合宿2016/02/07 23:26

 毎度お馴染みのM大オケの合宿でした。
 この時期に行っていると、毎年の冬の寒さと雪の量が比較できますが、今年は雪が著しく少ないですね。宿の方に尋ねると、どうにか周辺のゲレンデは滑走可能らしいですが、雪のあるはずの風景なのに地面が見えていると心配になってまいります。

 雪処ではなく、米と水の美味しい場所柄ですから、自ずから日本酒が美味しいということになる。水道の水までもがそのまま美味しいのはうれしい事です。


 折しもこの時期は同じく中国の旧正月「春節」に当たりますが、昨今の報道では買い物などを目的とした都会への集中から、地方への旅行などが人気と聞いています。新幹線や乗り換えの大きなターミナルでは、例年より目立つ数の春節ツァーの方々が多い気がしました。
 タイなどの観光客もたくさん見受けられましたが、雪の無い国の皆さんが雪を楽しむというのは分かりますね。だから余計に心配しちゃう。「雪国って聞いたのに雪無いって!どういう事と!!??」と怒り出す方がいてもおかしく無い積雪量ですな・・・。

 3月のには毎年恒例の楽器別室内楽の演奏会があり、ここに向かって真面目に練習をする合宿でもありるのです。しかしもうひつつの目的は卒業していく4年生を送り出す「歓送」という儀式の集会でもあるのです。

 オーケストラを4年間続けていくのは大変な事です。
 管弦楽という集団は自然の発生的な木や、動物の毛や皮、また自然から作り出した化合金属、また貴重な貴金属を利用しているだけで、一切の電気も使わずに音楽を奏でます。それだけに人間の協力と調和が必要とされるのです。
 世知辛い人間関係になっている現代です。コミュニケーションの媒体は、電話ばかりか声も出さない文字情報による空気感染のような方法に変わっているのが普通の大学生。この世代の若者たちが、集まら無いと出来無いオーケストラをやるという事が、もはや世間的には時代を逆行する非日常の出来事だと感じます。
 良い事もたくさんあるのでしょうが、寄せ合う心や語り合う言葉を使用する難易度も高く、成就できずに反していく関係も出来上がってしまうと感じます。疎ましいと感じて離れる方も多いでしょうし、超アナログな石器時代を思わせる団体を続ける事は相応の工夫や努力、成長や諦めも必要なのかと感じています。
 
 
 すごーいタイムスケジュール・・・。

 夜遅くまで練習をおこなって、片付けて用意してようやく始まる反省会(・・・という事にしてください)。え〜っと、31時ってのは−24時するので、、午前7時かい!!
 4年間の積もり積もった話を聞き、歓送側の心温まる感謝の儀式もこれだけの時間がかかるという事なのです。卒業の皆さんの未来が素晴らしい毎日である事を心より願います。

 しかし、大変なんですトレーナーっていう業務も・・・。


コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://hanatsubaki.asablo.jp/blog/2016/02/07/8011194/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。

カウンター