誂え長着2020/06/17 08:31

待っていました〜!
長着(ながぎ)の仕立てをお願いしていて、
出来上がりの連絡を受けてから、
さらにワクワクの数日間でしたが、
本日自宅に届いて開封しました。

出し惜しみで写真は1枚にしておこうかな・・・
*チョイとピンボケになりました

この反物は実家の母から頂いたものです。
と言っても、新しい反物ではなく、
多分、、、70年前の物でしょうか。
母の旧姓で取り置きになっていて、
仕立て無いままになっていた大島紬です。

自宅の片付けの際に出て来たのですが、
私に預けてくださり、
自分の寸法で仕立てに出しました。
反物は女性用であり幅も現代幅ではないので、
どうしても雪が足り無いのはわかっていましたので、
継ぎをしていただきました。
旧い着物の仕立て直しの際に割り入れなどで
裄丈を直したりしますが、
反物からの継なので綺麗に仕上がっています!

着物って本当に素晴らしいですよね。
そりゃ化学繊維でミシン縫製でプレタで仕上げれば、
安価で販売もできますし、
汚れを気にせず装い何度でも洗えたりするのが
現代風の着こなしですが、
70年前の生絹の反物であっても、仕立てれば、
和装として現代人の男の身体にも馴染みます。
身体を包む装いというものは楽ですし、
日本の気温と湿度にも大変あっています。

今回はアンサンブルにするほどの反物の量が
取れてい無いので単衣の長着ですが、
羽織を纏ったり、帯を選んで締めたりする工夫は
バリエーションの多さでも和装の愉しみであり真骨頂です。

さて真夏が来る前の梅雨空の間を狙って、
実家に見せに出かけねばなら無いぞい。

あ〜嬉しい!
何度でも言いたい!
嬉しい!
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