天変地異2018/09/07 09:15

大きな地震に見舞われました。
北海道では2日目の朝の今日も
まだまだ日常のライフラインさえままならないです。

まず知り合い、音楽家仲間、
音楽団体の安否が気になり、
しかしながら無闇に連絡しては、
混乱に輪をかけるので、
情報をじっと待ったり方々を気にしたりと、
リハもゲネも皆無の天災に対して、
我々の無力さは毎度思い知らされますね。

それでも毎日を生きる。
見舞われても降りかかられても、
困難を振り払って前に進む。
天災の前には無力でも、
その後の人間は知恵と勇気をもって
闘う事ができると確信もします。

関東だって今起こってもおかしくない。
そのときどうしているか、
その瞬間に全てを冷静に行動できるか、
物質よりも精神的な準備を持つことが、
個々の資質として問われていますね。
恐れてもいけませんが、
瞬時にスイッチして今を見つめる事を
考えていかねばならない現代と思います。

被災している地域、被害にあっている方々
悔やみきれない憤りもありますが、
一足でも前に進める日が来てほしいものです。

審査員2018/09/10 08:16

とあるコンクールで審査員をさせて頂きました。
光栄なことです。

小学生から高校生という
未来ある若者ばかりのコンクールですが
実力は非常にある方ばかり。

様々な楽器がありますが
一様に、音楽をすること
表現をすることができるかどうか。

子供達のレベルの高さを感じるばかりか
背筋が伸びたのでした。

紀伊半島2018/09/11 11:52

文化庁の音楽を届ける公演で
紀伊半島に来ております。

名古屋から南下しながら
三重を経て和歌山に
あまりに電車に疲れて
現地で自転車を借りながら
メンバーと街のパトロール

公演で地方に行くと
楽しみは土地の産物。
海も山もあるこの場所は素晴らしく
公演後の胃を楽しませてくれます。

3日間公演をして帰京です。

トークライブ2018/09/20 01:17

トークライブ!
ゲストに呼んでいただきました。

面白いセッションでした。
あまり細かいことはいいのですが、
同じ釜の飯を食いながら過ごした
ある種の修行時代を振り返り
時代の検証と未来を語ったのです。

ホストの一回り若い彼が、
私との時間を思い出し
様々な共有した事項を
今の時代の鏡に映しながら
様々な話をして行きました。

久しぶりに本気で考えてみたが
思い出せないことと、
思い出したら笑えてくること。
影響されて思い出す可笑しなことに
触発されて思い出す苦い思い出。
それもまた楽しく素晴らしかった。

私が何とも嬉しかったのは、
若かった彼が私と一緒に飲んだ酒を覚えて
そしてその時々のたわいもない会話を覚えてくれて
それを再現するかのように呑む。

酒なんて、、、と思いながら
それが共通点になっている楽しさ。

イベント後に打ち上げ。
真面目に話して楽しく食べる。
美味しく飲んでエールを送る。

美味しく優しい野菜を肴に
そんな夜更けなのでした。

紙譜面の未来2018/09/29 21:34

デジタルのソフトで譜面を作るのは
もうすでに25年以上前から行われており、
私がMacを使用し始めたのも
譜面をパソコンで作りたかったからである。
ただ今ではプロユーズ、いやアマチュアでも
使用する鉄板ソフトだったが、
当時はまだ日本語のマニュアルがなく、
膨大な英語マニュアルを横目に、
想像で譜面を打っていた時代です。

とは言っても、パスコン性能が追いつかず、
3時間かけて作った16小節の楽譜
(決して私の能力が低いのではなく、
処理が遅いので進まないのでした)を、
ストレスでdelete キーを2回叩いただけで、
一瞬に失ったものでした。

そんな思い出話は止しまして、、、

「グイド」と読みます。
開くと片面A4サイズの譜面になります。
ようやく見る事が出来ました。


わかりますかねぇ。
この方が見ている譜面が開いた形です。
紙の様ですが、電子譜面です。
バッテリー駆動で映されています。

この手のものは、例えばipadなので、
使っている方も多く、
かく言う私もたくさん利用しております。
だがこのGVIDOは譜面に特化した製品で
表面はガラスではなくプラスチック。

ですので多少乱暴に扱っても
万が一落としても壊れないシロモノです。
グニャっと曲がるものなのです。
大変素晴らしい商品で1年前に発売開始。

操作は手でタッチか、ペダル。

このT字方のステップを踏むと、
めくりが右と左に進みます。
デモを見せてもらいましたが、
じつにスムーズだし、
電子ペンによる書き込みも悪くない。

メモリーで1000曲記憶できるそうで、
さらにSDカード、またダウンロードにより
使用法も広がります。

すごい時代ですが、
私が30年前に描いていた
脱紙譜面の時代がすぐそこまで来ています。
予想ではあと10年以内にこの製品が半額になるほど
普及してくるね。
そうなると一気に加速して変わるでしょう。
クラシックの譜面はサイズが大きいのですが、
そんな問題もサイズを選べリャ問題ないし、
応援していきたいですね。

グイドのHpです。
https://www.gvido.tokyo/ja/




天災の祭典2018/09/30 21:50

今日も台風に怯える日になりました。
この時間、すでに電車も止まっております。

最近は天下のJRも、
「絶対動かす」なんてプライドよりも、
諦めを促し「早く帰れ」のコールは、
クレームを避けてのことなのか・・・。
しかしながら
「経験をしたことのないような・・・」
というフレーズが大変多く、
今回も暴風に関してこう言われます。

天気予報は当たらない、
なんて気象庁を侮っていたのは過去のことで、
正解確率は益々高くなり、各種イベントなども
天気予報で事前未然に対策を講じる次第。

今回の台風も近畿圏では
本日が目の当たりとして早々と予報し、
野外のイベントどころか、
ホールの屋内演奏会もお客様を考えて、
中止や延期をする団体を目にします。
難しいですねこの判断は。

予測不能な地震などの事後では、
流石に開催できないものもたくさんありますが、
防ぐために守るために事前に処理判断は
もっと難しいとも思います。

明日の公演のリハがあり、
どうやら多少の雨風はあったものの、
大きな憂き目にあわずに、
明日も台風をやり過ごしたあとに公演が
開催できる見通しです。
他地域を見ると喜んではいられないですが、
台風の進路によってはこういう幸運もあります。

しかしながらどの地域においても、
被害が最小限であることを祈るばかりですね。

写真はリユーアルのホール客席。
健在の真新しい臭いを嗅ぎながら、
これから愛される劇場にニヤリと微笑みたくなる
劇場大好きな私です。
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