公演終了に感謝2008/07/06 23:31

沢山の方々に来場いただきました。
『横浜シティオペラ
オペレッタ・ガラ・コンサート』
無事に終了いたしました。
ありがとうございました。

リハーサルから5日も空くと、
私でも新鮮な気分でしたから、
オケの方々は尚更だったでしょう・・・。
何せ20曲もありますし、
80%は演奏したことない曲ですから、
集中力が勝負なのです。
曲をどんどん演奏するだけではなく、
歌手の皆さんとの音楽的な打ち合わせは勿論、
音楽以外でも沢山決め事があります。
曲の繋げ方は音が先か、歌手が先か、
もしくは、前奏途中で歌手を呼び込んでとか、
舞台に入って2m歩いたら音出すとか、
ポウズを決めて、決まったら音・・・。
単に音楽を繋げただけでは面白くないので、
少しだけ、実際の舞台芸術の匂いや、
歌う曲のキャラクターに合った出にするため、
様々アイデアを考えたのです。
結果、歌い終わってのハケ(舞台から出る)にも凝り、
間違えてはいけないと、整理しながら進めるのに、
私の神経の80%は使われていました。

しかし、さらに大事なことをすっかり忘れてました。
私、喋らなくてはならなかったのです。
・・・ふと気付くと公演数分前。
本番が始まってから、演奏中にいろいろと考え、
その場の雰囲気に合わせて喋っていたので、
良かったのか悪かったのか・・・。
しかし面白い事に、年号とか日付とか、
大事な事は記憶をしているものですね。

音楽上の大きな事故もなく、
来場の、ほぼ満員のお客様にも喜んでいただき、
演奏者としては嬉しい限りです。

このところ数年、
伝統的正統オペレッタを演奏することから、
わざと離れていた様な気がしますが、
今回は、オペレッタの楽しさと大変さ、
また演奏の難しさと、指揮者として難儀な点も、
さまざま思い出しました。
しかし全て終ってみると、
「オペレッタはやっぱり楽しい」という、
一番大事な言葉が残りました。
またオペレッタを演奏する機会があれば、
今度はさらに良いものにすべく、
さらに前向きに出来る気がいたします。
特別な機会を下さった柳澤さん、また、
文句もなく、協力的に演奏してくださった、
神奈川フォルハーモニー管弦楽団の皆さん、
心より感謝申し上げます。
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