騒音22009/04/09 11:46

昨日の続き。

しかし、公演の雑音は、今に始まったことではなく、
舞台見ながらメシ喰って、乾杯をカーンとして、
まさに社交の場となっていた貴族のオペラ鑑賞。
現代では皆無だが、昔は大問題になっていたらしい。
日本だって、大衆芸能の芝居は、相撲の延長のように、
升席で弁当食べて、酒飲んでいたし、
その影響か、クラシックのホールでも、
同じように客席で弁当食べて良いと思われる方もいる。
シンフォニーの楽章の合間では、
集団感染したのかと思うほどの、咳払いの嵐になり、
「咳をしておこう」と思うのか、
大変な患者数になってしまう。
昔ベルリンで、楽章間のすごい咳に堪り兼ねたか、
「ここは、病院じゃないぞ!!」と、叫んだ若者がいた。

大拍手である。

ベルリンで思い出したが、
さる室内オケの演奏会の事であった。
演奏中に、何度もアラーム(時計)が鳴る。
当時は携帯電話が無かったので、明らかに時計。
しかも時報ではなく、セットしたアラーム音で、
自分で切らないと、何度でも鳴る所謂スヌーズ機能。
お客さんは、何度も鳴るので発信元が気になるが、
誰が鳴らしているのか特定できずキョロキョロ・・。
3度目のアラームが鳴った時である、
舞台で吹いていたホルン奏者のH氏が、演奏を止め、
慌てて自分の左手をめくり時計を操作。
その瞬間、アラームは止み、何事もなく演奏も進んだ。

恐ろしいものである。
人の事を非難している場合ではない。
お客さんばかりか、演奏者も気をつけないと。
指揮者が、振っている最中にアラーム、携帯・・。
考えるのも恐ろしい。

おいしい発砲ワインを見つけた。
これ、ランブルスコといって、
イタリアのエミーリア・ロマーニャ州の葡萄、
自然発砲のスプマンテ(イタリアの発砲ワイン)は、
数多いのですが、これは格別。
しかも赤が美味しいなんて珍しいのです。
安いのに美味しい。言うことなし。

レ・グロッテ レッジャーノ ランブルスコ 
ロッソ・セッコ DOCランブルスコ・レッジャーノ
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