音楽祭第3日2008/08/24 23:19

そして、3日目。
毎日、毎日朝からコンベンション参加の方々は、
3日間の限られた時間を有効に使うべく、
練習、また練習です。
午後には、様々な団体が一緒に演奏する、
対流コンサートがありました。
大編成の現代邦楽アンサンブルは、迫力があります。
興味深いのは、オーラJと3月に初演した、
ウォーマック氏に依頼した新曲。
予想通り、素晴らしい曲です。
演奏した方々、良くやったと思います。
とても感心しましたし、いつか、
この曲を振らせてもらえる機会があれば、と、
思いを募らすほどの素晴らしさでした。
外国人作曲家によって、ドンドン新しい曲が誕生し、
日本人演奏家によって紹介されていく。
日本とは違う歴史を持った方々の感覚による曲想は、
アプローチも違うでしょうが、
日本人以上に、邦楽器を愛している事が、
曲の端々に現れます。

7曲あった対流コンサート、
セッティングが大変なので、
私も、時々人出に参加しながら舞台と裏を歩く。
そうしているうちに、演奏している人達が羨ましく、
普段音を出さない私の、元音出す演奏家魂が、
首をもたげてくるのです。
そして、最後の<巨火(ほて)>の準備、
参加者全員による合奏です。
ほぼ全員揃ったところで、私は舞台の端っこの、
某打楽器奏者のところ行って耳打ち・・・
「俺にも、なんかやらせてよ!・・・」
「へ!?」と困り顔ながらすぐに、
「上手のK氏のところなら、仕事ありますよ!」と。
そそくさと舞台上手に回り、またもや脅す・・。
「ではこれやってください!」と貸し出されたのは、
小さいシンバルと言ったほうがわかるでしょう。
これを、途中で叩くのです。
しかも、気持ちよいくらいの金属音なので、
目立ち度も高いのです!
そして、本番!
やってやりました。見事に参加です!
あ~、スッキリした。とニコニコは私だけ??

相変わらず、素早い舞台転換をして、
取っ払った客席も元に戻して、完了。
すぐに夜のコンサートのリハーサル開始です。
この夜も、参加公演ですが、
既に日本でも、いや海外も含め活躍を始めている、
ヴァイオリン奏者のマヤ・フレーザーさん。
素晴らしいリサイタルでしたし、
家族愛に包まれながら、実力を発揮する彼女、
大変羨ましく、舞台裏から見ていました。
長身で、モデルのような奏者の彼女、
これから、益々期待が持てますね!

さて、明日は月曜休館で、音楽祭も小休止。
私は東京でリハがあるので、公演後に、
東京に戻ったのです・・・。ビュ~ン!!
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