再生紙はダメだろ2006/08/07 13:23

やった!最高得点ゲットか!
     ・・・と、海外からの郵便。

「あなたは顧客優良度において、
  最高得点を獲得されました!
 この優良度をご利用になり~400万豪ドルの
  当選を目指して御登録を!」
か・・・。

ぼかしてはあるが、解読すれば、
田中宏美さん97%、松原和子さん90%、
本郷尚子さん99%・・・
ほう、私だけ顧客優良度100%か・・・

別紙には、ラッキーあなたへ、、、とある。

14日以内に2000円と、
同封紙にシールを貼って送ると、
5週間のロットに参加できて、
400万豪ドルが手に入る!

ラッキーなんだ、2000円が400万豪ドル!
フフフ。

裏面には、喜びの方々の話。

H.O嬢は、100万豪ドル以上獲得、
K.Aさんは、なんかを感じて申し込み当選、
S.Nさんは、可能性を信じて毎日夢を見る、、、
え?・・・まだ当たっていない人か。

読み進むと、
12のサービス保障、支払いも簡単、
登録も速やかで即、参加できるそうだ!


良く聞くハナシです。

この手をサギと決めて、差出人を追跡しながら、
オーストラリアやヨーロッパまで行く番組、
担当の日本人は居ても、組織の人には会えないなど、
世界中を巻き込んだこの手のハナシは、
人類から欲望が枯れない限り、永遠にあるのだろう。

私には滅多に来ないお誘いなので、
実は、ちょっとうれしかった。

いや、良く読んでいる暇も無いのだが、
電車の中で見てみたら、
書いてある内容は支離滅裂だが、
一昔前、海外がまだ日本から遠かった頃なら、
懸賞に夢を馳せる方も多かったのだろう。

インターネットが発展し、
カード認証ひとつで懸賞応募からオークション、
アウトレットから、セール品まで買える世の中、
この手の込んだ仕組みに感激して応募し、
400万豪ドルを手にするのを夢見る
S.Nさんのような純粋かつ強欲な人が居るのだろうか。

郵送費はかかっているから、国内でも、
250人に1人は申し込んでくれないと赤字である。

2000円の参加費は、チケットのようなもの。
夢を与えて、いい思いをすると思えば、
悪くないエンターテイメントだが、
かなり効率の悪い誘いのような気もします。

紙面見る限り、誘われる人は10000分の1以下でしょう。

私達の興行、演奏会も、同じようなものです。
紙面で誘って、実際に買って頂く。
確率は、10,000枚蒔いて500人とか、
効率は悪いですが、詐欺ではないのです。
良い内容のモノをいかに紙面で表現するかが大事で、
当選確実なモノを買っていただくのです。

つまり全員正解大当たりで、しかも人数限定。

もう少し工夫しないと、
トラップ・エンタメ(詐欺系娯楽)は、
置いていかれてしまうな。

古式ゆかしき紙面での手の込んだ誘い。
ちょっと懐かしく思えるところに問題が存在する。
揺り戻しで、この手のアナログブームが来るのか!!

来るわきぁない・・・。
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