藤の奇異2017/04/28 23:21

いつのまにか4月も下旬です。
ソメイヨシノも八重桜も終わり、
そろそろ街路のツツジの季節ですね。

数日前、
とある町の路地に入ったら、
美しい藤が腰高に咲いていたのです。

なんて美しいと思いながらよく見ると、
アパートの外廊下のフェンス伝いに
藤が垂れています。

それをよく見ると・・・

こんな風に、
フェンスに添って蔓が伸びています。
元を辿って探してみると、


判ります?
直径30センチほどのプラスティックの
鉢から生えているのです。

鉢!??とびっくりしましたが、
多分今では底を抜いて地中に根を張って
いると思われます。
(次回確認)

でもっと凄いのは、
この蔓を先の方に辿っていくと、
こんな風になっているわけです。

判ります(2回目)?
蔓がフェンスの上部の筒状の中に入って
その中を伸びているのです。

例えば少しカーブしたつなぎ目では

こんなことになってしまっています。
これは果たして藤の蔓が選んだのが、
人間がそう仕向けたのかナゾです。

こうやって真横に伸びて、
フェンスの中を通りながら、15メートルでしょうか。
先頭はもうフェンスが無く、
蔓はだらりと垂れ下がりながらも、
次に絡みつく獲物を探しているようでした。

藤の花って
こんなに美しいのだけど、
こんな姿は1ヶ月ばかり。
あとは延々と蔓の生態を眺める樹木と思うと、
少しオカルトなモノを見つけてしまったようです。

目が離せない・・・


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