激化2007/03/05 23:34

日曜日。
義父の三木稔が30年の歳月をかけて創り上げた、
日本史に沿ったオペラ8連作の完成により、
大手出版社によりアリア集も出版され、
記念コンサートが津田ホールで催された。
東京室内歌劇場メンバーによる企画公演だが、
演出家の大島さんの計らいで、
単なるコンサート照明も、光の明暗により、
人間の魂の浮き沈みを表現していく趣向。
素晴らしい業績と共に、
多くの方に歌い継いで頂きたいと思いながら聴くも、
電車の時間が迫り一路松本へ。

室内合奏団のリハーサルのあと、
団員の方3人と、練習後御飯に行き、
ビールを一口飲んだ途端粘膜が過剰反応。
突然鼻声と鼻水・・・。
東京に居てもキツイのだが、
地方に行くと、その空気のよさに、
花粉アレルギー症状は、一気に爆発するのである。
私以外は、皆涼しいお顔。
「へ~、辛いんですね~」ってな感じである。
東京では会う人会う人花粉症で、
半数くらいの方はこの時期鼻声なのに、
この時は、4人中およそ地元の3人は、
さらに涼しい顔で不思議がっている。

こんなに辛いのに・・。

次の日、朝起きると、、、いや、違う。
朝目が覚めたのは、鼻水が垂れたためだった。
洪水の夢か、海で足がつって溺れた夢だったか、
兎に角水関係の悪夢で、目がパッチリ覚めると、
洪水は鼻の中で、鼻水は器官に入りそうになり、
やっぱり溺れかけで起きたのだった。
それから延々と鼻をかむ、鼻をかむ。
午前中に小渕沢で打ち合わせがあり、
電車に飛乗るも、そこでも1時間鼻かみ。
新聞読みながら、鼻をかむ、鼻をかむ。
サンドゥッチ頬張りながら、鼻をかむ、鼻をかむ。
携帯から仕事のメールを打ちながら、
ひたすら、鼻をかむ、鼻をかむ、鼻をかむ。

小淵沢での打ち合わせは大した事無いのだが、
ずっと鼻声で、鼻をかむ、鼻をかむ、鼻を更にかむ。
この時も、私以外の方々は、「辛いんですね~」と、
いやはやどこいっても涼しそうだ。
おかしいな、東京は人口対して症状が出る人に比率、
とっても多いのかもしれない。
それにしても皆が羨ましい、私は朝から左手に
常にティッシュを握り締めている。

急ぎ、帰りの特急「あずさ」で2時間、
鼻をかみ、鼻をかむ、更に鼻をかむ。・・・。

東京で稽古、稽古のときも、
鼻をかむ、鼻をかむ、また更に鼻をかむ。

しかし、、、。
この水分は体のどこから来るのだろう??
1日で、200回は鼻をかんだに違いない。
でもまだ出るのである。
体中鼻水なのかもしれない。
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