宗教学2016/09/06 23:12

宗教学なんてものは学生の時に大嫌いでした。
宗教を否定するのではなくて、
自由を奪われ、
宗教という知恵に縛られたりするのが
嫌いで仕方なかったのです。

そんな難しいことを言っていたのですが、
実は宗教がよくわからなかった。

理屈屋にとっては、
哲学や思想は嫌いではなく、
面白い言い訳ネタを探すように、
読んではいたが、
でも宗教学の本は読まなかった。

けれども、
そもそもキリスト教の音楽を演奏し、
日本に住まい盆も正月も
何者かに手を合わせてブツブツと
拝んでいる時点で、
否定はできない身近な神ですね。

この本はとても面白く、
発売と同時に買ったのですが、
宗教学の先生と社会学の先生の対談
という形の本です。
発売の日付は一昨日だ!

対談本って好きなんですよね。

あとで加筆削除、校正したとしても、
思わず言った本音っていうものを
お互いが引き出し合う楽しさを
ギャラリー席から覗いている感じ。

江戸時代からの宗教観、
中国、韓国との比較や、
戦争、紛争との関係までも、
宗教と社会の関係から、
いろいろな憶測や答えも導いているのです。

こういう本が面白い年齢に
なったとつくづく感じています。

宗教学って
本当に嫌いだったんだから・・・

島薗 進 橋下大三郎 著
「人類の衝突」
2016年9月5日 発刊
株式会社サイゾー 1700円

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