花火 ― 2008/08/16 02:07

東京周辺で花火大会といえば、
隅田川、荒川などがド派手で有名だが、
ドッコイ多摩川の花火大会も多数あるのだ。
今日は、楽しみにしていた花火大会である。
二子多摩川は、世田谷区の花火大会で、
午後7時に始まったと思ったら、
ほぼ同時に、もう少し南でも花火が上がった。
「ほう、これは川崎の花火大会だ」
そう、多摩川沿いでも沢山の花火が上がるのです。
同日同時開催は、少し距離はあれど、
一度に沢山の花火が楽しめるので贅沢。
スマイルや、動物の絵、オリンピックに合わせ、
ラケットや野球のボールなどの花火もあり、
日本の花火の技術の高さに感心しながら、
紋様がわかるたび、皆で歓声を上げていた。
花火は華やかな夏の風物詩でありながら、
どこか儚く、火が消えた後は一抹の寂しさもある、
不思議な催しだと昔から思っていたが、
遅れてやってくる和太鼓の様な破裂音が、
そんな気分にさせるのかも知れない。
言葉の比喩でも、「打ち上げ花火の様に・・・」と、
継続的ではく、その場一時の華やかさを例えるが、
その後に燃え尽き症候群のような、
空虚な気持ちにさせる、という意味も含むのだろう。
玉が大きく、花火が高くなればなるほど、
光速と音速の差が生じ、音が遅れる。
尺玉などと言われる高級の大玉が上がると、
低い、直径1間の皮の太鼓を叩いた音が、
大地ばかりか私の心までも、なぜか震わすのである。
10数人の子供達と一緒に観ながら、
「こんな特等席は無いね」と、みんな。
確かに、周囲には何も無い高い建物なので、
普段から眺めもよく、有料席してもおかしくない。
「友達にも見せてあげたい~!」
「パパに教えてあげればよかったな~!」と、
思い思いの感想を言い、1時間のショーを楽しむ。
「来年もまた見たいね~」
「ううん!来年はここからは見られないよ」
そう、来年はこの場所からは見られない、
一生に一回きりの特等席で良いのだ。
終った瞬間拍手があって、みな帰っていく。
何事もなかったように、彼らの日常、
いや非日常に戻っていくのである。
普段の御褒美である目と耳の御馳走は、
みなの思い出にしっかり焼きついたのだろう・・・。
隅田川、荒川などがド派手で有名だが、
ドッコイ多摩川の花火大会も多数あるのだ。
今日は、楽しみにしていた花火大会である。
二子多摩川は、世田谷区の花火大会で、
午後7時に始まったと思ったら、
ほぼ同時に、もう少し南でも花火が上がった。
「ほう、これは川崎の花火大会だ」
そう、多摩川沿いでも沢山の花火が上がるのです。
同日同時開催は、少し距離はあれど、
一度に沢山の花火が楽しめるので贅沢。
スマイルや、動物の絵、オリンピックに合わせ、
ラケットや野球のボールなどの花火もあり、
日本の花火の技術の高さに感心しながら、
紋様がわかるたび、皆で歓声を上げていた。
花火は華やかな夏の風物詩でありながら、
どこか儚く、火が消えた後は一抹の寂しさもある、
不思議な催しだと昔から思っていたが、
遅れてやってくる和太鼓の様な破裂音が、
そんな気分にさせるのかも知れない。
言葉の比喩でも、「打ち上げ花火の様に・・・」と、
継続的ではく、その場一時の華やかさを例えるが、
その後に燃え尽き症候群のような、
空虚な気持ちにさせる、という意味も含むのだろう。
玉が大きく、花火が高くなればなるほど、
光速と音速の差が生じ、音が遅れる。
尺玉などと言われる高級の大玉が上がると、
低い、直径1間の皮の太鼓を叩いた音が、
大地ばかりか私の心までも、なぜか震わすのである。
10数人の子供達と一緒に観ながら、
「こんな特等席は無いね」と、みんな。
確かに、周囲には何も無い高い建物なので、
普段から眺めもよく、有料席してもおかしくない。
「友達にも見せてあげたい~!」
「パパに教えてあげればよかったな~!」と、
思い思いの感想を言い、1時間のショーを楽しむ。
「来年もまた見たいね~」
「ううん!来年はここからは見られないよ」
そう、来年はこの場所からは見られない、
一生に一回きりの特等席で良いのだ。
終った瞬間拍手があって、みな帰っていく。
何事もなかったように、彼らの日常、
いや非日常に戻っていくのである。
普段の御褒美である目と耳の御馳走は、
みなの思い出にしっかり焼きついたのだろう・・・。
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