金麒麟2014/07/01 23:21

名古屋は頻繁に仕事で行く場所ですが、
暑い、、、暑かった。

冬に面白い演奏会があり、
徳島、名古屋、東京という
人材の組み合わせで行います。

今日は顔合わせてから、
一通り打ち合わせて企画を練りましたが、
どうやら落とし所も一致して、
気持ちよく次の作業に進めます。

その後ご飯を食べに出かけた
キリンビール工場。
一番絞りって、、そう美味しくないと
勝手に思い込んでいましたが、
流石工場付属のレストラン
「美味しい。」
やっぱりビールは産地で飲むに限る。

と、レクイエム一色の頭を冷やし、
気分転換にも最高の名古屋だぎゃ。

しっかりセンスのよい「金の麒麟」
感心しました!

最高級コピー2014/07/03 23:37

譜面の大量コピーが頻繁なもので、
家で大型コピー機を購入しようと思うが、
某出力センター、通称“Ks”が便利すぎて、
家庭用なんて考えられなくなってきました。

とにかくミスをしない。

ミスコピーって機械に問題があって
起こったことが多かったでしょう?
だがKsにおいてはそれが皆無なのです。
勿論店員さんに頼むことはない、
安価なセルフ使用でのコピーですから
ミスが起こることもあるのですが、
自らの設定ミスがミスコピー排出となるのです。
機械がいつの間にか紙を何枚を吸い上げて
挙句の果てに静電気でくっついて、
1からやり直し・・・ なんて絶対ない!

普通はコピーを数度重ねてしまうと
その度に仕上がりの画質というものは
瞬く間に落ちて行くものですから、
コピー →編集→ コピーなどは避けたい。

しかしKsのコピー機って重ねても劣化しない。
現代の常識ですか?

中学生までコピー機なんてなくて、
小学校の鉄板はガリ版印刷でしたよ。
(意味のわからない方が多いでしょうが)
中学校でようやく青焼きコピーと言われる、
濡れた紙がところてんのように、
ヒョロヒョロっと出る機械が導入され、
たまに吹奏楽部でも使わせてくれたりすると、
手を合わせて拝んだもんですわ。

大学になってからでしょうね。
自分でセルフで使えるコピー機が普及し、
試験前に10円コピーを争う様に使用したのは。

そう考えるとあの頃のコピーが高級というか、
今のコピーの安さがすごい。
スーパーの隅のサービスコピー機でも
5円/枚は当たり前だし、
もう10円/枚ではコピーはしないのかも。
年間で数千枚コピーする私は特に。
だって半額ですので。
30年経って半額になるものって少ない!

そしてKsもついにコピーを値下げし、
ほぼ6円/枚になっています。
凄いことでしよ!

Ksのコピー機を調べてみたら
定価数百万で国産高級車並みの値段。
世界最高のコピー機が6円で使えるってこたぁ
フェラーリを1kmだけレンタルするようだ。
スイートルームに10分だけ滞在するとか、
そんなことは不可能なのに、
世界最高峰のコピー機が6円で使える、、

・・・・ しつこい。

欲しいなぁ、最高級コピー機。
家にあったらうれしいなぁ。
コピー機見ながら水割り3杯呑めるなぁ。

最終リハ2014/07/06 23:32

昨年夏に始まった
三木レクエムを歌うための
“三木 稔メモリアル合唱団”
今日は最後のリハーサルになりました。
長い期間、音取りから参加した方、
また1963年の男声版初演の頃から、
数十回の経験をされているベテラン。
様々な環境と日常を持った方々が、
あちこちから150人集まります。
こういう事も一つの奇跡ですね。

この3時間は全てを忘れて歌う、
という楽しさが合唱にはあり、
音を出す作業でも、
オーケストラとは違う喜びがあります。
器楽は上達を実感しやすく、
体が楽器を操る楽しさに目覚めると、
メキメキと上手くなるものですが、
合唱の喜びは少し違うところにあります。

人が集まるという関係では、
オケも合唱も同じなのですが、
自分で語るか楽器に語らせるか、
いや、、楽器も口であり脳なのですが
器楽の場合は流暢に語るまでに、
少し音楽とは言えない基礎的訓練も必要。
つまり楽器の間接的な表現に対して、
歌というのは体がそのままモノを言い、
しかも歌には言葉が付いてくるのです。

言葉を発することが出来る音とは、
なんと素晴らしいではないか!

この素晴らしさに同調する人が集まり
合唱となるわけですが、
高さの違う一つの楽器を持ち寄り、
一緒に音を出すとは本当に原始的。

開発されていない、変化していない、
原始的という行為が難しくも楽しい。
走る、跳ぶ、泳ぐ。
なにも使わないスポーツと同じで、
肢体を駆使した表現は
「記録に挑むか、感情に臨むのか」
の違いはあれど同じことですね。
人間の体の可能性を駆使しながらも、
挑戦するポイントが
「肉体のバネか、感覚の際立ちなのか」
ともいえます。

言葉とは面白くて、
感情を楽器のように操り表現できる。
同じ言葉でも奏法が違えば、
感情は理解されないように、
言葉を歌にすることは難しいものです。
「喋るが如く歌うのか、音を語るのか」

でも日本語っていいですね。
ドイツ語も、イタリア語も良いのですが、
母国語を愛する気持ちは世界中同じ。
音楽の中の日本語はもっと愛されるべきと
常日頃おもいますが、
今回もその素晴らしさと同時に
難しさも十分感じています。

あと一週間。
みなさん!体調に気をつけて。
ご自愛ご自愛。

ん・・・?わたしもか。

あと5日。2014/07/08 23:10

13日の公演を前にして、
着実に仕事が減っていくのを実感。
大きな公演やコンサートをすると、
必ず日を追って増える仕事が終わらず、
直前までワラワラしながら進みます。
避けられない仕事に気づきながら、
減るばかりか増える場合が多いですが
今回の三木 稔メモリアルに関しては、
周りの方々に大変助けられています。

もちろん私も振るので、
自分の専門に関しては抜かりなく
全身全霊で向かうのですが、
しかし雑多なことを多く抱えると、
気を散らしながら目も血走るものです。

穏やかな気持ちで日曜までいかれたら
大変気持ちのよい朝を迎えると思います。


・・・無理でしょうが。

それにしても、天気・・・。
公演の準備リハーサルを直撃、ってのは
ちょっと止めてもらいたい。
誰にとっても大風は困るのですが、
この週末だけは一生のうちに
そう何度とない大切な時間なのです。
あまりすがったりしませぬが、
今回ばかりは全知全能の神にお願い!

でも今もまた大きな仕事が片付き、
ほっとしながら穏やかポイントを
しっかり稼ぎました。

残席僅少2014/07/09 23:12

7月13日の公演の注目が高くなり、
多くの方々からの問い合わせを頂いています。

すみだトリフォニー大ホールは、
都内でも有数の響きを誇るコンサートホールです。
私も常日頃から演奏し、客人として訪れ、
ホールとしての音楽に対する許容量に感服します。
今回の公演は、合唱、オーケストラ、邦楽と、
三木 稔の得意としたジャンルであるばかりでなく、
この世の全ての趣味を凝縮したような種類の
響きが楽しめることになります。
もしかすると洋楽しか聴いたことのない方には、
斬新な邦楽合奏の響きが心地よいと思いますし、
特にこの50年間の間に培かわれた現代日本の
邦楽演奏家の威信を感じるかもしれません。

また器楽、特にオーケストラのファンは、
あまり声楽を聴かない傾向にあるのが
一般的な特徴ではあります。
しかし合唱と器楽オーケストラの音の融合は
器楽だけにはない言霊のような精霊を感じ、
人間の体から発せられる音色に
新しいオーケストラの可能性を
感じてくれるのかも知れません。

いずれの響きも許容し、
心地よく耳の奥深いところに鎮座をするように
音が届くのがトリフォニーホールです。
毎日入れ替わる団体と音楽で、
ホールの壁も天井も床も椅子も、
その日の状況に合わせながら反響を友に
最適な空間を作り出してくれるのが、
良いホールの条件ではありますが、
13日はトリフォニーの魅力が
存分に味わえる事にもなると思います。

チケットも残り少なくなりました。

1800の席に対して9割以上のお客様を
迎える事になります。
3階席は実質4階までの階段歩行となり
健脚な方しか上れないかもしれませんが、
天井を伝って響きが降るような音色は、
上階でしか味わえないものでもあります。
是非3階席の響きも楽しんで頂きたいです。

オケリハ2014/07/10 21:43

案の定、譜面の訂正は多かった・・・。
という感想と反省のオケリハ1日目。
とは言え
このくらいで済んでホッとしています。
が、本音でもあります。

自分の作曲した音楽がオケで鳴るのは
誰だってうれしいでしょうが、
新作を校正して直しに直したものが、
オケで音楽になるとすると、
少しの感激もありながら、
緊張するもんでもあります。
半年を費やした校正作業でしたが、
パート譜が出来上がり、
もう一度目を通して見ると、
結構な間違えも多くあるものです。

直しながら進んでも、
多少のロスの時間はあっても、
壊滅的な直しの作業でオケメンバーが
辟易するほどにはならず、
どうにか先に進みました。

明日、二日目。
さらに前向きに。

台風、
どうにか深夜に移動してくれればありがたい。
ま、とにかく眠いのです。
今日は二時間しか寝られなかったから。

あす公演2014/07/12 23:02

明日になりました。

合唱リハ、オケリハからオケとの合わせ、
こなしながら経過を確認して、
明日で再調整です。

ロビー展示の準備を進めていて、
ふと思いついて作った
三木 稔メモリアルフォトアルバム。

生い立ちから学校時代、
そして仕事の数々を見ていくデジタルフォト。
ひっさしぶりに編集してみましたが、
楽しいものですな・・・
時間ないのに、こういうことだけは懲ります。

寝不足ですが明日が良ければ全てよし。

チケットも、当日合わせるとほぼ満席です。
95%以上の集客は受付も大変ですが、
舞台も裏もロビーも全ては適材適所に
事を進めればいいことだと思います。

私もようやく自分のことを考える時間。
明日、、、何をするのっけ・・・。

そう指揮。
でも心配なのはMC・・・考えていないわ。
相変わらず。

でもしっかりやろう。
猛暑予報です。
おいでになる方々、扇子にタオル、
冷たい飲み物忘れずに並んでください。
暑いですので!!!!!

無事終演2014/07/13 23:28

公演が終わりました。
どんなに長い期間での準備でも、
コンサートというものはあっという間。
しかしながら濃密な時間が秒単位で
ゆっくりと進んでいく感触は、
やはり多くの方々との協力で作って来た
賜物と感じ入るのでした。

皆さんに呆れられながら、
いろいろな事を掛け持ちするのは
毎度のことなのですが、
それはそれで有意義なもので、
今回も楽しい時間をすごしました。

まだまだやらなくてはいけない事後処理が
あまりにも多くて、
ソファーに座って思いに浸る時間がないのです。
当面3日間のうちに譜面の修正を清書して
なんとか出版社に預けなくてはならず、
それが終わったらようやく一息つけます。

大勢の方々にお礼を言って回りたいですが、
なかなかそうもいかず、
然しながら心から感謝する次第です。
本当にありがとうございました。

修正の日々2014/07/15 09:16

公演は終わりましたが、
またもや譜面修正の日々。

大切な譜面も「初」となると、
様々な修正が必要になります。

奏者が直してくれた譜面を
チェックしながら書き込み。

あと数日でやらねば!!

hamo2014/07/18 23:14

大きな公演が終わると、
たいていの場合反作用があるもので、
体調不良など疲労蓄積によるものや、
虚脱感からくる精神不良などもありますね。
でも事後のやることが多すぎると、
そんな場合ではないもので、
つまり終わってない、っとことになります。

ま、さておいて
公演と仕事は様々準備をしなければならず、
週末もあちこちに行っています。

徳島は三木 稔の故郷ですが、
12月公演のための打ち合わせで向いました。
朝から民間機撃墜のニュースが広がり、
離れた国のことでありながらも、
頻繁に乗る身としては心配ですね。
そもそも飛行機なんてモノが飛ぶこと自体
いまだに信用をしていない文系昭和世代、
乗るたびに手を合わせます。

徳島は何10回行って良いところです。
海があり山もあり、
穏やかな街中とは裏腹に日本を代表する
阿波踊りという芸能に秀でています。
今回は阿波踊りに私も近づくので、
様々研究の日々ですが、
良い公演目指していろいろな方と会います。
男っぽい方々(見た目も心も)が多いので、
話し掛け方も話題も真剣そのもの。
真摯です、みなさん。
ありがたいです。

夜は鱧。
鱧は近畿圏が有名ですが、
徳島圏で取れたものがほとんどと言う。
すごいものです。
料理を頂きはなしをして酒を呑む。
他の場所も回りながら過去公演のお礼から
もう12月の宣伝にもなっています。

やはり良いところだ・・・。
12月までに何度行くのだろう・・・。

写真は鱧の皮を竹輪で炙った、もの。
美味。
カウンター