほど、
参加させていただいています。

小学校と中学校では
もちろん雰囲気は違うのですが、
オペラ、音楽劇、邦楽、合唱、
オーケストラ・・・
ジャンルでも子供たちの反応は違いますね。

今は邦楽の団体で行っていますので、
洋楽より取り組みは大変ですが、
洋楽以上に反応が面白いのもまた、
邦楽ジャンルの楽しさです。

一緒に参加して歌を歌ってもらうのですが、
子供達も地域で様々、
また学校でいろいろなキャランクターです。
出来に良し悪しはないのですが、
楽器紹介から仕切りながら喋っていると、
いつもより数倍のエネルギーも使いますし、
子供たちの負けまいと頑張るところが、
また楽しさでもあります。

しっかし暑い・・・
湿気が過ごいね。

洋楽器もコンディション大変でしょうが、
和楽器も皮が多く、調整が大変です。

さて今日は北関東方面だったので、
帰りにサボっていたお参りに。

ウチのお墓は上野なのでとっても便利ですが、
お彼岸になかなか行かれないのです。

もう彼岸明けから数日経っていますが、
どうにか夕方手を合わせてきました。

駅近くのお寺のお墓ですので、
大きな敷地ではありませんが、
こうやって花を手向けて手をあわせるは、
良い宗教心と文化だと思いますね。

殺風景なお墓も
お花でカラフルな色合いになり楽しそうです。

公演終了2016/09/30 23:43

文化庁の主催事業で公演をさせていただいている
巡回公演が終わりました。

たった5回なのですが、
毎日違う場所、違う学校ですので、
毎日が新鮮でもあり難儀でもあります。

7月の1クール目に続く2クール目、
次は12月です。

久しぶりに取り上げた
<羽衣>を題材にした音楽劇は
邦楽の管弦楽というべき編成に、
ソプラノ、バリトンの歌手がはいり、
歌と台詞入りのドラマ仕立てです。

このな夏に少しヴァージョンアップして
言葉の見直しもしたので、
余計に新鮮が今回でした。

千葉県から茨城にはいり、
北上を続けて最後は北茨城で終わりました。

生徒参加がありますので、
午前中にリハーサルをします。
その地域とかの違いも大きいので
生徒が良いとか悪いではないのですが
いろいろな学校があるものです。

一概には言えませんが、
素朴な田園地帯の真ん中にある学校などは、
生徒はとっても純朴でよいものですね。
人数も少ないながら全校の参加で歌ってくれたり、
ハキハキと声を出してくれたり、
嬉しいものです。

邦楽のオーケストラですので、
弦も管も打もありますが、
それぞれ楽器の役目も奏法も、
そして性格も様々なものです。

これが面白くてそして大変で、
でも醍醐味なのです。

洋楽との比較は必要がないのですが、
合理的な洋楽にはない、
自由な表現力や音色は、
実に楽しく感じるものです。

仲のよいいつもの方々が多く、
後半は泊まりでしたので、
久しぶりに親睦も深めました。

車移動も含めて、
ちょいと疲れましたが、
心地よい疲労ですね。
カウンター