エリア ― 2010/02/17 23:23
今日もバレエのリハーサル参加。
オケリハを1度通過したので胸のモヤモヤも取れ、
精神的にはホッとしております。
が、譜面の補修及び、アレンジは残りがまだあり、
気が抜けない今週なのです。
多くのバレエ団で、海外ソリストをゲストに迎え、
大きな公演をやることも多いでしょうが、
毎回凄いことだと思うのは、飲み込みの速さ。
来日は、大抵は公演前3~4日なのです。
いくら、演出が身体に入っていると言っても、
新しい要求や、思わぬ計算違いもあり、
そこから、修正をしています。
しかし、その修正の速度が速い。
オペラ歌手は、何度も何度も何度も何度も(執拗)、
稽古しながら、立ち位置、所作を覚えますし、
ましてやドラマに沿った舞台上の動き、
演出家の要望による脚色部分などは、
これでもかと言うくらい稽古時間を費やします。
それに、ダンスなど加わろうものなら、
この稽古だけで、1分に1時間かかるのに、
次回になると3分の2は忘却の彼方、
前回の確認に戻りながら先に駒を進めます。
(歌手は歌があるので、これはダンサーも適わない)
勿論、踊ることが表現であるダンサーは、
舞台上の移動が生命線であり、舞台面などは、
五線紙の音符のようにスラスラと読めるハズ。
そんな事は重々承知しているのですが、
位置を割り出し美しく魅せる能力に感嘆します。
みなさん、解らないでしょうが、
公演が終わって、カーテンコールの時、
私がバレエ公演で最も困る時間です・・・。
お客様の応援や労いのダンサーへの大きな拍手、
多分良い演奏をしたオケの代表として、
舞台に上り、感謝の会釈をする義務もある。
しかし、どうにも格好がつかないのです。
スタイルの良いダンサーが、整然と並んだ前、
広いアクティングエリアの真ん中に出て行って、
ソリストのように振舞わらなくてはならない。
ああ、呪わしい。
オペラのカーテンコールは構いません。
そんな事気にしない、素敵な重量打線の前だし、
しかも、整然というより騒然とした歌手ラインでは、
真ん中まで、毎夜の千鳥足でもたどり着けそうなもの。
指揮者の曲がった蝶ネクタイに汗だくのシャツ、
燕尾服もグダグダで、立ちっ放しの足も棒。
後頭部から湯気でも見えたら、熱演の証拠とばかり、
お客さんの残像コントラスト値は格段に上がり、
先ほどまでのメロディーは記憶細胞の大合唱。
まさに指揮者冥利に尽き、この達成感の安堵変換は、
ユリカゴの中、いや羊水に浮かぶが如しなのだ。
「同じでしょ?バレエと」そう言いたいですか・・
繰り返しますがバレエ、そうは行かないのです。
想像力はマックスで、世界最高の男を演じ、
カッコよい出方をしているつもり。
オペラ歌手の皆さん生意気言ってゴメンナサイ。
こればかりは、私一生稽古しても無理でしょうし、
格好気にしない境地に達するまでも、
きっと300年以上掛かりそうです。
是非、20日~21日見に来てくださいね。
素晴らしいダンス、音楽。
ここでしか見られないのです。
オケリハを1度通過したので胸のモヤモヤも取れ、
精神的にはホッとしております。
が、譜面の補修及び、アレンジは残りがまだあり、
気が抜けない今週なのです。
多くのバレエ団で、海外ソリストをゲストに迎え、
大きな公演をやることも多いでしょうが、
毎回凄いことだと思うのは、飲み込みの速さ。
来日は、大抵は公演前3~4日なのです。
いくら、演出が身体に入っていると言っても、
新しい要求や、思わぬ計算違いもあり、
そこから、修正をしています。
しかし、その修正の速度が速い。
オペラ歌手は、何度も何度も何度も何度も(執拗)、
稽古しながら、立ち位置、所作を覚えますし、
ましてやドラマに沿った舞台上の動き、
演出家の要望による脚色部分などは、
これでもかと言うくらい稽古時間を費やします。
それに、ダンスなど加わろうものなら、
この稽古だけで、1分に1時間かかるのに、
次回になると3分の2は忘却の彼方、
前回の確認に戻りながら先に駒を進めます。
(歌手は歌があるので、これはダンサーも適わない)
勿論、踊ることが表現であるダンサーは、
舞台上の移動が生命線であり、舞台面などは、
五線紙の音符のようにスラスラと読めるハズ。
そんな事は重々承知しているのですが、
位置を割り出し美しく魅せる能力に感嘆します。
みなさん、解らないでしょうが、
公演が終わって、カーテンコールの時、
私がバレエ公演で最も困る時間です・・・。
お客様の応援や労いのダンサーへの大きな拍手、
多分良い演奏をしたオケの代表として、
舞台に上り、感謝の会釈をする義務もある。
しかし、どうにも格好がつかないのです。
スタイルの良いダンサーが、整然と並んだ前、
広いアクティングエリアの真ん中に出て行って、
ソリストのように振舞わらなくてはならない。
ああ、呪わしい。
オペラのカーテンコールは構いません。
そんな事気にしない、素敵な重量打線の前だし、
しかも、整然というより騒然とした歌手ラインでは、
真ん中まで、毎夜の千鳥足でもたどり着けそうなもの。
指揮者の曲がった蝶ネクタイに汗だくのシャツ、
燕尾服もグダグダで、立ちっ放しの足も棒。
後頭部から湯気でも見えたら、熱演の証拠とばかり、
お客さんの残像コントラスト値は格段に上がり、
先ほどまでのメロディーは記憶細胞の大合唱。
まさに指揮者冥利に尽き、この達成感の安堵変換は、
ユリカゴの中、いや羊水に浮かぶが如しなのだ。
「同じでしょ?バレエと」そう言いたいですか・・
繰り返しますがバレエ、そうは行かないのです。
想像力はマックスで、世界最高の男を演じ、
カッコよい出方をしているつもり。
オペラ歌手の皆さん生意気言ってゴメンナサイ。
こればかりは、私一生稽古しても無理でしょうし、
格好気にしない境地に達するまでも、
きっと300年以上掛かりそうです。
是非、20日~21日見に来てくださいね。
素晴らしいダンス、音楽。
ここでしか見られないのです。
Alain ― 2010/02/18 23:23

ようやっと編曲は終わり、後少々の譜面の直し。
今回のバレエ<La Fiile Mar Gardèe>ですが、
日本名では、「リーズの結婚」といいます。
18世紀中期220年前の作品は、バレエとしては、
ジゼルと並び世界最古といわれています。
最古であるから、譜面の問題が続出するのです。
お話は、明快。
農民の娘リーズには恋人コーラスがいますが、
貧乏よりも、金持ちの息子と結婚させようとする、
未亡人である母、シモーヌ。
村一番の金持ちトーマスの1人息子アランは、
人一倍純真で、気の優しい青年なのに、
どうにも一本抜けていて、可笑しな奴。
“変わり者”として村中の笑いものでもある。
何とか自分の思い通りしようと、
アランとの結婚話を進める母、
どうしても一緒に居たいリーズとコーラス。
そして、婚姻の調停が執り行われる寸前で、
母は、2人の姿を見て、
ようやく娘の幸せに気付き大団円となる。
なんとも素朴なお話なのですが、
何処にでもあるようなのどかな農村の話は、
欲と愛を引き合いにした、コミカルな舞台で、
廃れることなく、人気があるのも頷けます。
主役の2人は結婚し、母も幸せ、
周りの農民も、みなで祝福!と、
いい事ずくめの気がするのですが、
気になるのは、引き合いに出された息子アラン。
このアラン君、出来は悪そうだし、
頭の回転も鈍くみんなの厄介者・・、
それでも決して憎めない、愛しき純真さは、
このドラマのキーマンでもあります。
直向な行動が周りに笑われてしまいますが、
それでも、実直さが全面に出ているのです。
今回の譜面不備、
オケ用の大きな曲を4曲欠いています。
困り果てましたが、
NY在住作曲家の一平君に手伝ってもらい、
事なきを得ました(心より感謝)。
忙しい最中、私がどうしても書きたい曲があり、
1曲は自分用にとってありました!
これが、アランが踊る曲なのです。
元はピアノ譜もなくて、ピアニストのユーリが、
書き取ったメロディーのメモのみ。
でも、サンプルを聞くと可笑しくて可愛い音楽。
今日はこの曲の編曲に没頭いたしました。
アランを救うための楽しい時間でした。
不憫な彼の見せ場を音楽で盛り上げるため、
なんとか、どうにか間に合いましたね。
これで、公演の楽しみ、また1つ増えました。
明日はオケリハ、そして劇場入りです。
劇場オケは、ここからが勝負なのです。
今回のバレエ<La Fiile Mar Gardèe>ですが、
日本名では、「リーズの結婚」といいます。
18世紀中期220年前の作品は、バレエとしては、
ジゼルと並び世界最古といわれています。
最古であるから、譜面の問題が続出するのです。
お話は、明快。
農民の娘リーズには恋人コーラスがいますが、
貧乏よりも、金持ちの息子と結婚させようとする、
未亡人である母、シモーヌ。
村一番の金持ちトーマスの1人息子アランは、
人一倍純真で、気の優しい青年なのに、
どうにも一本抜けていて、可笑しな奴。
“変わり者”として村中の笑いものでもある。
何とか自分の思い通りしようと、
アランとの結婚話を進める母、
どうしても一緒に居たいリーズとコーラス。
そして、婚姻の調停が執り行われる寸前で、
母は、2人の姿を見て、
ようやく娘の幸せに気付き大団円となる。
なんとも素朴なお話なのですが、
何処にでもあるようなのどかな農村の話は、
欲と愛を引き合いにした、コミカルな舞台で、
廃れることなく、人気があるのも頷けます。
主役の2人は結婚し、母も幸せ、
周りの農民も、みなで祝福!と、
いい事ずくめの気がするのですが、
気になるのは、引き合いに出された息子アラン。
このアラン君、出来は悪そうだし、
頭の回転も鈍くみんなの厄介者・・、
それでも決して憎めない、愛しき純真さは、
このドラマのキーマンでもあります。
直向な行動が周りに笑われてしまいますが、
それでも、実直さが全面に出ているのです。
今回の譜面不備、
オケ用の大きな曲を4曲欠いています。
困り果てましたが、
NY在住作曲家の一平君に手伝ってもらい、
事なきを得ました(心より感謝)。
忙しい最中、私がどうしても書きたい曲があり、
1曲は自分用にとってありました!
これが、アランが踊る曲なのです。
元はピアノ譜もなくて、ピアニストのユーリが、
書き取ったメロディーのメモのみ。
でも、サンプルを聞くと可笑しくて可愛い音楽。
今日はこの曲の編曲に没頭いたしました。
アランを救うための楽しい時間でした。
不憫な彼の見せ場を音楽で盛り上げるため、
なんとか、どうにか間に合いましたね。
これで、公演の楽しみ、また1つ増えました。
明日はオケリハ、そして劇場入りです。
劇場オケは、ここからが勝負なのです。
ショパン ― 2010/02/19 20:24

今日はオケリハ。
今回公演は、<La Fille Mal Galdee>と共に、
ショパンのピアノ協奏曲の第二番を振付けた、
「ラスト・コンサート」という新作もあります。
ショパンの波乱万丈の半生を、
女性との関係を中心に描いており、
芸術監督安達先生の振り付けによる、
なかなか面白い新作は、
ショパン生誕200年に相応しい作品です。
ただ、オケは、オーケストラピット、
ピアノは、まさか舞台真ん中に置けずに、
舞台の下手(向かって左)ですので、
奏者と私のコンタクトは、なかなか大変です。
ショパンは、左手はリズムを刻んでいますが、
右手は、5連符、7連符、9連符当たり前、
22連符、25連符!も平気で書いてあります。
ですから、指揮者も合わすのが大変!
聴いて合わせ難い部分は、手を見たりしますが、
今回は、手元が見えない・・・。
指揮者は、奏者に準備を促すために、
息吸って棒を振り上げますが、
振り上げたら、そのテンポでおろすのが鉄則。
ムキになって振り上げる方もいますが、
予想と違い、空回りになった時が最悪ですので、
こういう場合、奏者にも任せる方が穏便。
音聴いて入るのは、演奏者の得意分野ですから。
先週は、1番の公演、今週は2番の公演。
つくづく、ショパンイヤーを実感です。
さ、公演のピアニスト、ユーリ氏。
ソリスト合わせがあり、彼もオケリハに参加。
男性的なタッチは、技術も素晴らしいし、
難曲であるショパンを自在に弾きこなす。
彼は、ボリショイ劇場で弾いていたので、
バレエの音楽にも頗る詳しいし、
バレエ団にとっては、頼もしい存在なのです。
ただ・・・。
とてもお喋り好きで、指より口が動くほど。
彼の言っている事が大切な話か否か解らず、
しかも、英語とロシア語混ぜて話すので、
当初は真面目に聞き過ぎてこちらが混乱!
いや、何年も付き合っていると性格もわかり、
陽気さと軽薄さのギリギリの態度も、
純粋音楽家の真面目さの裏返し。
まぁ、許してやろうと愛しい存在です。
この写真、ユーリ氏と。
私が持っているのは、60年代の由緒ある譜面。
彼が持っているのは、、、コピーでしかも、
節約して、広告に貼り付ける彼の特技・・・。
お見逸れいたしました・・・。
明日から、頑張りましょう本番!
今回公演は、<La Fille Mal Galdee>と共に、
ショパンのピアノ協奏曲の第二番を振付けた、
「ラスト・コンサート」という新作もあります。
ショパンの波乱万丈の半生を、
女性との関係を中心に描いており、
芸術監督安達先生の振り付けによる、
なかなか面白い新作は、
ショパン生誕200年に相応しい作品です。
ただ、オケは、オーケストラピット、
ピアノは、まさか舞台真ん中に置けずに、
舞台の下手(向かって左)ですので、
奏者と私のコンタクトは、なかなか大変です。
ショパンは、左手はリズムを刻んでいますが、
右手は、5連符、7連符、9連符当たり前、
22連符、25連符!も平気で書いてあります。
ですから、指揮者も合わすのが大変!
聴いて合わせ難い部分は、手を見たりしますが、
今回は、手元が見えない・・・。
指揮者は、奏者に準備を促すために、
息吸って棒を振り上げますが、
振り上げたら、そのテンポでおろすのが鉄則。
ムキになって振り上げる方もいますが、
予想と違い、空回りになった時が最悪ですので、
こういう場合、奏者にも任せる方が穏便。
音聴いて入るのは、演奏者の得意分野ですから。
先週は、1番の公演、今週は2番の公演。
つくづく、ショパンイヤーを実感です。
さ、公演のピアニスト、ユーリ氏。
ソリスト合わせがあり、彼もオケリハに参加。
男性的なタッチは、技術も素晴らしいし、
難曲であるショパンを自在に弾きこなす。
彼は、ボリショイ劇場で弾いていたので、
バレエの音楽にも頗る詳しいし、
バレエ団にとっては、頼もしい存在なのです。
ただ・・・。
とてもお喋り好きで、指より口が動くほど。
彼の言っている事が大切な話か否か解らず、
しかも、英語とロシア語混ぜて話すので、
当初は真面目に聞き過ぎてこちらが混乱!
いや、何年も付き合っていると性格もわかり、
陽気さと軽薄さのギリギリの態度も、
純粋音楽家の真面目さの裏返し。
まぁ、許してやろうと愛しい存在です。
この写真、ユーリ氏と。
私が持っているのは、60年代の由緒ある譜面。
彼が持っているのは、、、コピーでしかも、
節約して、広告に貼り付ける彼の特技・・・。
お見逸れいたしました・・・。
明日から、頑張りましょう本番!
道具 ― 2010/02/20 23:23

NBAバレエ団、公演初日終了しました。
ふぃう~、昼前から遅くまで、疲れました。
が、良い公演になってよかったです。
3ヶ月も準備しているダンサー、
みなそれぞれに個性がありますが、
踊ることだけではなくて、芝居、ドラマ、
そして、エンタメとしてお客さんを楽しませる、
そんな事ができるダンサーは、魅力的です。
脚の先から、カーテンコールでの視線の先、
そして、幕が閉まってからの労いまで、
身体も心も使いながら、神経を集中できる、
愛される舞台人は、舞台の神も見方につけます。
バレエ、オペラ、器楽、どの世界でも同じですが、
舞台を愛し、人を愛せる舞台人、
人間として成功する秘訣です。
バンクーバーオリンピック花盛りです。
冬季ですが、今の日本は、氷上も雪上も、
見ごたえのある選手が大勢活躍して、
経過も結果も、毎日楽しみなのです。
フィギュアの男子、織田選手の靴紐、残念でした。
しかし、
これは、単に不運なのではなく、ましてや、
彼の道具に対する管理不行届きの問題でもなく、
実は、選手の厳しい実情が見え隠れするもの。
誰でも道具は大切であり、生命線。
でも、技術を高めるための道具を揃え続ける事は、
大変経済的な負担もあります。
プロ選手として活躍し、恵まれた環境になると、
契約スポンサーから、支給される道具があり、
開発協力も兼ねて、より使用しやすい道具の助言、
そして更なる即戦力の道具の提供と、
自分の競技環境は余計な事に気を取られなくなる。
しかし、大抵の選手(奏者)は、
この環境を自分で整えるのです。
織田選手、靴紐には細心の注意を払った筈だが、
経済的なサイクルもあり、使いやすい紐の状態は、
同時に、自己管理のリスクも多かったはず。
紐の換えで映し出された彼の競技用の靴は、
最新提供サイクルの靴ではないと思うほど。
体と道具、心の整備まで大変なことです・・・。
道具大切、でもそれを整える環境は大変です。
オリンピックの大半は、今やビジネスでしょうが、
ほど遠い、舞台人も道具では苦労ばかりのはず。
ダンサーの靴、酷使しながらも工夫し補修し、
持たせて持たせて、公演に合わせるのです。
演奏家の楽器、買うのも大変ですが維持もまた苦労。
最高の状態にしなければ気も済まず、
そんな苦労と経済的駆け引きで、頑張るのです。
織田さんの靴、紐切れるまで最高の状態だったろうが、
自分でも予想管理仕切れなかった様々な皺寄せでしょう。
彼も、様々考えるはず。
どの分野でも、道具大切です。
許されるなら、初心者でも最高のものを持ち、
道具の必要性、大切さと難しさも学びたい。
道具を尊び、ようやっと自分の分身になれるのでしょう。
でもそれが大変、道具とは分身であり甘える相手なのです。
明日は公演2日目にして、最終日。
楽しい演目とお別れです。
素敵な、小さなファンのSenaちゃんに、
エネルギーの詰まったクッキー頂きました。(写真)
このお陰で今日も乗り切れました。
ありがとう!
ふぃう~、昼前から遅くまで、疲れました。
が、良い公演になってよかったです。
3ヶ月も準備しているダンサー、
みなそれぞれに個性がありますが、
踊ることだけではなくて、芝居、ドラマ、
そして、エンタメとしてお客さんを楽しませる、
そんな事ができるダンサーは、魅力的です。
脚の先から、カーテンコールでの視線の先、
そして、幕が閉まってからの労いまで、
身体も心も使いながら、神経を集中できる、
愛される舞台人は、舞台の神も見方につけます。
バレエ、オペラ、器楽、どの世界でも同じですが、
舞台を愛し、人を愛せる舞台人、
人間として成功する秘訣です。
バンクーバーオリンピック花盛りです。
冬季ですが、今の日本は、氷上も雪上も、
見ごたえのある選手が大勢活躍して、
経過も結果も、毎日楽しみなのです。
フィギュアの男子、織田選手の靴紐、残念でした。
しかし、
これは、単に不運なのではなく、ましてや、
彼の道具に対する管理不行届きの問題でもなく、
実は、選手の厳しい実情が見え隠れするもの。
誰でも道具は大切であり、生命線。
でも、技術を高めるための道具を揃え続ける事は、
大変経済的な負担もあります。
プロ選手として活躍し、恵まれた環境になると、
契約スポンサーから、支給される道具があり、
開発協力も兼ねて、より使用しやすい道具の助言、
そして更なる即戦力の道具の提供と、
自分の競技環境は余計な事に気を取られなくなる。
しかし、大抵の選手(奏者)は、
この環境を自分で整えるのです。
織田選手、靴紐には細心の注意を払った筈だが、
経済的なサイクルもあり、使いやすい紐の状態は、
同時に、自己管理のリスクも多かったはず。
紐の換えで映し出された彼の競技用の靴は、
最新提供サイクルの靴ではないと思うほど。
体と道具、心の整備まで大変なことです・・・。
道具大切、でもそれを整える環境は大変です。
オリンピックの大半は、今やビジネスでしょうが、
ほど遠い、舞台人も道具では苦労ばかりのはず。
ダンサーの靴、酷使しながらも工夫し補修し、
持たせて持たせて、公演に合わせるのです。
演奏家の楽器、買うのも大変ですが維持もまた苦労。
最高の状態にしなければ気も済まず、
そんな苦労と経済的駆け引きで、頑張るのです。
織田さんの靴、紐切れるまで最高の状態だったろうが、
自分でも予想管理仕切れなかった様々な皺寄せでしょう。
彼も、様々考えるはず。
どの分野でも、道具大切です。
許されるなら、初心者でも最高のものを持ち、
道具の必要性、大切さと難しさも学びたい。
道具を尊び、ようやっと自分の分身になれるのでしょう。
でもそれが大変、道具とは分身であり甘える相手なのです。
明日は公演2日目にして、最終日。
楽しい演目とお別れです。
素敵な、小さなファンのSenaちゃんに、
エネルギーの詰まったクッキー頂きました。(写真)
このお陰で今日も乗り切れました。
ありがとう!
脚のドラマ ― 2010/02/21 23:01
NBAバレエ団公演<La Fille Mar Gardée>、
無事に終了いたしました。
御来場頂いた方々に、心より感謝申し上げます。
昨日の公演前まで縛られていた譜面との格闘から、
開放され、無事に初日も終わり、
2日目は、早朝から初日公演DVDをチェック、
そして、4時間前には劇場入り。
演出家、アシスタント、指導者たちと、
本日の出演者によるGPで再度の音楽チェック、
よりよい公演を目指しての調整でした。
同時に上演、ショパンのピアノ協奏曲を使用した、
<ラストコンサート>も、
とても美しい素敵な作品になりました。
ブラックボックスの舞台中に、
白の衣裳をコントラストさせた鍵盤配色、
見事な安達作品でした。
ソリストのユーリも、お疲れ様でした。
今回の<La Fille Mar Gardée>は、
バレエ作品としては初期のもの。
何故こんなに、譜面で苦労したのかと考えます。
要するに、改ざんによる改ざんで、
なにが大元だか解らない状態のまま、
世界中で上演を続け、ましてやその最中にも、
どんどん入れ替えをしてしまうので、
譜面という音楽家の生命線が、
演出から置いてけ堀になった。
というところでしょう。
譜面の作業では苦労しましたが、
公演の全容が見えて来始めてから、
音楽を通して感じたことがあります。
脚の妙技、体の芸術であるバレエですが、
バレエも実は音楽ドラマに沿うものであり、
演劇的な要素が重要な心理劇であるということ。
決して業に頼るだけではいけない、
心の表現なくしてバレエは成り立たない、
という、至極当たり前ながら重要なこと。
元はヘルテルが何気なく書き留めたメロディー、
シャンソンから起源した音楽だとしても、
優しい愛情溢れる音楽はとても美しい。
ピットの奏者も、本日は楽しく演奏できました。
そして公演終了後、
私の楽屋に1枚のサンプル音源が届く・・・。
さらなる御題を頂戴いたしました。
演目は、<La Fille Mar Gardée>。
同じ演目ですが、違う音楽も使用しての、
新たな公演の準備が始まります・・・。
いや、これ、、、想像以上に大変みたい。
また、譜面との格闘ですか??
この作品に世界一詳しい指揮者になるかも知れません。
しかし、どうしてこうなるのでしょう、私・・・。
無事に終了いたしました。
御来場頂いた方々に、心より感謝申し上げます。
昨日の公演前まで縛られていた譜面との格闘から、
開放され、無事に初日も終わり、
2日目は、早朝から初日公演DVDをチェック、
そして、4時間前には劇場入り。
演出家、アシスタント、指導者たちと、
本日の出演者によるGPで再度の音楽チェック、
よりよい公演を目指しての調整でした。
同時に上演、ショパンのピアノ協奏曲を使用した、
<ラストコンサート>も、
とても美しい素敵な作品になりました。
ブラックボックスの舞台中に、
白の衣裳をコントラストさせた鍵盤配色、
見事な安達作品でした。
ソリストのユーリも、お疲れ様でした。
今回の<La Fille Mar Gardée>は、
バレエ作品としては初期のもの。
何故こんなに、譜面で苦労したのかと考えます。
要するに、改ざんによる改ざんで、
なにが大元だか解らない状態のまま、
世界中で上演を続け、ましてやその最中にも、
どんどん入れ替えをしてしまうので、
譜面という音楽家の生命線が、
演出から置いてけ堀になった。
というところでしょう。
譜面の作業では苦労しましたが、
公演の全容が見えて来始めてから、
音楽を通して感じたことがあります。
脚の妙技、体の芸術であるバレエですが、
バレエも実は音楽ドラマに沿うものであり、
演劇的な要素が重要な心理劇であるということ。
決して業に頼るだけではいけない、
心の表現なくしてバレエは成り立たない、
という、至極当たり前ながら重要なこと。
元はヘルテルが何気なく書き留めたメロディー、
シャンソンから起源した音楽だとしても、
優しい愛情溢れる音楽はとても美しい。
ピットの奏者も、本日は楽しく演奏できました。
そして公演終了後、
私の楽屋に1枚のサンプル音源が届く・・・。
さらなる御題を頂戴いたしました。
演目は、<La Fille Mar Gardée>。
同じ演目ですが、違う音楽も使用しての、
新たな公演の準備が始まります・・・。
いや、これ、、、想像以上に大変みたい。
また、譜面との格闘ですか??
この作品に世界一詳しい指揮者になるかも知れません。
しかし、どうしてこうなるのでしょう、私・・・。
AI-EN ― 2010/02/23 01:30
10日ほど前にご報告いたしました、
ドイツ、ハイデルベルク劇場でのオペラ「愛怨」
<Ai-En>が、無事に初日を迎えたようです。
義父と親交のある在ドイツ日本文化会館のR氏が、
初日の様子をレポートしてくれたものを読みました。
ハイデルベルクは学生の街として古くから、
日本でも紹介されていますが、愛されている劇場は
今建て替え中で、舞台は仮設テントで
毎日公演が行われているようです。
決して大きくはないですが、席は満杯。
重要な演奏者として招かれている中国琵琶の楊静は、
勿論大きな拍手で称えられていたし、
終演後は満場の拍手で、
カーテンコールは、15分以上続いたと〆てあります。
作曲者である義父は、極寒の時期の訪独を考えると、
体調にも気遣い、初日は避けたようですが、
春には是非訪れていただきたいと思います。
勿論、私も行きたいですが、、、なかなかね。
これから6月のシーズン終わりまで、
何度も公演はありますので、
もし、ドイツに行く予定のある方は、
そんな新しい日独のオペラシーンを目の当たりに
しては如何かと思います。
「ドイツ人を中心に日本語によるオペラ上演」
こんな肩書きが、要らなくなる日も近いかも知れません。
日本語の美しさ、オペラによる日中の歴史ドラマ、
アジアの歴史と文化の奥深さを、
ヨーロッパの方々が、
オペラという表現で触れる機会がある事も嬉しい!
写真は、R氏から送られてきたもので、
カーテンコールの様子。
見えにくいでしょうが、実感いたします。
お目出度いことです、本当に。
ドイツ、ハイデルベルク劇場でのオペラ「愛怨」
<Ai-En>が、無事に初日を迎えたようです。
義父と親交のある在ドイツ日本文化会館のR氏が、
初日の様子をレポートしてくれたものを読みました。
ハイデルベルクは学生の街として古くから、
日本でも紹介されていますが、愛されている劇場は
今建て替え中で、舞台は仮設テントで
毎日公演が行われているようです。
決して大きくはないですが、席は満杯。
重要な演奏者として招かれている中国琵琶の楊静は、
勿論大きな拍手で称えられていたし、
終演後は満場の拍手で、
カーテンコールは、15分以上続いたと〆てあります。
作曲者である義父は、極寒の時期の訪独を考えると、
体調にも気遣い、初日は避けたようですが、
春には是非訪れていただきたいと思います。
勿論、私も行きたいですが、、、なかなかね。
これから6月のシーズン終わりまで、
何度も公演はありますので、
もし、ドイツに行く予定のある方は、
そんな新しい日独のオペラシーンを目の当たりに
しては如何かと思います。
「ドイツ人を中心に日本語によるオペラ上演」
こんな肩書きが、要らなくなる日も近いかも知れません。
日本語の美しさ、オペラによる日中の歴史ドラマ、
アジアの歴史と文化の奥深さを、
ヨーロッパの方々が、
オペラという表現で触れる機会がある事も嬉しい!
写真は、R氏から送られてきたもので、
カーテンコールの様子。
見えにくいでしょうが、実感いたします。
お目出度いことです、本当に。
ボルドー ― 2010/02/23 23:23

たいして綺麗に字を操れる訳ではなく、
どちらかと言えば、癖字の部類。
友人は、“芸術的”と言っていましたが、
これこそが、「伝わらない文字」であり、
本質を損なっていると思われる私の字。
前書きが長くなりましたが、
(能書きも含めこんな文は上手く書けるのに)
要するに、字が汚いのに文具が好き。
特に万年筆に対する執着は、年々増すばかり。
何故、面倒な万年筆を使うかと思うが、
デジタル化など身の回りの利便性が上がり、
体感する時間の流れがさらに速くなると、
体内時計とのバランスを取るように、
退化を求めるようになるのは、
人間の本能かも知れません。
別に高級品ばかりが良いのではなくて、
一頃は、ドイツメーカーの子供用の太字で、
柔らかくて書きやすい万年筆も集めました。
蒐集家の方々のコレクションを覗くと、
恐ろしい数の万年筆が整然と横たわり、
私は、ただ好きで拘っている程度だと安心。
でも、インクは面白いですね。
各社の色は無数にあり、黒でもまるで違う。
そんなもの、面白がっていたら切りなく、
大手文具屋さんの店舗で、唸って見つめるのが、
関の山とも戒めてはいます。
でも最近、カートリッジにも嫌気が差し、
手元の物はスポイト式に交換しています。
必要なインクを吸って書くのは無駄がなく、
実にアナログな行為が、気持ちよいです。
いろんな色を使いましたが、
秀逸な色といえばこのカルティエ。
写真のカートリッジは、通常の黒なのですが、
コイツ、どういう訳だが使用してもいないのに、
著しく乾燥が速く、気がつくと空なのです。
それに困り果てて、愛用のディアボロも、
スポイト式への交換をお願いしてしまいました。
そこで、写真の瓶インク。
コイツは、愛好家の間でも人気の大したもの。
見た目でわかりませんが、ボルドー色です。
これをフランスの普及品万年筆SZ.LEQIで使用、
赤いボールペンに代わり大抵活躍してくれます。
味気ないワープロ打ち原稿の校正や、
台本への重要書き込みなど、活躍します。
良い香りのパイプ用タバコも紅茶の用に
飲んでしまいたい時がありますが、
このボルドーも呑んでしまいたいくらい。
どちらかと言えば、癖字の部類。
友人は、“芸術的”と言っていましたが、
これこそが、「伝わらない文字」であり、
本質を損なっていると思われる私の字。
前書きが長くなりましたが、
(能書きも含めこんな文は上手く書けるのに)
要するに、字が汚いのに文具が好き。
特に万年筆に対する執着は、年々増すばかり。
何故、面倒な万年筆を使うかと思うが、
デジタル化など身の回りの利便性が上がり、
体感する時間の流れがさらに速くなると、
体内時計とのバランスを取るように、
退化を求めるようになるのは、
人間の本能かも知れません。
別に高級品ばかりが良いのではなくて、
一頃は、ドイツメーカーの子供用の太字で、
柔らかくて書きやすい万年筆も集めました。
蒐集家の方々のコレクションを覗くと、
恐ろしい数の万年筆が整然と横たわり、
私は、ただ好きで拘っている程度だと安心。
でも、インクは面白いですね。
各社の色は無数にあり、黒でもまるで違う。
そんなもの、面白がっていたら切りなく、
大手文具屋さんの店舗で、唸って見つめるのが、
関の山とも戒めてはいます。
でも最近、カートリッジにも嫌気が差し、
手元の物はスポイト式に交換しています。
必要なインクを吸って書くのは無駄がなく、
実にアナログな行為が、気持ちよいです。
いろんな色を使いましたが、
秀逸な色といえばこのカルティエ。
写真のカートリッジは、通常の黒なのですが、
コイツ、どういう訳だが使用してもいないのに、
著しく乾燥が速く、気がつくと空なのです。
それに困り果てて、愛用のディアボロも、
スポイト式への交換をお願いしてしまいました。
そこで、写真の瓶インク。
コイツは、愛好家の間でも人気の大したもの。
見た目でわかりませんが、ボルドー色です。
これをフランスの普及品万年筆SZ.LEQIで使用、
赤いボールペンに代わり大抵活躍してくれます。
味気ないワープロ打ち原稿の校正や、
台本への重要書き込みなど、活躍します。
良い香りのパイプ用タバコも紅茶の用に
飲んでしまいたい時がありますが、
このボルドーも呑んでしまいたいくらい。
ジョボジョボ ― 2010/02/24 22:40

久しぶりにM大オケの金管楽器アンサンブルを
指導に行ったのだが・・・。
とにかく来た。
やっぱり来た。
交響曲第1番「花粉症」へタレ調。
既に1ヶ月間から、気温と風によって感じ、
鼻ムズムズ、喉ウゴウゴ、目ショボショボ、
なのでしたが、これは単なる序章。
この暖かさで、一気に押し寄せる第一主題、
Allegro Molto Vivoです。
マスクをしないと外に出られません。
空気が黄色に霞んでおり、さらに、
黄色の看板、黄色い服など見ると、
精神的に拒否反応全開、
目を反らし、歯を食い縛ります。
まだ16小節しか進んでいないのに、
鼻グシャグシャ、喉ガリガリ、目シャボシャボ。
これから更に酷くなると、
残念ながら、お酒も飲めなくなります。
深酒したりすると、朝は目ヤニで瞼が開かない。
昔、酒で潰れた奴が寝ている間に、
イタズラで瞬間接着剤を使い瞼塞いだ罰かと、
反省を促すほどの辛い朝が来ます。
5月の第四楽章のCodaを早く迎えろ!と、
今から、テンポアップの懇願です。
アンサンブルは、大勢乗りから小編成まで、
様々ありますが、演奏会まであと3週間弱。
更に上達して欲しいと思う次第。
1年生の初々しい音は、大変微笑ましい。
が、花粉症で粘膜がヤラレテイル私には首が痒い。
4年生の演奏は、音も大人で余裕のある演奏で、
普段なら、「こいつらも成長したな」と誉めます。
がしかし、汗かかない涼しそうな演奏スタイルは、
花粉症の私をイラッと、させる・・・。
これは冗談ですが、聴くほうのコンディションで、
評価が変わるものなのです・・・。
いや君たちが悪いのではないから、頑張りたまえ!
指導に行ったのだが・・・。
とにかく来た。
やっぱり来た。
交響曲第1番「花粉症」へタレ調。
既に1ヶ月間から、気温と風によって感じ、
鼻ムズムズ、喉ウゴウゴ、目ショボショボ、
なのでしたが、これは単なる序章。
この暖かさで、一気に押し寄せる第一主題、
Allegro Molto Vivoです。
マスクをしないと外に出られません。
空気が黄色に霞んでおり、さらに、
黄色の看板、黄色い服など見ると、
精神的に拒否反応全開、
目を反らし、歯を食い縛ります。
まだ16小節しか進んでいないのに、
鼻グシャグシャ、喉ガリガリ、目シャボシャボ。
これから更に酷くなると、
残念ながら、お酒も飲めなくなります。
深酒したりすると、朝は目ヤニで瞼が開かない。
昔、酒で潰れた奴が寝ている間に、
イタズラで瞬間接着剤を使い瞼塞いだ罰かと、
反省を促すほどの辛い朝が来ます。
5月の第四楽章のCodaを早く迎えろ!と、
今から、テンポアップの懇願です。
アンサンブルは、大勢乗りから小編成まで、
様々ありますが、演奏会まであと3週間弱。
更に上達して欲しいと思う次第。
1年生の初々しい音は、大変微笑ましい。
が、花粉症で粘膜がヤラレテイル私には首が痒い。
4年生の演奏は、音も大人で余裕のある演奏で、
普段なら、「こいつらも成長したな」と誉めます。
がしかし、汗かかない涼しそうな演奏スタイルは、
花粉症の私をイラッと、させる・・・。
これは冗談ですが、聴くほうのコンディションで、
評価が変わるものなのです・・・。
いや君たちが悪いのではないから、頑張りたまえ!
new ― 2010/02/25 22:41

カメラを新調しました。
正確に言うと、買い足したのです。
愛用のコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)、
一眼レフがあるので、こんなものでいいやと、
500万画素程度で構わなかったのですが、
どうにも、3年も経つと世の中は変わります。
今や携帯でも平気で1000万画素超であり、
この余裕はやはり画像の出来に影響します。
ISO感度も、1600程度で十分でしたが、
進化甚だしい現在は、3200もクリアです。
そして今回買い換えた理由は、動画。
このカメラ、数日前に出たのですが、
部類から言ったら初心者向き、
要するに安いのです(1万円台)。
それなのに、動画はHD(ハイビジョン)、
これは大きい違いです。
これまでは、1秒のフレーム数も少なく、
また画面の大きさも小さかったのですが、
フルフレームで、テレビでの確認も十分です。
リハーサルの映像が欲しいときには、
稽古場にビデオカメラを持ち込んでいましたが、
その後の編集など利便性が悪かったのです。
でも今や、カメラ動画もHDの時代。
このカメラ1つあれば、静止画、暗所、動画、
しかもレンズも広角なので全てクリアです。
そのカメラが、1万円台。
大した世の中です。
仕事道具とは言え、ちょいと楽しく、
あちこち、パシャパシャと試しております。
正確に言うと、買い足したのです。
愛用のコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)、
一眼レフがあるので、こんなものでいいやと、
500万画素程度で構わなかったのですが、
どうにも、3年も経つと世の中は変わります。
今や携帯でも平気で1000万画素超であり、
この余裕はやはり画像の出来に影響します。
ISO感度も、1600程度で十分でしたが、
進化甚だしい現在は、3200もクリアです。
そして今回買い換えた理由は、動画。
このカメラ、数日前に出たのですが、
部類から言ったら初心者向き、
要するに安いのです(1万円台)。
それなのに、動画はHD(ハイビジョン)、
これは大きい違いです。
これまでは、1秒のフレーム数も少なく、
また画面の大きさも小さかったのですが、
フルフレームで、テレビでの確認も十分です。
リハーサルの映像が欲しいときには、
稽古場にビデオカメラを持ち込んでいましたが、
その後の編集など利便性が悪かったのです。
でも今や、カメラ動画もHDの時代。
このカメラ1つあれば、静止画、暗所、動画、
しかもレンズも広角なので全てクリアです。
そのカメラが、1万円台。
大した世の中です。
仕事道具とは言え、ちょいと楽しく、
あちこち、パシャパシャと試しております。
夢コンサート ― 2010/02/26 21:44
↑クリックで大きくなります!
公演の告知です。
3月14日、地元の文化フェスティバルです。
私が委員長を任されている「音楽の街-狛江」、
お陰さまで4年目も無事に終盤を迎え、
公演事業開始から3年目の最大のイベント。
昨年、一昨年と好評のうちに3回目、
実績も認められ、今回財団法人地域創造から、
公演のために大きな助成を頂いております。
多摩武蔵野地域ではありながら、世田谷に隣接、
多摩川を有す狛江市。
高度成長期にベッドタウンとして成長した街は、
大きな産業がないのですが、文化意識は高い。
この潜在的な意識、また多くの在住プロの力を借り、
街づくり、活性化をしていこうとするものです。
これは結果的に、在住プロの活動支援、また、
多くの愛好家の活動充実に寄与するものですが、
予算0の公演活動から始めて、
このところようやく認知されつつあります。
もう1つの目玉、「絵手紙発祥の地-狛江」と肩を並べ、
文化芸術都市を目指す活動は益々促進されています。
今回は、3時間3部に渡る公演で、
出演者も多岐に渡りますが、プログラムの多彩。
モットーは、プロとアマチュアの協力、
普段の活動の延長ではない、
驚きと発見をしていく演奏会でもあります。
近年ようやく義務教育課程にも盛り込まれた
邦楽器(和楽器)の普及は、目を見張りますが、
狛江でも小学生への琴体験教室が広がり、
発表会の形で、3校の合同演奏がトップ。
全国レベルで活動を続ける、
都立狛江高校の筝曲部OGによる合奏も、
更にハードルを高くして臨みます。
長い間ヨーロッパで研鑽を積み、
帰国した藝大の後輩でもある岩淵さやかさん、
ピアニスト新納さんと素晴らしいソロで、
ラベルの<ツィガーヌ>を披露してくれます。
前半の目玉ともいえるのは、
昨年学校公演でもお世話になった、
パーカッションユニット・ハロミーヤ!!!の
3人にソリスト(ゾリステン)として来て頂き、
狛江市民吹奏楽と共演を願うもの。
しかも、演奏曲はこの公演のために委嘱した新曲、
吹奏楽と打楽器3重奏のための<The Five Doors>。
NY在住作曲家の井上一平さんも、来日が決まり、
半年掛かりの準備の素晴らしいお披露目の時。
また、その後「きんたの会」によるエイサーは、
会場、そして舞台を華やかに盛り立ててくれ、
第二部の打楽器メインの舞台に、
勇壮且つ、和やかな雰囲気をもたらせてくれます。
第3部は、在住プロの演奏から。
和楽器、洋楽器、そして中国の楽器と、
異種文化によるコラボレーション、
「エコルマ・アジア・アンサンブル」は、
弦楽四重奏、二十絃筝(新琴)、尺八、
大三弦、ピアノ、そして歌。
義父の三木稔作曲の
「結Ⅲ」「花ものがたり」などから抜粋し、
ソプラノ歌手名古屋木実さんを迎えながら、
20分の演奏をいたします。
そして、その後は結成から40年以上続く
地元で愛されるビッグバンド、
「イズミスィング・オーケストラ」に、
クラリネットの奏者の木津陽介さんを迎え、
スペシャルバンドの演奏を楽しみます。
いや、なんて目一杯の内容・・・。
でも、このくらいの事はやりたいではないですか。
また、告知いたしますが、
皆さん、大勢いらして欲しい!
日時:
2010年3月14日(日)14:00~開演
*開場13:00~ホワイエで絵手紙の展示、
絵手紙体験コーナーもあり、
音楽、絵手紙の両方の楽しさを味わえます!
入場料:
全席自由:2000円(一般) 500円(小中学生)
場所:
エコルマホール(狛江駅北口1分)
*小田急線で新宿より23分!!!
公演の告知です。
3月14日、地元の文化フェスティバルです。
私が委員長を任されている「音楽の街-狛江」、
お陰さまで4年目も無事に終盤を迎え、
公演事業開始から3年目の最大のイベント。
昨年、一昨年と好評のうちに3回目、
実績も認められ、今回財団法人地域創造から、
公演のために大きな助成を頂いております。
多摩武蔵野地域ではありながら、世田谷に隣接、
多摩川を有す狛江市。
高度成長期にベッドタウンとして成長した街は、
大きな産業がないのですが、文化意識は高い。
この潜在的な意識、また多くの在住プロの力を借り、
街づくり、活性化をしていこうとするものです。
これは結果的に、在住プロの活動支援、また、
多くの愛好家の活動充実に寄与するものですが、
予算0の公演活動から始めて、
このところようやく認知されつつあります。
もう1つの目玉、「絵手紙発祥の地-狛江」と肩を並べ、
文化芸術都市を目指す活動は益々促進されています。
今回は、3時間3部に渡る公演で、
出演者も多岐に渡りますが、プログラムの多彩。
モットーは、プロとアマチュアの協力、
普段の活動の延長ではない、
驚きと発見をしていく演奏会でもあります。
近年ようやく義務教育課程にも盛り込まれた
邦楽器(和楽器)の普及は、目を見張りますが、
狛江でも小学生への琴体験教室が広がり、
発表会の形で、3校の合同演奏がトップ。
全国レベルで活動を続ける、
都立狛江高校の筝曲部OGによる合奏も、
更にハードルを高くして臨みます。
長い間ヨーロッパで研鑽を積み、
帰国した藝大の後輩でもある岩淵さやかさん、
ピアニスト新納さんと素晴らしいソロで、
ラベルの<ツィガーヌ>を披露してくれます。
前半の目玉ともいえるのは、
昨年学校公演でもお世話になった、
パーカッションユニット・ハロミーヤ!!!の
3人にソリスト(ゾリステン)として来て頂き、
狛江市民吹奏楽と共演を願うもの。
しかも、演奏曲はこの公演のために委嘱した新曲、
吹奏楽と打楽器3重奏のための<The Five Doors>。
NY在住作曲家の井上一平さんも、来日が決まり、
半年掛かりの準備の素晴らしいお披露目の時。
また、その後「きんたの会」によるエイサーは、
会場、そして舞台を華やかに盛り立ててくれ、
第二部の打楽器メインの舞台に、
勇壮且つ、和やかな雰囲気をもたらせてくれます。
第3部は、在住プロの演奏から。
和楽器、洋楽器、そして中国の楽器と、
異種文化によるコラボレーション、
「エコルマ・アジア・アンサンブル」は、
弦楽四重奏、二十絃筝(新琴)、尺八、
大三弦、ピアノ、そして歌。
義父の三木稔作曲の
「結Ⅲ」「花ものがたり」などから抜粋し、
ソプラノ歌手名古屋木実さんを迎えながら、
20分の演奏をいたします。
そして、その後は結成から40年以上続く
地元で愛されるビッグバンド、
「イズミスィング・オーケストラ」に、
クラリネットの奏者の木津陽介さんを迎え、
スペシャルバンドの演奏を楽しみます。
いや、なんて目一杯の内容・・・。
でも、このくらいの事はやりたいではないですか。
また、告知いたしますが、
皆さん、大勢いらして欲しい!
日時:
2010年3月14日(日)14:00~開演
*開場13:00~ホワイエで絵手紙の展示、
絵手紙体験コーナーもあり、
音楽、絵手紙の両方の楽しさを味わえます!
入場料:
全席自由:2000円(一般) 500円(小中学生)
場所:
エコルマホール(狛江駅北口1分)
*小田急線で新宿より23分!!!
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