陸王 愉しい。2016/07/12 21:25

日曜日に発売になった池井戸 潤さんの「陸王」愉しい!

もうタイトルで惹かれるではないですか!?
600ページに及ぼうかという本ですが、
あっと言う間に読んでしまいそうな展開です。

この方の著作は「下町ロケット」で知って
好きになりましたが、
昨今は半沢直樹などのドラマで売れて
余りにも有名になってしまったので、
天邪鬼読書家としては書店の平積み見ても
放っておきたいのですが、
こんな素敵な表紙見たらやっぱり買ってしまう。
この拘った藍色も陸王なんて名前も
全て計算尽くのセールスでしょうが、

まったく手が込んでいますぜ。
帯にも出ている粗筋だから書きますが、
資金繰りに頭を抱える老舗の足袋屋の話。

装丁のカバーを外せばこんな表紙が現れる。
いや〜良いじゃないですか。たまらない。

そして中のタイトルページは

判ります?是非クリックで拡大してください。
メッシュで風通しの良い細工紙すわ。

「こはぜ屋」四代目社長の職人魂をお見せしようって言う
店入口の暖簾を叩いて潜る時から、
既に店の拘りにやられるっていう商売っ気に
溢れた装丁なのです。

ついでに難いのがコレ。

帯の内側の折込を捲りゃ、
縁起の蜻蛉刺繍入りの足袋を
応募者から抽選で50名様にプレゼント!って。

く〜〜〜欲しい欲しい!

私今日買ったんだから、
締め切り11月30日とか言っていないで、
とっとと締め切って抽選してくれりゃ、
チャンスもあるってものなのになぁ・・ブツブツ。

読み始めからして愉しいのですが、
本屋で手に取った途端に欲しくなる
装丁ギミックの数々に乗せられた。

この本だって数年前に「小説すばる」に
連載されていたのは知っていましたが、
私やっぱり単行本が好きなんです。
作家がもう一度見直して加筆修正して、
こんな工夫を誂えてから世に出すってのが、
愉しいじゃござんせんか。

これで足袋が当たりゃ、
彼の作品は一生読もうかと思うほどですが、
数万部、いやよもや数十万部売れて行くとなると、、
池井戸さん、、、
当選50名ってのはチョイと少なかないですかい?

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