記事アップ!アップ!2006/11/01 14:21

相変わらず、傍らといいながらも、
All Aboutの記事執筆は、大変な作業で、
やもすると半日費やしてしまうのです。

公式なサイトなので、
誹謗中傷、差別にならない事は当たり前、
著作権の侵害や、記事の無断引用や、
写真一枚の借用でも了解を得ながらやるので、
作業としては大変な労働量です。

しかし面白い事に、
演奏家業界とは壁一枚しか離れていないのに、
業務内容がすこし違うので、
あまり近い人間関係でもなかった、
音楽の制作関係者、つまり音楽事務所だったり、
劇場、ホール関係、またオケのマネージャーとか、
全国規模で、このような方々と、
妙な人間関係が出来上がります。
「妙」と言っても、
悪い事をしているわけではないのですが、
世の中の最新の公演や、舞台上演、
知らないところでこんな面白い事、、的な、
「隠れ公演」まで知ることが出来て面白いものです。

音楽評論や、批評を手がけている方々にとっては、
私の記事なんぞチャンチャラ可笑しいものかも
知れませぬが、何処までいっても、
解りやすく、クラシック初心の方、
興味持ち始めの方に広く門を開く活動です。
多くの方が、クラシックを「楽しい」と、
感じてくれるように、続けるのです。

私が始めた7月の時点で、
All Aboutの400足らずのジャンルも今や500超です!
これが、シビアな事に、どのくらいの方が観たか、
集計されて、ひとつの「成績」となるので、
500のカテゴリーの中で、クラシック音楽サイトが、
何番目の人気か、、、いや、単にアクセス数ですが、
これが非情にも出てくるのですね。

よ~く考えてみたら、
世の人の興味は、例えば女性なら、
ファッションや、コスメ、アクセサリー、
化粧品や健康、美味しいイタリアンに流行のランチ、
となるわけで、男性ならば、
今日の「株」買い物市場から、車、
行きつけたい居酒屋、家のローン組み方口座、
お薦めの歯医者から、頭髪の悩み、
ストレス発散のお薦めマッサージとサウナ・・・

、、、一体クラシック音楽に対する興味は、
どの変の位置にランクしているのでしょうか、、、

周りに音楽関係者が多いので気付きませんが、
一般的には、非常に非日常的なジャンルですよ。
しかし、日常なんかに負けてはいられません!
「夢か現か」なら、「夢」がいいじゃありませんか?
がんばりましょう!!

と、最新の記事を書きながら、
ベームのモーツァルト序曲集を聴いていたら、
とてつもなく元気が沸いてくるものです。

新しい記事は本日アップしました。
http://allabout.co.jp/entertainment/classicmusic/

ちなみに、メルマガ登録していただければ、
月2回ほど、私から、『あなただけに!』
メルマガが届きます・・・!

なんて、センスの無い営業的文句まで口を吐きます・・・

野川の岸辺2006/11/02 23:51

昔から自転車に乗るのが趣味で、
長距離用の自転車も好いし、
少し前まで、トラック(競輪)競技用自転車でも、
走っていました。
23区内までの仕事で、片道20kmくらいを、
たまには走っていたのですが、
1日の中で、移動しての仕事も多くなり、
夕刻からの付き合いもあったりして、
つい電車だったり、車で出掛けたりになりました。

今日は、予定が変わって家で仕事することになり、
朝から仕事し、お昼過ぎ一息ついたので、
ふと、「乗ろう!」と、マジ支度。
少し距離を走ろうと決めて、
近くを流れる野川沿いをひた走る!
最初は、川沿いの舗装されたサイクリング道路を
走っていたのですが、
往来の人が多く、しかもちょっと飽きて来て、
川のすぐ横の岸まで下りました。
いや川岸ったって、川幅が10m程の川ですから、
大した事無く、大雨で増水したときの為に、
広く川岸を取ってあるのです。

久し振りにそんな場所走ってみると、
気が付かなかった事、たくさんあるものですね。

草地の道は、轍もありますが、
マウンテンバイクには走りやすく、
フロントサスペンションの良く利く私の自転車なら、
なんの問題は無いのです。
香り、、(匂いと言うほど殺風景でもなく)は、
とにかく青い。川は常に流れていますから、
沸き立つ湿気と川面の緑で、草の匂いが鼻をつきます。
川は意外にもきれいで、時期なのか、
水鳥の類が非常に多く、
自転車の音と人の気配を察してか、
ガーガー鳴いては、私を悪人に仕立て飛び去ります。
小さな魚が、ピシャリと跳ねれば、
鷺のような純白の大きな鳥が、
獲物を捕獲しようと、鋭い口ばしを川に差し入る。

5m上から見下ろしていると気付かぬことが、
目線が同じになっただけで、
急に関係が変わるものが、自然界にはあるものだと、
数キロ探検しながら、楽しく実感し、
ペダルを漕ぎながら、身も心も軽くなるのでした。

フラリと家を出て、数日漕ぎ続けたい衝動が
沸き起こります。数日なら、、いいかな。

青空市場2006/11/04 20:32

銀座の空は曇りがちでしたが、
3丁目の街頭は“青空市場”が、
賑々しく開催されていました。

俳優永島敏行さんといえば、
81年の映画「遠雷」で、
ブルーリボン賞主演男優賞や、
ゴールデンアロー賞演劇新人賞などで、
華々しくデビューを飾った俳優さんですが、
彼は、何年も前から農業、米作り支援を
しながら食と環境に対する問題を考え、
自ら農場へ出かけ、手伝いや、
実習イベントを開催しているのです。
そして、その彼が主宰するのが、
“青空市場”です。
http://www.aozora-ichiba.co.jp/

今回の“青空市場”は、私も参加している、
“銀座ミツバチプロジェクト”とのコラボで、
“銀ぱち”のメッカというべき、紙パルプ会館で、
開催されました。

私が昼前にノロノロと行くと、我が同志たちは、
養蜂家のタキシードとも言うべきか、
全身白のツナギ・スーツに身を固め、
早くも臨戦態勢にあったのです。
人口ハニカムが1つ入った、
観察用巣箱の中のミツバチ達は、
気温が低くてちょっと活動が鈍いが、
道行く人は、物珍しそうに
「ほぅ!銀座で養蜂ねぇ~」と、覗いていきます。
この春採取したハチミツを
テイスティングして頂いたりと、
“青空市場”の盛り上がりに一役買っています。

永島さん、俳優業も忙しいでしょうが、
しかし、この奮起は、素晴らしいものです。
“銀座ミツバチプロジェクト”の同志も、
普段はサラリーマンだっだりの専門家ではなく、
ミツバチを通して、食や環境を考える会ですが、
今日の賑わいや、若々しく対応しながら、
次々に仕切っていく永島氏を見ていると、
同じエンタメに生きるものとして、
負けていられないと感じます。

「感じるなら行動すべし、
     行動するなら、直ぐすべし!」です。

NHKも取材に来ていて、
最近永島さんの活動を取り上げるメディアも
増えてきましたし、近々番組でやるのでしょう。

<Gucci銀座店オープン!>の
新聞全面広告を見ましたが、
オープンに殺到した人達も、100m足延ばして、
買ったばかりのバッグ一杯野菜と海産物詰めて、
帰っては如何かと、思いました。
ニンジンや椎茸、イカの干物が、
バックの頭から覗いてユラユラしていたら、
「さすがセレブは違う」と、評判でしょう!

Old Rock2006/11/05 22:57

松本室内合奏団リハーサルへ参上するのも、
今回が3回目。
新宿駅の5番線のホームが遥か彼方なので、
乗車するまでの距離に憤慨していた当初だが、
みどりの窓口で、階段下の車両と席番まで
指定した上で、天性の脳内GPSによって、
新宿構内を最短歩数で移動しながら、
座席に辿り着く術も得たのである。
何事も経験なのだな。
最近では、2時間半の“特急あさま”での
過ごし方に慣れるばかりか、
普段読まない「週刊新潮」を何故か買う癖がつき、
支離滅裂なコラムを読み飽きながら、
心地よい横揺れで眠る習慣まで出来てしまった。

世の中は3連休だが、私達の業界には、
連休とか、週末なんて言葉はなく、
音楽家なんてものは、いつでも皆が楽しむときに、
働くサービス業のなのである。

各自いろいろな行事や予定があるであろうに、
そそくさと練習に集まってくださる皆さんに、
感心しながら練習は始まり、そして、終わる。

もう既にこれも習慣と化しているが、
ここでの演習後の酒が美味い。
酒とは言っても、前世が麦の私は、
大概ビールに始まり、深酒コースにならない限り、
数時間は麦と、ホップに囲まれながら、
至極の先祖参りと守護神への感謝を繰り返すのである。
とは言え、車で遠方から集まる方々は、
一緒に居ても飲めず、茶を啜りながら、
戯言に付き合ってくださるので、
これにも感謝しているのです。
このブログ読んでいるコアな方が居り、
自分から喋ってもいないのに、
私の過去の行動を知っているのには驚きますが、
曝してしまっているので仕方無いのである。
愛おしい松本の仲間になりつつあります。

それにしても松本のパブ、Old Rockは、
心地良いのです。毎日曜の夜ってのが、
リハ後レジャー隊には、恨めしいのです・・・。

写真は、Old Rock の近く、蔵町の古い外灯ですが、
風情がありますね。

レンタサイクル2006/11/06 23:01

私は、軽度(多分)の閉所恐怖症なのですが、
この症状も人によって感覚が違うらしく、
私の場合、洞窟や鍾乳洞が嫌なのは当然ですが、
混んでいて相席を強いられるランチ時の食堂や、
隣と窮屈すぎて背中がつかない電車の座席、
または、奇妙にミニマムな地下鉄大江戸線や、
窓際の人は網棚に頭を必ずぶつける山形新幹線、
考えただけで、息苦しくストレスが溜まるのです。

ホテルの部屋も、あまりに狭いシングルルームは、
長いこと部屋に居る事ができません。
そんな時窓の外の景色があれば、
なんとも精神的には、気持ちが良いのですが、
松本で案内されているホテル、
新しくてキレイな事は良いのですが、
狭いので居心地はあまり、と、文句は言いませんが、
隣の商用ビルが接近していて、
カーテン(正確には、木の戸だが・・)が、
開けられないのは困るのです。
狭くても構わないので、外を見ることが
出来る部屋をお願いすれば良かったと、
朝になると後悔しまして、
出発前に部屋で仕事しようかと思ったのを
やめてしまって、いざ松本の街へ!

ちょっと調べたら、
無料レンタサイクルがとても充実していて、
自転車フリークの私は、カメラ片手に漕ぎ出します。
いや、楽しい、こんなことだったら、
次は自分の自転車持ってこよう!(・・・無理だろぅ)
などと考えながら城の周りをクルクルと走ります。

面白い町なのですね。
古いものと新しいものが混在して、
といって旧市街の様相でもなく、
新しいとは言っても、それ相応です。
中町通りのお蔵の並ぶ景観は悪くないのですが、
らしき風情で便乗しているものもあり、
目を皿の様にして、目に入るものを分別します。
お城では近くの小学校6年生かな、
写生会でお城やら橋やらを描いています。
松本城はやはり立派で、
5重造りの本丸御殿のシンボルは、
国宝に相応しい重厚なお城です。

夕方までには、東京に帰らなければならぬので、
そそくさと引き上げてきましたが、
もっとゆっくり見たい名所がありますね。

御殿の東北の隅、駐車場には、
秋らしい、紅や黄色の木々に混ざって、
モダンなピンクの薔薇がひっそり咲いていました。

至高の倭ハーモニー2006/11/07 23:18

指揮者の仕事は大変ですが、
西洋音楽をやっている限りは、
西洋の楽器の中で学び育って来た方々との
コンタクトで、非常に高度な会話も出来るし、
向上していく為のヒントを話し合えます。
これはオペラ歌手との場合も同じで、
日本語で歌っていたとしても、
西洋式発声の上で、日本語の発音を
言葉としてどう生かすか考えるので、
日本独自の西洋音楽としてで楽しいものです。

難しいのは、東洋の楽器、
と言うよりも邦楽器、和楽器といわれる、
日本の伝統文化の中で培ってきた楽器群との連携、
これは、操る人と対話と言う意味でも大変です。
本来、日本の楽器は五線などと言う、
たかだか300年位しか使っていない楽譜を
使うわけではなく、縦書きの数字譜を用いたり、
楽器も7つの音を持つ音階などではないので、
改良に改良を加え、楽器も進化しながら、
現代的表現ができるようになっている部分と、
また操る奏者も、楽器と共に変化しているのです。

日本の楽器は、殆どが中国や朝鮮半島から
渡ってきましたが、大陸の人たちは、
自分の演奏レベルの欲求に応えるために、
楽器を常に進化させた挙句、とんでもない超絶技巧を
披露できるようになったりするのです。
比べれば、日本の楽器が進化する度合いは、
とても悠長なのかもしれません。

5つしか出ない音を駆使しながら、
7音の音階をだしたりする苦労は、並大抵ではなく、
現代邦楽と呼ばれる5線譜を使用する分野の奏者は、
さも西洋楽器の様に操るのが普通です。
この邦楽器群の音の洪水に慣れてくると、実に心地よく、
西洋楽器の倍音バランスとは全く違った、
倭の音に身体が震えます。

しかし、この悦楽の倭ハ-モニーに至るまでが、
大変です。何度も、何度も練習を繰り返すのです。
今日もリハーサルでしたし、来週もまた。
まだまだやらなくてはいけないのです。

肥沃な大地2006/11/08 23:53

12月2日は、我が街K市で、
フォーラムを企画しています。
ただのフォーラムではないのです!
これからの文化事業の第一歩なのです。
細かい内容はまた報告しましょう。

さて、今日も【音楽の街】構想策定委員会の会議。

毎回毎回、議題も違うが話も尽きず、
みな真摯に地元の文化芸術の未来を考えますが、
思いはひとつ、「文化を根付かせる」のです。
いつも考えますが、
文化芸術は第一次産業です。
種を、苗を、育てる?
いやいや、土を作るのです。
良質な土を作る努力無しでは、土壌は出来ませんし、
種も、苗も育たず、ましてや水やり続けても、
肥沃な大地が無ければ、
しっかりと根を張ることは出来ないのです。
この作業は両膝しっかり付いて、土と格闘して、
汗を拭く手の泥で、顔が真っ黒になりながら、
ようやく一握りの土が育つのです。
どのくらいかかるのでしょう、
1年、でしょうか、2年でしょうか・・・。
良質な土を維持していく事も同時に進めるので、
一生かかる事なのでしょうね・・。

今日水曜、
All Aboutの新作記事をUpしました。
http://allabout.co.jp/entertainment/classicmusic/

11月の「推薦オペラ公演」です。
ついでに言えば、メルマガも発信しました!
新国のK原氏にお願いし写真の提供をしてもらい、
今月末からの2本のオペラの推薦です。
調子に乗ってここでも披露です。
許してくだされ、もう使いません。

「救出モノ」って知っています?
オペラの世界ではスタンダードで、
18世紀末から流行りだした勧善懲悪ものですな。
楽しい記事になりました。

今年一杯、
ネットマガジン「DORON」とタイアップ記事です。
http://doron.allabout.co.jp/?FM=dgs

何処よりも早い予告ですが、
次週は、「バレエ」入門です。

素敵なバレエの世界に誘いますわ、ホホホホ・・・。
でも、世の男性諸子!彼女達(オトコもいるが)は、
とってもな、アスリート達です。
力と美で、人間の脳力の限界に挑戦していますね。
バレエ、音楽も、踊りも、ドラマも、
言葉のない最高の芸術です。

乞うご期待!

気持ちは、わかる。2006/11/09 20:10

今日のニュースから・・・

警視庁石神井署は、飲食店経営者(73)を、
著作権法違反の疑いで逮捕したと発表した。
調べによると、容疑者は、
今年8~9月、経営する同区内のスナックで、
日本音楽著作権協会と利用許諾契約を結ばずに、
客の求めに応じて、
同協会が著作権を管理するビートルズの
「イエスタデイ」など外国の曲計33曲を、
ハーモニカで演奏したり、
ピアニストに演奏させたりした疑い。
容疑者は、81年にスナックを開店して以降、
生演奏を売りにしていた。
同協会では契約を結ぶよう求めていたが、
従わなかったため、
今年9月、同署に刑事告訴していた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・

10年前は、ネット配信なんて言葉はなく、
20年前は、デジタルコピーも個人では有り得なく、
30年前は、ビデオさえ普及していなかったので、
以前は、生演奏と録音物だけを対象として、
利用者への支払い義務を考えていればよかった。
しかし現在、
著作権に関する法律は、整備されつつあるけれど、
使用媒体の複雑化から、我々プロの音楽家でさえ、
何に対して発生し、支払い義務が生まれ、
逆に、どこからの著作物の使用に対して、
権利を主張すればよいのか、難しくなっている。

捕まってしまった73歳の方も、創業時の25年前は、
求めに応じて、生演奏で応えて楽しんでいたのものが、
現代の著作権利の法整備によって、
突然、著作物の権利借用に対し借用費の支払いを
求められたのでしょう・・・。
小さなお店、例えば名曲喫茶、ジャズ喫茶や、
スナックでのレーザーカラオケ、
CD,レコードやBGM、もしや鼻歌もでさえも、
結果的に、音楽を聴かせて報酬を得ているところは、
使用料を払わなくてはならずに、
この支払いを過去何年も遡って、数十万円と請求され、
店を畳んだ話も、記憶に新しいところ。
駅の前で、自分以外の作った音楽を演奏して、
お金を得れば、借用支払い義務が生まれます。
拍手と共に、ケースに投げ入れられた10円でも、
立派な報酬とみなされてしまうのです。

語り継がれたり、巷に流布されていって、
次第に、みんなに知られていく曲だって、
ありますが、それでも人の作った曲で楽しむ事は、
個人の趣味以外では、容易には出来ぬ時代なのです。
音楽家は、著作使用する側であり、
また、権利を持つ側にも直結しているので、
やり過ごしてはいけない事ですが、
今日の著作権利の問題は、
そこが論争点では無いという事が、大切なところです。

クラシック音楽を創造する関係者にとって、
現実には、もっと切実な問題が起こっています!
ロンブロまっしぐらなので、
この続きは、また明日!
、、がんばるかな・・・。

写真は、東京都教育委員会主催の、
「東京文化財ウィーク」の冊子。
全102ページに渡る、東京全土の文化財の紹介と、
いくつかの企画、公開事業の紹介。
素晴らしい冊子で、この一覧を民間で作ったら、
1部3000円で売れると思いますし、
開催期間が、この秋だけである事が惜しいです。
年間通じて、企画に沿った展開をしてもらえれば、
更に沢山の人が文化財に興味もつと思うのです。
でも、、、
企画者は、大変なんですな。

ロハスな公演2006/11/10 08:55

昨日の続きですが、
著作権法と言うのは、言わずもがな、
作品の作者が所有している権利を借用する場合、
所有した人に使用料を払わなければならぬもの。
言い換えると、他人の作品でも、
著作権使用料を払うことによって、
使用する権利を得ることが出来るのだから、
悪い法律ではないのです。
この両者の間に入っているのが、
著作権使用料を取り立てる、、おっと失礼、
面倒な手続き代行して、分配してくれる機関ですね。

音楽業界の中では、著作権は単純明快、
以前は、権利が生きている曲に対し、
「何分だから何円」という取り決めで支払いました。
ポピュラー音楽的な考えですが、
クラシック音楽の公演も、基本的に同じ支払い方法。

しかし、これを1公演ずつ徴収するのは、
新聞屋より、NHK受信料より大変な手間なのです。
何せ、毎日毎夜、全国の数千というホール、劇場で、
数万曲の権利が行き交っているのですし、
ましてやこれに外国曲も多いときている。
主催者は、申告が義務といえども、なかなか率先しては、
払いたがらず、後で言われて払うことも多いのです。

新参者とは言え、音楽のネット配信は今や全盛。
ホンノ数秒で、5分の曲がダウンロードされ、
そこに著作権料が発生しても、
著作権法の整備が進んできた現代では、前時代の、
レンタルレコード店やビデオ屋との攻防の様にはならず、
明朗会計で簡潔に使用費を徴収できるのです。
例えば、デジタル記録メディアでは、
買った時点で著作権使用料込みが含まれていたりと、
確実に徴収できるようになっています。

すると、「演奏会」なんて白亜紀イベントの名残から、
苦労して徴収しても、高速演奏なんて無いのだから、
一夜の演奏会の著作権料徴収に労力をつぎ込むことは、
昭和の枯れススキ、「浪花節徴収」なのです。
そこで徴収機関は、考えました。
「分刻み貸借システム」での徴収ではなく、
確実に効率よく徴収できる方法で、
『年間の包括的利用許諾契約』と言うものを、
編み出したのです。
「分刻み貸借システム」では、なく、年間契約すれば、
約3分の1お安くなりますよ・・、と言うもの。
使用する側も、毎回の面倒な申請もなく、
しかも安く済むし、そうしてしまえ!となります。

しかし問題点は、作品を作った人(著作権利有者)が、
演奏されて、正当な分配を受けていたのに対し、
現在では、クラシック演奏会などで演奏されていても、
『年間の包括的利用許諾契約』によって、
受け取る印税が激減してしまっている事です。
新しい作品を苦労産み出して、生演奏で使用してもらい、
正当な印税を得る、のが作曲家の仕事だったのですが、
今までだって、みな大変な思いをしているのに、
次第に、そんな活動を目指すこと自体が間違いで、
デジタル配信にのみ、活路を見いだし、
良質な新作と、現代のクラシック音楽の進化が、
停まってしまいそうです。

林業だって、1本伐採したら、100年先を考えて植樹。
漁業だって、乱獲の末路を危ぶみ、獲ったら育てる。
クラシック音楽の100年後に、
300年前の音楽だけを、皆が愛してくれるでしょうか?
新しく産み出し、育ててこその音楽文化でしょうに。

整理しますと、デジタル化、高速通信が整備された今、
アナログな演奏会、紙の楽譜を使った音楽会などは、
著作権管理機関の立場から見ると、
全く時代から取り残された分野なのです。
「いや、そんなハズはない!」と、私も思いたいですし、
だからこそアナログ、今風に言えば“ロハスな公演”が
価値を生む事を、クラシックファンも関係者も、
知っていますが、著作権徴収方で表されているように、
目に触れぬ部分では、次世代デジタルに押されて、
活動を制限され、活動の変更を余儀なくされる時代が、
ヒタヒタと迫り来ていると感じるのです。

著作権、わかりやすいサイト見つけました。
http://www.music-eclub.com/lesson/koreshiri/lecturetop.php

市民祭2006/11/12 16:09

30年間続けるのは、大変なことです。
今日は、30回目の地元K市市民祭です。

市役所の近くに住んでいるので、
市民イベントがある日は、太鼓の音やざわめきで、
一日中賑やかしいのですが、
この市民祭りは、自治体から商工会、消防団、
学校、教育機関、民間企業まで、全て協力して行なう
特別な大イベントです。

農業の品評会が、大きなテントの中で行なわれて、
1位、2位と順位が付けられ、
青々とおいしそうな白菜や大根が所狭しとギッシリ。
ステージでは、音楽関係イベントから、お囃子保存会、
そして、ゲストの仮面ライダーよりも人気があるのは、
我町誇る正義の味方、「多摩川戦隊コマレンジャー」で、
色とりどりの5人が奮闘活躍していたりします。

市内の各町内にお祭り、お囃子保存会がありますが、
揃いの祭半纏に身を包み、朝から日本酒を浴びながら、
赤ら顔で威勢よく闊歩している若い衆を見ると、
新参者の私としては、ただただ羨ましいのです。

5,6年200人全員がブラスバンドを学ぶ、緑野小学校、
伝統の鼓笛隊として皆から羨望の眼差しでみられる、
第一小学校は、朝のパレードの花形として、
市民祭のオープニングに華を添えて練り歩きます。
他にも、合唱コンクール全国大会に今年も出演している、
第4中学校などもステージで歌うなど、
伝統芸能、学校教育の音楽の発表の場混在の祭典は、
市の文化祭でもあります。
40年の歴史を誇る地元のビッグバンドは、
皆楽しそうに、演奏して羨ましい!私も出たい!

平和だからこそ出来ることではないですか、
特別華美なものは何も無く、質と実を兼ね備えた、
素晴らしい祭りです。
ホントは、ビール片手にイカの足でもかじって、
模擬店を冷やかし周りながら楽しみたいのですが、
そうも行かず、12月2日の地元フォーラムの打ち合わせ。
矢張り地元在住ミュージシャンのK田氏と会って、
いろいろ四方山話に、軽く打ち合わせなんぞします。
彼とは、久し振りの再会でしたが、実は同い年、
これからも長くお付き合いしていただきたいのです。

風は強くて寒いのですが、空はどこまでも青く、
素晴らしい一日。
祭の参加者、来訪者、そして、招いている側も、
皆笑顔で、3.0回目の市民祭になったようです。
カウンター