火事場の力2016/03/01 23:22

 もう10年も借りている仕事場のスタジオがあります。山手線から徒歩数分なのでとても近く利便性もいいので気に入っているのですが、下町風情溢れる場所なので、一歩路地を入ればとんでもない住宅密集地になります。上手く言えば平穏な下町住宅街ですが、災害時には危うい裏腹な地帯でもあります。

 週に何度もいる場所ですが、本日も6時頃に小腹が空いて目の前のコンビニに行きました。雑誌をパラパラ捲っていたらけたたましいサイレンと赤色灯。そして突然目の前の一方通行を逆走してきた3台の消防車が停まって辺りは騒然。すぐに降りてきた消防隊の方々の行動の早さも慌て方も半端なく、私も店の外へ。
 すぐ目の前の路地を入っていくと、夕方の薄明かりに燻る臭いがして、さらに奥に行くと煙が風で流されています。数人の人が指差していて、見てみると大変!。もう火の粉が舞っています。

 スタジオからは数10m離れていますので延焼の心配はないのですが、目の前の大きなアパート裏の家が燃えているのです。人集りも少なく、なんだか辺りの家は夕ご飯の支度中的な日常・・・。私は燃えている家を確認すると、その場所から近かった南周りに並ぶ家を1つ1つ走って回りました。インターホンを鳴らして「裏の家が燃えていますよ!知っていますか?危ないですよ」と言って回りました。
 数人で走り回り、私も5軒ほど呼びかけますと、2軒の家は火事に気づいていなかった・・・。慌てて皆さん家を出て確認していました。

 5分後には人集りは数十人に増え、消防隊員も消化活動に入っていましたが、なにせ密集地でうまくホースが回らないほど・・・。
心配しながら見守る住人と、警察の規制線張りが始まり、消防の怒号の中、蒼白に家を心配する近所の方々・・・

 私は初期の動画も撮りながら15分ほどいましたが、所用で退散。4時間後に戻ってきた時にもまだ消防車がいました。
 ニュースを確認すると、延焼で2棟が焼けていましたが、軽症のを負われた方が1人いるだけで済んだようです。いやいや済んだなんて言ったらいけないほど、燃えてしまった家や周辺の方々の災害はひどいものでしょうね。

 自分の家の近くでも不審火が多く、警戒されていますが、そんな火でなくとも、まだまだ乾燥している冬ですので、火の元は十分気をつけなければいけませんね。いやいや怖い火事を見ましたが、少し手伝いもできた感じがします。下町風情なんてエセ情緒ではなく、古い町こそまさに人間関係で助け合い、火事・事故などを最小に抑えるものかもしれませんね。そんな事を実感しました。

 早いもので、もう3月。

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