不携帯電話2007/06/26 23:04

つい1日前ですが、、、
そうこのブログにも書いていますが、
あまりにも焦って出掛けて行った、松本への仕事。
携帯を家に忘れて出掛けてしまったのです。

忘れ物は、鍵、Pasmo、名刺入れ、財布・・・と、
珍しい事ではないのですが、次々に忘れる理由は、
私が毎日の様に鞄を変えるからでもあるのです。
元来の箱好きとジュラルミンフェチから、
Rimowaの鞄に入れることが日常の98%ですが、
この箱選びは、中に入れる物の種類と量から判断です。
自分の車でペチャンコになるまでひいてしまって、
3時間叩き復活させた、活躍率70%の通称アマゾン君は、
電話帳3冊入る強者で、軽くて便利なもうすぐ20年選手。
しかし、指揮者必携のB4以上のスコアになると、
これがお兄さんの箱に変わります。
こいつはデカシタ頼もしい奴で、
指揮棒もしっかり入って、容量は少なくとも5ℓはUp。
但し、調子こいて詰め込むとショルダー無き兄貴分は、
ズッシリと重くなり、練習場で右腕がプルプルします。
こんな時は、2輪トローリーの出番です!
旅行でも先ずこいつ!海外も国内の地方都市でも、
10年以上私の仕事を、見つめてくれている秘書です。
なにせ引っ張れば動いてくれるので、楽ですし、
まぁ、欲を言えば、電気モーターアシスト機能で、
ス~っと動いてくれれば、こりゃデカシタ運転手ですが、
この秘書、なにせウルサイのです。
口やかましいキャリアタイプではなく、
キャリーのタイヤが固く(きっと過年硬化です)、
地面から拾う音が、ジュラルミンの筐体に響きまくり。
箱内はカーネギーホール、しかし、近所はタマラナイ。
ハーレーに乗っている人が、周りを気遣い、
あまり人気の無いところでエンジンをかけるように、
深夜2時に家の周りで引きずり回せば、
きっとパトカーが3台はやってきます・・・。

あぁ・・ 気が付けば、ジュラルミン噺です・・・。
そんなつもりはなかったのですが・・・
そう、携帯忘れた話でした。

1度帰宅して、支度時間5分しかない時に、
アマゾン君から兄貴に箱代えしたのが忘れた原因です。
2日間、しかも地方に行っている間、移動の間、
携帯無しの生活は思いの外苦しめますね。
携帯依存は無いつもりでしたから、気分はまさに
「うわ~、ざまミロ!俺は忘れてやったぞ~」と、
電磁波と人間関係の呪縛から逃れられた喜びのはず。
ところが、気になるものですね。家のこと、仕事の事、
いつもは日に70通は転送で受信するスパムメールも、
1通も無いと、迷惑どころか寂しいものです。

すでに携帯は、付帯する機能も豊かになり、
生活の便利さを象徴するツールとして欠かせませんが、
機能性が豊かになって手離せなくなったのではなく、
完全に個人のIDツールになってしまっているのですね。
個人の認証番号の様に電話番号が1つ、
所在が無くとも、住所代わりの1つのメールアドレス。
だったら、全部これにしたらどうなのですかね?
クレジットカード代わりにもっと便利に、
保険証持参も携帯認証、
名刺交換の様に携帯同士のビジネスタッチ、
年金問題だって、年金手帖は携帯電話内管理、
住民票はメールと連動していつでも取得、
何せ印鑑代わりのID認証があれば、何でもOK!
家の鍵も要らないはずです。
海外でも瞬時に翻訳機能の音声認識。
いやいや携帯の蓋外せば折りたたみ簡易箸に、
楊枝、爪切り、ブラシも内臓。
この位の機能もたせたらいいのではないでしょうか?
って、いや忘れたら大変な事になりますな・・。

雨が降って来て、傘に気を取られた事も忘れた原因。
そんな季節の紫陽花の美しい写真です。

コメント

_ KGW ― 2007/06/28 06:24

「信じられない!」と驚かれることが多いのですが、未だ不携帯主義を貫いています。
ケータイを持っていなくても生きてゆくことはできますよ。(笑)

先生のような「個人事業主」の方にとって、携帯電話は仕事のポータルでしょうから不可欠なんでしょうが、
私のようなサラリーマン、とりわけ事業所内で仕事をすることの多い開発職は重要じゃないんですよね。
(事業所内は、内線PHSが個人に配布されているので、仕事中は実質的に持っているのですがね。)

実際、10年前は「ケータイを持っていない不便」を感じましたが、「今はケータイを捨てて得た自由」を感じますね。
プライベートタイムが確保できるし、時間はスローに流れるし・・・

事実、ケータイ持ってる人が困っているようです。
「あいつだけ捕まらないんだよなぁ」って。
Catch me if you can.ってやつですよ。

技術革新によって、多少改善されていますが、メールやネットでのコミュニケーションはまだまだ難しい。
時間当たりのデータ量が増えたと言っても、五感の全ては伝えきれない。

だから、舞台でライブというメディアが必要なんすよね!

_ KGWさん ― 2007/06/28 09:00

羨ましい・・・。

静寂なところに、一滴の雨だれの音が響いた瞬間に人は始めて静寂を感じたりするように、すぐに連絡が取れないからこそ人を愛で労わり合う事が出来るのですね。思春期から青年期を家電→ポケベル→携帯と変換していった世代には、よく解りますが、今では更にメールという、不可解なコミュニケーションポジションにお尻をぐいぐい入れてきたツールが幅を利かせ、しかも話が通じているのだかも解らず、礼儀も弁えられないような文字達が会話の代わりになっている理不尽さを感じます。

不便だからこそ感情が湧くのですね。カラダも脳も働かせずして人と人の間を埋めようなんて事が難しいのです。

しかし、やもすると2週間以上家を空け、1日に2箇所3箇所の仕事と飲み屋を移動する私にとっては、慶太君は、一番身近な友人になっています。いや決して親友ではありませんがね。

いやしかし、羨ましい・・・

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