17時の音楽-22012/09/07 23:13

昨日の続きですが、
本日A新聞の取材でした。
この防災無線の変更は既に発表になり、
この辺りの話を取材してもらいました。

さて、実際に時報のように流れる音楽を
既存のモノから変更するとなると、
いろいろと調査せねばならぬ事が、
沢山ありました。

しかし世の中のこの夕方の音楽、
どうしてどの町も下記数曲ですかね?
1. 夕焼け小焼け
2. 赤とんぼ
3. 故郷(ふるさと)
4. 交響曲新世界より第2楽章
と、明記してみると
ナルホドではありますが・・・。

24時間を同じように刻んでいるようで、
それぞれの立場で重要な時刻があり、
夕方5時というのもまた特別ですね。
昔ならば早い夕御飯でしょうし、
夏ならば少し涼しくなる時間、
冬ならば午後から夜への節目、
終業時間という区切りもあります。
子供は家に帰るリミット、
勤め人はホッとして帰り支度。
お母さんは晩御飯の準備のスタート。
午後5時は名残惜しい1日の節目、
明日への準備と英気を養う休息の合図。
そんな時間であることに変わりない。

今回変更する市の歌<水と緑のまち>。
実は制定されて35年になります。
歌詞の公募により99編が集まり、
1つが決定されると次は音楽の公募、
と時間を掛けて丁寧に選考されたのです。
その後音楽愛好家を中心に
しっかりと歌い継がれた曲ですが、
「歌謡曲のような大衆性と
心に響くフォークのようなメッセージ」
と私も最初に聴いた時から思い、
もっと多くの方に知っていただきたいと
感じていました。

遡ると昭和55年、1977年という年は、
現在リバイバルヒットしている歌謡曲、
アイドル全盛期でありました。
そして一方で歌謡曲とは違う意志を持つ、
フォーク音楽の役目もひと時代終わり、
歌謡曲要素と融合した新しい分野、
ニューミュージックと言われたジャンルが
人気を帯びた時代でもあります。
当時の選考委員(義父もおりました)は、
「何十年経っても古くならない曲」という
選考基準を決めながら、
フォーク調、いやニューミュージック調の
この曲になったというわけです。

行政はこんなチラシで発表をして
盛り上げています。
企画を一緒に進めた正副委員長、
委員の皆さんに感謝しております。
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